導きの風
設定難しくて頭こんがらがります…。
……まさかこんなにひどいだなんて思わなかった。
かろうじて手に入れられた新しい情報はアネモネさんはどうやらすでに森にいるみたい。
アントスってよくわからないね。なんでこんなに嫌われてるんだろう。見たことないし、私だって今のところ普通の人間だから、イマイチ嫌われる理由がわからないや…。
考え事をしながら森を進んでるともう日も落ちてきたようだ。
暗くなってきちゃったし帰らないと………って待って、ここどこ⁉︎
どうしよう、また森で迷うなんて。ガラクシアスってなんか呪いでもかかってるの?
もーこんなのアントスよりガラクシアスの方が呪われてるよ〜。
どうしようか迷っていると、また後ろから声をかけられた。
「こんな時間にこんなところに人がいるなんて、珍しいですね。アステール様からのお導きでしょうか?」
アステール様からの導き…?こんなことを言う人に初めて会ったかも。
今まで会った人とは何か違うのかな。
よく姿を見ると大きな布に包まっているように見える。顔は、見えそうだが見えない。
ちょっと暗すぎるかも………。顔が見えないなんて。
「あぁ……。また道に迷ってちゃって。あなたは?」
「え?私ですか?私は……あ、採取をしてたんですよ!実は私薬作れるんです!どんな怪我も治せますよ!」
「へぇ〜すごい!でも薬は今はいらないかなぁ。
そうだ、私今泊まれるところを探していて。どっか知らないかな?」
「……………」
……あれ、また私変なこと言っちゃったかな⁉︎アントスに触れるようなことは言ってないし、もしかしてこんなところに来たのに泊まるなんて厚かましい⁉︎
でも彼女が言葉を詰まらせたのはそんなことではなかった。
「…泊まるところですか。そういえば小屋があったような気がします。
私も付き添います。今日は帰れそうにないですし、一緒に泊まってもいいですか?」
よ、かったぁ変なこと言っちゃったのかと思ったじゃん!
とはいえ知らない人と泊まるなんて初めてだ。
「ありがとう、一応名前聞いてもいい?なんて呼べばいいのかわからないしね。」
この瞬間、明らかに彼女が動揺したように見えた。
「えっ、名前です、か?名前ですか…。アドレモス……アドレモスと言います。」
「アドレモス…そっか。私はひいら。」
「ひいら?ってことはセイヨウヒイラギからですか?もしかして、アントスなんですか?」
その時まずいと思った。だってアントスだってバレちゃったんだから。
名前からバレるなんて思わなかったよ!ちょっと⁉︎説明不足なんじゃないの!あのアステール!!
「待ってください!別に私は気にしないですよ、そんなこと…。……もう日も落ちていますし。
そういえば知っていますか?ガラクシアスには不思議な風が吹いてるんです。
縁のある人同士を導いてくれる………。ふふ、きっと私たち似たもの同士ですね。」




