18
私達はテストが終わる度にいつも祈っている。
どうか、自分がテストの最低点を取らないように。て。
出来れば、今日も誰も怒られませんように。と。
そんなことを思いながら、今日も先生がテストを返している姿を見ていた。
やっぱり人が怒られている姿ってあまりいい気分がしないもん。
とか思っていたら、
「はぁ、高杉さん。またあなたの点数が最低点ですよ。」
また、花梨ちゃんが怒られている。
私、そんなに花梨ちゃんの点数が低い印象ないんだけどなー。
私も今回点数そんなに良くなかったし……。
花梨ちゃんどれくらいの点数なんだろ??
「花梨ちゃん。大丈夫?」
「麗華ちゃん。ありがとう。私の点数が良くなかったから……」
「点数が悪いとか関係ないよ。悪いぐらいでガタガタ言う先生が良くないよ。」
「麗華ちゃーん、」
「ちなみに何点でそんなこと言われているの?」
「麗華ちゃんは?」
うわ。でた。
質問返し。
質問返しされると、なんか答えないと行けない気がするから、嫌なんだよね。
「私76点だったよ。」
「え?」
物凄い怪訝な顔をされた。
なに?私変な事言った?
「私の点数82点だった……」
先生……。
最低点、花梨ちゃんじゃないがな。
私ですやんー!!
は! 思わず変な人格が乗り移ってしまった。
びっくりするよ。
最低点ってクラスの前で怒られていた人より、点数悪い人がいて、それが私です。なんて。
「え?なんで??
じゃあ、、花梨ちゃん怒られ損じゃん」
「ええー。」
これは、私一人では無理だ。
何とかしないと。
「雫ちゃん! 来て!」
「なにー?」
私はさっきの事情を説明する。
すると、冷めた目でじとーっと私の方を見て、
「やっぱりそうなんだ。
麗華ちゃんの点数と花梨ちゃんの点数だと、麗華ちゃんの方が良いなんてへんだなー。って思ってたの。」
と、あっけらかんと言われてしまった。
え? そんな、スパーっていう?
普通に考えて私の方が点数が悪いのって常識なのー?
もう、怒った!
とかやっている暇はなかった。
「で、どうしたい? それを知って。」
うーん。
先生にテストの点数ごときで怒るのやめて欲しいし、私より高い点数の子に怒るのやめて欲しい。




