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龍崎海人

私は普通の高校生活を送ってはいませんでした。

そう申しますと、厨二病のように聞こえるかもしれないが、決してそういう訳ではございません。


私の家は代々、六車家の執事になる家系でございました。そのため、中学校卒業と同時に執事になるための学校に留学しました。

執事の仕事は物凄くやりがいがあると、おじいさんは言ってます。

これから起こりそうなことを、全部考えて、それがスムーズに進むように取りしまるのだ。と。

しかも、それに加えて、人の感情も考えて物事の流れを見ていく必要がある。

やりがいしかないだろう?と。


まぁ、なんやかんやで高校を卒業して、あれよあれよとおじいさんのいる六車家の麗華お嬢様にも執事をつけたいということで、呼ばれて、日本にすぐ帰って来ました。


初めてあった時から、驚きの連続でした。

まず、顔を見た時に鼻血を出して倒れられました。

それ以降、あまり顔を見てもらえず、まだ馴染めて貰えてないと少し悲しい思いをしていました。

しかし、なんと、お嬢様の方から勉強を教えて欲しいと言われたのです。

私は嬉しくなりました。

頼ってもらえていると。

麗華お嬢様は、お勉強の方はあまり成績がよろしくありませんでしたが、毎日教えているうちにどんどんとテストの点数が高くなって参りました。


最近は可愛いプードルを、飼われてお世話を頑張って下さっています。

一緒に運動という名の散歩に行かれていて。


勉強も頑張られていて、運動も頑張られるなんて、なんて素敵なお嬢様なんでしょう!!



ガサガサ。


台所の方でなにかおとがなっている。

様子を見に行こう。


人影がある。

幽霊?


あ! 麗華お嬢様。

幽霊のように儚げだったから間違えただけで、決してお嬢様が幽霊みたいという訳ではないですからね。


「何されてるんですか?」


と声をかけるとビクッと驚かしてしまいました。


「えとね、怖い夢を見て、眠れなくなっちゃって……」


なんといじらしい。どんな夢なんでしょう?


「なんか、途中で女の子が来るんだけどね。

みんなその子のことが好きになって、私を追い出す夢」


そんな恐ろしい夢を見られたのですね。

私がお嬢様を必ずお守りします。

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