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眠れない。物凄く眠れない。

原因はわかり切っている。

お昼の保健室でのお昼寝タイムだ。

なんなんだろうね。保健室ってなんであんなにぐっすりと眠れるかなー。


起きた時には、もう既に授業間全部終わってしまっていた。

急いで帰ろうって思ったけれど、海人くんが迎えに来てくれていた。

学校の保健室で目が覚めたらイケメンがいるなんて……。

贅沢すぎる。

まぁ、私も凄い美少女だけどね。


そんなこんなでものすごく寝たから、ほんとうに夜に寝れなくなったんだ。


とか言ってるうちに寝れそう。

あー、夢と現実の狭間に居る感じがするー。






麗華ちゃん。わたし達ライバルとしてこれから切磋琢磨して行こうね。

いやだ。なんであんたなんかと。育ちが違いすぎるのに。


麗華ちゃん。お前がそんなことするなんて、見損なったぞ。

うるさい。私はまだあんなやつなんか認めてない。


麗華お嬢様。私はあなたにはもうお仕えすることは出来ません。

なんで。ずっと私と一緒にいてくれていたじゃん。


麗華ちゃん。私の大切なものを奪わないで。

私の大切なものは全部奪っていったくせに。自分のものを奪われた時だけ被害者ヅラしないでよ。


あんたもう辞めたら?

私はもう辞めれない。辞めたら私の居場所が本当になくなるじゃん。


麗華。君は次の六車家の跡継ぎになんてことをしたんだ。

だって本当の跡継ぎは私でしょ。なんであんなやつが跡継ぎになってるの。私がずっと跡継ぎって言ってたじゃん。


麗華。君をもうこの家に置いていけない。出ていけ!

そんなこと言うなんて。いいわ! 出ていく。止めたって遅いんだから。


こんな簡単なことも出来ないのかい! もうお前はクビだ。

だって私は六車家の跡継ぎとして育てられたんだもん。そんなこと出来るわけないでしょ。


あの人。お嬢様だったって言ってたよー。

本当のお嬢さまはこんなところ居ないでしょ。嘘に決まってる。もう、あの人と話したらだめだよ。

本当なのに。なんで誰も信じてくれないの?


は! 目が覚めてよかった。

こわー!

今見た夢って、ゲームの中の六車麗華のことだよね。

てことは、私の将来起こりそうなこと、だよね?

うわー。嫌すぎる。

普通にこんな夢を見たらもう眠れなくなっちゃうんだけど……。

飲み物飲みに行こう。

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