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第八話 誰も救えない魔王に、俺様が敗北の仕方を教えてやる

 空を覆う女神の影が、フィーネへ手を伸ばす。


 巨大な指が動くたび、首元の奴隷紋に刻まれた白い鎖が軋んだ。


《生贄の執行条件――異界魔王の敗北》


《執行準備を開始》


《障害排除のため、奴隷契約の強制破棄を開始します》


「誰が許可した」


 俺様は《王喰らい》を振り上げ、空から伸びる腕へ叩きつけた。


 黒い刀身から無数の顎が生まれる。


 顎は女神の指へ食らいつき、白い光を噛み砕いた。


 甲高い音が空を震わせる。


 女神の影が、わずかに揺らいだ。


《世界権限への干渉を確認》


《排除を実行》


 今度は俺様へ向かって、何本もの白い槍が降り注ぐ。


「ご主人様!」


 フィーネを抱えていたラウラが、《ギロティア》を振るった。


 白い槍の一本を打ち払う。


 だが、刃が触れた瞬間、ラウラの巨体が石橋の上を転がった。


「ぐっ……!」


「ラウラ!」


「問題ない!」


 ラウラはすぐに立ち上がる。


 両腕は震えていたが、《ギロティア》を手放してはいない。


「姫殿下には、指一本触れさせん!」


「俺様の台詞を取るな」


「貴様一人で守れる状況か!」


「守れる」


「その胸の傷を見てから言え!」


 包帯はすでに赤く染まりきっていた。


 傷口から流れた血が、腹を伝っている。


 確かに、少し血を流しすぎたらしい。


 だが立っている。


 剣も握っている。


 なら問題ない。


「ヴィオラ!」


 エレノアの声が飛ぶ。


「右から来ます!」


「分かってる!」


 ヴィオラが地面を蹴り、白い槍の前へ飛び出した。


 剣を三度振り、軌道を逸らす。


 弾かれた槍が石橋を貫き、巨大な穴を開けた。


「何なんだよ、あれ!」


「女神らしいぞ」


「女神って、もっと人を救うものじゃないのか!?」


「肩書だけで相手を信用するな」


「元勇者のお前が言うと説得力があるな!」


 ヴィオラは悪態をつきながら、次の槍を弾く。


「エレノア! ゼクトを治せ!」


「すでに治しています!」


 エレノアの治癒魔法が俺様の胸を包んでいる。


 傷口は少しずつ塞がっていたが、女神の白い光が降り注ぐたび、その速度が遅くなる。


「ご主人様……」


 フィーネが苦しそうに俺様を見る。


 奴隷紋を形作る白い鎖には、さらに亀裂が増えていた。


「私との契約が、切れてしまいます」


「切らせん」


「ですが、女神様が……」


「俺様とお前の契約に、あの女は関係ないだろ」


「その言い方では、私たちが結婚しているように聞こえます!」


「似たようなものだ」


「まったく違います!」


 まだ突っ込めるなら大丈夫そうだ。


 しかし、猶予は長くない。


 女神の力を《王喰らい》で喰っても、空から次々に補充される。


 美兎を倒さなければ、この攻撃は止まらない。


 だが美兎が敗北すれば、《終焉の生贄》が発動する。


 その前に奴隷契約を破壊されても、フィーネを守る盾がなくなる。


 つまり。


 美兎を倒す。


 フィーネを死なせない。


 女神も叩きのめす。


 三つとも同時にやればいい。


「簡単だな」


「どのあたりがだ!」


 皇蓮が叫んだ。


「美兎を倒せば、その子が死ぬんだぞ!」


「なら死ぬ前に助ける」


「方法を聞いている!」


「今から考える」


「何も考えていなかったのか!?」


「お前は先ほどから驚いてばかりだな」


「全部お前のせいだ!」


 皇蓮が剣を拾おうとする。


 その右手に刻まれた金色の紋章が、強く輝いた。


《異界魔王の完全覚醒を確認》


《守護対象を敵性個体へ再設定》


《異界勇者へ討伐命令を付与》


「ぐっ……!」


 皇蓮の手が、本人の意思に反して剣を握る。


 金色の光が腕を這い、全身を包んだ。


「何だ……これは……!」


 皇蓮の身体が、美兎へ向き直る。


 黒い剣の切っ先が、彼女の心臓へ向いた。


「やめろ!」


 皇蓮は左手で右腕を押さえようとする。


 だが止まらない。


「俺は、美兎を殺さない!」


《命令拒否を確認》


《精神制御を開始》


「ぐああっ!」


 皇蓮の金色の瞳から、感情が消えた。


 黒い剣を構え、美兎へ向かって踏み込む。


 美兎も黒い槍を生み出した。


 互いを殺すために作られた、勇者と魔王。


 世界が待ち望んだ筋書きどおり、二人の刃が交差しようとする。


「つまらん」


 俺様は二人の間へ割り込んだ。


 《王喰らい》で黒い剣と槍を同時に受け止める。


 衝撃で足元の石橋が砕けた。


 胸の傷が開き、口から血が溢れる。


「ご主人様!」


「来るな、フィーネ!」


 美兎の槍を蹴り飛ばす。


 返す刃で皇蓮の剣を弾き、その顔面を殴りつけた。


 皇蓮の身体が宙を舞う。


 だが倒れる前に金色の糸が身体を引き起こした。


《異界勇者》が皇蓮を操り、再び剣を構えさせる。


「ゼクト……」


 皇蓮の口から、かすかな声が漏れた。


「頼む……俺を、止めてくれ……」


「断る」


「なぜだ!」


「お前を止めても、その役割がある限り何度でも同じことになる」


 俺様は《王喰らい》を皇蓮へ向けた。


「だから寄越せ」


「何を……」


「お前の《異界勇者》だ」


 皇蓮の身体が強張る。


「美兎を守るための、俺の力だ!」


「今、その力で美兎を殺そうとしている奴が何を言っている」


「それでも……!」


「お前では美兎を救えなかった」


 皇蓮が歯を食いしばる。


 金色の糸に引かれた身体が、俺様へ斬りかかってきた。


 一撃を受ける。


 重い。


 先ほど戦ったときよりも、さらに力が増している。


《討伐対象への接近を阻害する個体を確認》


《障害――ゼクト・グランツ》


《排除補正を付与》


 金色の魔力が爆発した。


 俺様の身体が石橋の上を押し戻される。


「ご主人様!」


「手を出すな!」


 俺様は皇蓮の剣を押し返す。


「こいつには、自分の口で認めさせる」


「何をだ!」


 皇蓮が叫ぶ。


「お前の敗北だ」


「まだ、俺は負けていない!」


「ああ。だから美兎は助からない」


「黙れ!」


「お前は美兎を守ると言いながら、誰にも頼らなかった」


 皇蓮の剣が肩を切り裂く。


 構わず、拳を腹へ叩き込む。


「二人で逃げると言いながら、逃げる場所すら決めていなかった」


「黙れ!」


「挙げ句、女神からもらった力に操られ、惚れた女へ剣を向けている」


「黙れ!」


「今のお前は、何一つ守れていない」


 皇蓮の動きが止まった。


 背後では、美兎が再び槍を生み出している。


 赤黒い瞳に意思はない。


 それでも、槍を握る指はかすかに震えていた。


「認めろ、皇蓮」


「何を……」


「お前一人では、美兎を救えなかった」


「俺は……」


「負けたなら、ほかの奴に頼れ」


「俺が諦めたら、誰が美兎を守る!」


「諦めろとは言っていない」


 俺様は皇蓮の胸倉をつかんだ。


「一人で勝つことをやめろと言っている」


 皇蓮の目から、金色の光がわずかに消える。


「俺様に負けろ」


「……」


「お前ができなかったことは、俺様がやる」


「もし……失敗したら」


「しない」


「保証はどこにある」


「俺様が保証だ」


「本当に、滅茶苦茶な男だな……」


「今ごろ分かったのか?」


 皇蓮の口元が、わずかに歪んだ。


 笑ったのかもしれない。


 あるいは、泣きそうになっただけか。


 やがて皇蓮は、握っていた黒い剣を手放した。


 剣が石橋へ落ちる。


「俺一人では、美兎を救えなかった」


 金色の糸が、皇蓮の身体を無理やり動かそうとする。


 それでも皇蓮は抵抗せず、俺様を見た。


「俺の負けだ、ゼクト」


《対象が敗北を承認しました》


《勝利条件達成》


《対象の役割――異界勇者》


《役割を接収しますか?》


「もらうぞ」


《役割――異界勇者》


《接収完了》


 皇蓮の右手から、金色の紋章が消えた。


 同時に、俺様の左手へ紋章が浮かび上がる。


 金色の糸がすべて切れ、皇蓮の身体が崩れ落ちた。


《役割――異界勇者》


《対となる異界魔王の討伐を要請》


《強制執行を開始――》


「黙っていろ」


《勝者権限を行使》


《役割――異界勇者》


《封印を実行》


 左手の金色の紋章へ、黒い鎖が巻きついた。


《異界勇者》の光が消える。


 空を覆う女神の影が、大きく揺れた。


《筋書きからの逸脱を確認》


《異界勇者の応答なし》


《予備補正を――》


「遅い」


 俺様は《王喰らい》を振るった。


 皇蓮から伸びていた最後の金色の糸を、黒い刃が喰いちぎる。


 糸の先にあった女神の指へ、亀裂が走った。


 空から、声にならない絶叫が響く。


「皇蓮!」


 俺様は倒れている男の背中を蹴った。


「いつまで寝ている。女を迎えに行くんだろ」


「蹴って起こすな!」


 皇蓮がよろめきながら立ち上がる。


 役割を失った身体からは、先ほどまでの力が消えていた。


 ただの人間。


 剣も持っていない。


 それでも皇蓮は、美兎へ向かって歩き始めた。


「来ないで!」


 美兎の口から、初めて明確な声が上がった。


 赤黒い瞳から涙が落ちる。


「れん、来ちゃ駄目!」


 黒い槍が皇蓮へ向けられる。


 だが皇蓮は止まらない。


「今度は俺を操っている力はない」


「私が、あなたを殺しちゃう!」


「それでも行く」


「どうして!」


「迎えに来たからだ」


 美兎の腕が震える。


 その背後から、黒い糸が無数に伸びていた。


 空に浮かぶ女神の影と、美兎をつなぐ糸。


 糸が彼女の手足へ絡みつき、槍を突き出させようとしている。


「ヴィオラ!」


「分かってる!」


 ヴィオラが黒い糸を剣で弾く。


「ラウラ!」


「貴様に命令されるのは癪だが、今だけだ!」


 《ギロティア》が振り抜かれ、別の糸を断つ。


 だが、切った端から新しい糸が生まれていく。


「ケルベロス!」


『我らには命令するのか!』


「三つも口があるなら、糸くらい噛み切れるだろ」


『我らの牙を鋏のように扱うな!』


『合理的ではある』


『姫様を守るためならば、問題ありません』


『また二対一か!』


 ケルベロスが宙を駆け、三つの頭で次々に糸へ噛みついた。


「フィーネ!」


「はい!」


「俺様を守れ」


 フィーネが目を見開く。


 すぐに、自分の胸へ手を当てた。


「《不落城主》へ命じます!」


 青白い紋章が輝く。


「この方を、決して倒れさせないでください!」


 俺様の全身が青白い光に包まれた。


 開いた傷が塞がったわけではない。


 失った血も戻らない。


 それでも両脚へ力が戻る。


 北方砦から遠く離れていても、城主であるフィーネが俺様を城壁と認めたらしい。


「ご主人様!」


「ああ」


「必ず、戻ってきてください」


「俺様に命令するな」


「お願いです!」


「なら聞いてやる」


 地面を蹴る。


 美兎へ迫りながら、《王喰らい》を大きく振りかぶった。


 狙うのは美兎ではない。


 彼女と女神をつなぐ、無数の黒い糸。


《王喰らい》の刀身が裂け、巨大な顎へ変わる。


「全部喰え!」


 顎が閉じた。


 黒い糸がまとめて食いちぎられる。


 魔王城の上空に亀裂が走り、女神の影が大きく歪んだ。


《世界権限との接続に異常》


《異界魔王への制御率低下》


《再接続を開始》


「させるか!」


 《王喰らい》を回転させ、残った糸を次々に断つ。


 一本。


 二本。


 十本。


 百本。


 刃が欠けても、顎が砕けても、《王喰らい》は歓喜するように女神の力を喰らい続けた。


 最後の一本を噛み切る。


 美兎の身体から、黒い魔力が爆発した。


「きゃあああっ!」


「美兎!」


 皇蓮が駆け寄り、倒れかけた美兎を抱き止める。


 黒い槍が石橋へ落ちて砕けた。


 額の角。


 六枚の翼。


 赤黒い瞳。


 魔王の姿は残っている。


 だが、その目には少女の意思が戻っていた。


「れん……?」


「ああ。俺だ」


「どうして……」


「迎えに来た」


 皇蓮が美兎を強く抱き締める。


「遅くなってごめん」


「馬鹿……」


 美兎の手が、皇蓮の背中へ回る。


「本当に、馬鹿……逃げてって言ったのに……」


「それは聞けない」


「死んじゃうかもしれなかったんだよ」


「一人にするよりはいい」


「よくないよ……!」


 美兎が皇蓮の胸へ顔を押しつける。


 泣き声が漏れた。


 悪くない再会だ。


 だが、まだ終わっていない。


《異界魔王への再接続を実行》


 空に残った女神の影が、再び手を伸ばす。


 黒い文字が美兎の周囲へ溢れ出した。


《役割保有者の抵抗を確認》


《人格侵食を再開》


「嫌……」


 美兎の翼が大きく広がる。


 皇蓮を抱いていた腕が、再び黒く染まり始めた。


「もう嫌!」


 美兎が叫ぶ。


「誰も傷つけたくない! れんも、ラウラさんたちも、魔族のみんなも……フィーネちゃんも!」


 魔力が暴走し、石橋に亀裂が広がる。


「だったら負けろ」


 俺様は二人の前へ立った。


「……え?」


「お前は魔王として、全員を守ろうとした」


 美兎の涙に濡れた顔が、俺様へ向く。


「でも、守れなかった」


「私は……」


「皇蓮へ槍を向けた。魔族の兵を操った。フィーネを生贄にしようとしている」


「違う!」


 美兎が首を振る。


「私がやりたかったことじゃない!」


「ああ。知っている」


「なら、どうして……!」


「お前が弱いから守れなかったんじゃない」


 俺様は《王喰らい》を肩へ担いだ。


「最初から、誰も守れない役を押しつけられていただけだ」


 美兎が息を呑む。


「《異界魔王》である限り、お前は皇蓮を殺す。魔族を壊す。フィーネを死なせる。お前がどれほど拒んでも、世界がそうさせる」


「そんな……」


「だから、その役を俺様に寄越せ」


「でも、私が魔王をやめたら……」


「お前には何が残る?」


 美兎が皇蓮を見る。


 皇蓮は何も言わず、彼女の手を握った。


「……一ノ瀬美兎」


「ほかには?」


「皇蓮の、恋人」


「それで十分だろ」


 美兎の瞳から、新しい涙が落ちた。


「でも、負けたら……フィーネちゃんが……」


「死なせない」


「どうやって?」


「俺様だからだ」


「答えになってないよ……」


「同じことを言う奴が多いな」


 美兎が涙を流したまま、かすかに笑った。


「変な人……」


「知っている」


「自分で言うんだ」


「美人に言われたことは覚えておく主義だ」


「こんなときまで口説くな!」


 皇蓮が怒鳴った。


 美兎が、今度こそはっきり笑う。


 その笑顔は、通信水晶で初めて見た少女のものだった。


「私、守りたかった」


「ああ」


「れんも、みんなも」


「ああ」


「でも、私一人じゃ……誰も守れなかった」


 美兎は皇蓮の手を握ったまま、俺様を見つめた。


「私の負けです」


 空に浮かぶ女神の影が激しく揺れる。


《敗北宣言を阻止――》


「もう遅い」


「ゼクトさん」


 美兎が告げる。


「みんなを、助けてください」


《対象が敗北を承認しました》


《勝利条件達成》


《対象の役割――異界魔王》


《役割を接収しますか?》


「当然だ」


《役割――異界魔王》


《接収完了》


 美兎の胸元から、黒い紋章が浮かび上がった。


 紋章が俺様の左手へ飛び込み、皮膚へ焼きつく。


 全身を、膨大な魔力が駆け巡った。


 魔王城が大きく揺れる。


 美兎の角が消えた。


 六枚の翼が黒い羽となって散り、赤黒かった瞳が穏やかな茶色へ戻っていく。


「美兎!」


 皇蓮が倒れた美兎を抱き上げる。


「れん……」


「ああ」


「ただいま」


「……おかえり」


 魔王は消えた。


 一ノ瀬美兎は、生きている。


 その瞬間。


 背後から、何かが砕ける音がした。


「姫殿下?」


 ラウラの震える声。


 振り返る。


 フィーネの首元にあった奴隷紋が、粉々に砕けていた。


《異界魔王の敗北を確認》


《執行条件達成》


《役割――終焉の生贄》


《生贄の執行を開始します》


 フィーネの小さな身体が、白い光に包まれる。


 指先から、光の粒へ変わり始めていた。


「ご主人、様……?」


 フィーネが自分の手を見る。


 透けた指の向こうに、黒い石橋が見えた。


「これは……」


「フィーネ!」


 俺様は彼女へ駆け寄り、その身体を抱き止める。


 軽い。


 あまりにも軽すぎる。


「ご主人様」


 フィーネは不思議そうに、俺様の頬へ触れた。


 その手が崩れ、白い光となって空へ昇っていく。


「申し訳、ございません」


「なぜ謝る」


「せっかく、戻ってくると約束してくださったのに……」


「俺様は戻った」


「はい」


 フィーネが柔らかく微笑む。


「ですから、私もお迎えしたかったのですが……」


「勝手に別れの挨拶を始めるな」


「ですが、もう身体が……」


「フィーネ」


 俺様は消えかけた彼女の手を握る。


「俺様に負けたと認めろ」


「え……?」


「お前の《終焉の生贄》を奪う」


 空に浮かぶ女神の影が、フィーネを引き上げようとする。


 白い光がさらに強くなる。


「急げ」


「ですが、それではご主人様が!」


「俺様の心配をするな」


「できません!」


「なら、俺様を信じろ」


 フィーネの瞳が、大きく揺れた。


「お前の命ごと、その役割を俺様が奪う」


 俺様は崩れていく少女を、強く抱き締める。


「さあ、認めろ。フィーネ」


 白い光の中で、フィーネが口を開いた。

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