10.────脚本を描いたからね
乃亜をおぶったまま風魔法で空を飛んで移動すること約二分で乃亜の住んでいたアパート前に着陸した。
「よし、降りて。••••••どうした?降りないの?」
「ハッハッハァァ••••••、は、速すぎて、ちょっと気持ち悪い。ウップ、」
「あー悪い。落ちなければ良いやとだけ考えてた」
こちらの配慮不足を反省しつつおぶった状態のままで階段を登って部屋の前にたどり着く。
そして当然のこととして、流石に他所様の扉をぶち壊すわけにもいかないから鍵がいる。
「乃亜、鍵出して」
「え?あ、学校の校庭に投げ出したまま••••••」
••••••マジか。
どうやら最初の青い翼が生えた魔人に首を絞められてた時に取りこぼしてそのままだったらしい。
あんなにイイ感じの別れ方をしたというのにまた戻らないといけないとは。
「しゃーないな。俺が取ってくるよ」
それだけ言って俺は乃亜を廊下に降ろしてからすぐに手すりを跳び越し、二階から飛び降りて着地前に風魔法で浮遊する。
たが移動前に護衛を引き継がないといけなかったため、乃亜のすぐ背後でバレないように立ってコッソリ両手の人差し指で乃亜の頭に角を作って遊んでいた俺の部下に声をかけておく。
「じゃあラグナ。一時任せるぞ」
「はいはーい。行ってらっしゃーいジェス様ぁ」
「わひゃあぁぁぁぁーーーー!?」
飛ぶ直前に乃亜が驚き過ぎて手すりから落ちそうになっていたがラグナがいるなら大丈夫だろう。
乃亜を担いでなかったため三十秒で学校に着いた。
だが校庭に着いても目的の鞄は転がっていなかった。
「や、おかえり。三分ぶりくらいかな」
「うっっわ」と声に出そうになった。
「思いっきり出てるよ」
「一番会いたくなかった奴に会っちまったよ。友弦は?」
「生徒はみんな体育館に集められてるよ。人数が欠けていないか確かめるためにね。広さ的にはグラウンドに集合がセオリーだろうけど、何処かの誰かさんが暴れまくったせいでベコベコになってるからね」
確かにあんなに身近で暴れていたら数人は巻き込まれている事を考えるのも自然だろう。
それが事実ではあるんだが、
「明らかに俺だけを標的にしたような発言に聞こえるんだが?」
「さぁ、気のせいじゃない?」
と両手を上げてはぐらかしてきた。
本当に掴みどころが無い奴だ。
「ほら、お探し物はコレかな。誰かが回収して探す手間が増えちゃうよりずっとマシでしょ。あぁ大丈夫、中身は見てないよ。そのくらいの配慮はちゃんとするよ」
「ハハ、良かったな。お前がそこまで人の弱みに関心を持ってたらここで絶縁を言い渡してたとこだった」
「おぉ怖いね」
流石に絶縁は冗談だが、この男ならそのくらいやっていてもおかしくないとは思っていた。
そのくらい観斗はサイコパス気質が高い。
観斗は鞄を手渡しで俺に預けて自分も体育館に向かおうとする。
「それじゃあ今度こそさようならだね。どうせ君はこれから面倒臭いことになるから当分の間会いにくる事は出来なくなるだろうけど」
「へぇ。分かる?」
「分かるよ。君は今から巻き込まれに行く。そういう────」
「おーい!!!観斗ぉぉぉ!!!早く来ーーい!!!!!」
顔をしている、と繋げられそうな台詞の時に、友弦の馬鹿デカい声がこの学校で言う体育館の方向から聞こえた。
「観斗を探して来いって言われたけど面倒臭かったから大声で呼んだってとかじゃないか?」
「そうだろうね。困ったなぁ。これじゃあお子様が迷子になった時のアナウンスみたいだ」
それ自体かなり黒歴史になる程の恥ずかしい出来事のはずだがヘラヘラと面白い体験が出来たと言わんばかりに笑っていた。
やることなすこと全てが色褪せて見えている。少なくとも俺が初めて二守観斗という人物に会った時から思っている印象だ。以前がどうだったかは知る由も無いが。
「今度こそさようならだね」
「ああ、早く行ってやれ。サボり魔」
実際に友弦によると授業中にラノベをこそこそと呼んでいるらしいし間違ってはないだろう。
「君こそ恋バナが出来るくらいには成長してきてね。バイバイ、独りよがりの正義さん」
そう言い残してジョギングするかのように立ち去って行った。
それにしても、『独りよがりの正義』か。
「フッハハ。相変わらず、最っ高に的確な皮肉だよ」
何一つ間違いの無く、今の俺がしている事を、たった一言に全てを含ませてみせたセンスに素直に感服してしまい笑いが抑えられなくなった。
*****
笑いを抑え切れた後で俺は空を飛んで乃亜の部屋の前に着いた。
ここを発って約五分くらいだと思う。
だが既に二人は居なくなったのかと思ったが、どうやらわちゃわちゃしてるのが遠く聞こえてきたため、部屋の中にいるのだと分かった。
(••••••まぁ確かに物質生成で鍵を複製すればそれで良かったな。いやでも結局スマホが無いとかになってたから変わらないか)
とはいえそれを思いつかなかった自らの失念を反省する必要があると感じた。
無断で入るのもどうかと思ったので念の為ノックをしようとするがその前に中から色々聞こえてきた。
「おー、この下着可愛いねぇ。猫の顔のイラストがどーんと張ってあってぇ」
「ちょっ!?ラグナちゃん!?何勝手に私の下着入れ漁ってるの!あと声が大きい!お隣さんに聞かれていたらどうしてくれるの!」
「大丈夫だよぉ。どうせ聞かれてたって明日以降に顔を合わせることも無いからどんな恥さらしても無敵状態だよぉ」
「そういう問題じゃない!そ、それにジェスとかが聞き耳立ててるかもしれないし!この後すぐまた会うんだよ!」
「おやぁ、こっちは熊さんだぁ。可愛いぃ」
「人の話聞いてる!?」
何やら荷作りに苦労しているようだが取り敢えず入るべきではないのは分かる。
早速ラグナと打ち解けてきていそうだし今後も任せておいて生活に問題が出る心配も無いだろう。
(となると、暇だな)
ならばと趣味のライトノベルでも読み進めておこうと思い、死神の衣装を脱ぎ捨てて亜空間を出現させてそこに放り込み、入れ替わりでライトノベルを取り出す。
それと必要なくなった制服をいつまでも着るのもかさばってかったるいので、外ではあるが周りに誰も目も無いことを確認した後にそれも押し込んでいつものを取り出して身につける。
「うん、やっぱりコレが一番着心地が良いな」
今新たに着たのは、自分の物質創造で端から端までこだわって作った衣服だ。
深緑の長袖シャツの上に黒のフード付きパーカーを羽織り、ジャージ風のズボンを履いている。
靴は靴紐付きのスニーカーだ。
着替えたところで手すりに座ってラノベ鑑賞をして時間を潰していこう。
「時間があるならあちらの方も連れて来れば良いでしょう」
「──ッ!アルか」
俺の感知を掻い潜ってここまで来たのか、アパートの屋根の上に立っていた。目線は合っていないが声色から面倒臭さが伝わってくる。
••••••いや違うな。
「マジでいつの間にいたんだ?」
「最初からですよ。気が緩んでいたせいで感知に使った空間魔法がガサツになるようでは雑魚同然ですね」
「絶対に嘘だな。さっきまで居なかったのは確実だ。大方、感知の範囲外から大気中の水蒸気を操って作った幻の所に風で声を送って来たんだろ?」
「フフフ。ワタシの言葉を鵜呑みにせずに冷静に現状を自ら分析して判断を出せるのなら結構です」
感知の範囲を普段必要無い程まで拡大して本体のアルの居場所を特定して、こちらからも風で声を送ることで遠距離からの会話を成り立たせる。
アルが投影された自身の姿を消して本体がここに来るのを待つ。
余談だが、風で音を送るというのはかなり高い技術が求められるためこんな会話の仕方は基本的に行われるものではない。遠くに送る程音の大きさ、つまり音源から聞こえる音の範囲が小さくなるし、これは全方向に広がるはずの声を極細の直線に絞ることで可能にしている。
あまり使われない理由はココにある。
数キロ先の存在にはまず聞き取ることが出来なくなるし、大前提その場所を特定しないことには意味が無い。
今、俺とアルが数百メートル離れて実践したが、こんなことが出来る存在はまず限られる。
出来る時点で強さを過大に評価してしまうかもしれない程である。
それから程なくしてアル本人が目の前に現れた。
「一部始終をずっと遠くで見ていたのか?」
「ええ。それしかする事も無いので。暇なので同時進行して早い内に帰りるとしましょう」
「無理だって。結構綺麗に入ったんだぞ。流石にそんな直ぐに起きれるはずないだろ。誘いに行くとしても夕方以降だ」
「攫えばいいではないですか」
「人権って知ってる?」
「貴方がそれを言いますか?」
流石にアルの目は鋭い。
どうやら俺が乃亜を誘うときに考えていたことが透かされているようだ。
「もし彼女の答えが拒否であったのなら、精神を掌握してでも連れて行くつもりだったでしょう?」
「さぁな」
その通りだった。
だが絶対に連れて行くと決めていただけで精神の掌握は最後の手段としてあったことは間違いない。
正直なところ、内心焦りながら説得していた。
優先順位はつけるが全てを蔑ろにしてでも実行する訳では無い。絶対に手に入れたいものへ辿り着くまでに、拾っていけるものは拾う。そうで無いものは、見捨てるか踏み潰すだけだ。
「幸い乃亜は俺の事を気に入ってくれているらしいし、思う存分使わせてもらうとしよう」
またあの暮らしを手に出来るのなら、乃亜の命なんざどうでもいい。
俺は最も大切なものを守る為なら、その次に大切なものを切り捨てる。その覚悟はこの男に見つかった時から変わらず魂に刻んでいる。
他人の命が無くなるほうが良い結果になるというのなら、喜んで差し出そう。
アルネーブは、自分が悪い意味で周りとは違うと自覚している。
だがそんな自分よりも狂っている主の目を見てしまうと、歓喜に震えて込み上げる笑みを抑えることに尽くすしかなかった。
(やはりこの方は、いづれ私が臨む障壁になりうる)
アルネーブは長らく望んでいるのだ。
遠い昔から"マナグラノス"という世界で己の研鑽に費やした時にも苦難に当たる事無く技量を身につけるだけの退屈な時間だった。
何故か?
それは自身が早々に解を出していた。
端的に言えば、指標がなく虚無感だけがある。アイツに勝ちたい、コイツを殺したいという終点が。
即ち、飢えているのだ。
自らが再び挑戦者として闘わなければならないほどの、勝ち目が無いと思えるほどの圧倒的強者の存在に。
*****
《ジェスが乃亜を置いていった直後から》
私は今、何故か手すりから完全にずり落ているところを足を掴まれていることで支えられている。
「相も変わらず危ないじゃないですかぁ。もっと自分の扱いに気を付かってくださいよぉ」
「••••••先ず貴女がジェスの知り合いということは分かりましたよ」
以前のジェスと全く同じ発言をしている。
だがこれに関してはリアクションが大きい私よりも驚かそうとする方が全面的に悪いだろう。
そうに決まってる。
短い会話の後、私の体は軽々と持ち上げられて元の場所に戻ることが出来た。
それにしても最近の私は物理的に地に足がつかないことが多過ぎないだろうか。
「えぇっと、名前なんでしたっけ?」
ジェスがこの人の名前を呼んでいた気がするが直ぐに消し飛ばされたせいで記憶できていなかった。
「あーし、ラグナっていうんですよぉ。よろしっくっすぅ」
ラグナか。言われてみればさっきジェスが呼んでいた名前がそれだったなと納得できた。
初対面から柔らかいという印象を受ける女性だ。
眩しい赤色の髪は左側だけ編まれていて、つぶらな赤い瞳は光源のように少し光を帯びているように感じる。
身長はジェスと同じくらいだろうか。
だが今それよりも気になるのが二つある。
「念の為に聞きますけど、いつから私の近くにいました?」
この人はさっき私が手すりから落ちかけた時に「相変わらず」という発言をしている。つまり最低でも昨日には私が観れる場所にいたことになるのだ。
「んーとぉ、確か乃亜さんとジェス様が初めて会った日じゃないですかぁ?その場にはいなかったけど、ここまで尾行してくる前に『さっき会ったばかりだけどあの女の子を追いかけてくれ』って言われたんだぁ」
なるほど、ジェスが言ってた私の住所を特定するのには知り合いを友人を頼ったと聞いた。
その友人がこのラグナという女性なのだろう。
それともう一つ
「その背中の大きいのってもしかして───」
「あぁ、これぇ?翼だよぉ。大枠で言えば翼人種ってのに当たるのぉ」
レプリカではないだろう。狭い場所が苦手なのか先程から身をよじらせるように少し動いている。
••••••わあぁ☆
私も手をわきわきさせながら初対面の人に詰め寄るのは始めての経験だ。
「モフりたい」
「いいけどよだれ出てるよぉ。先ず部屋に入れてもらえるかなぁ」
「あ、ごめん。今鍵がなくて」
「んぅ、無いならこうすれいいんじゃないかなぁ?」
そう言って鍵穴に人差し指を近づけると、指が炎に変わった。そして実態のないそれを鍵穴に差し込んで手を回すとガチャ、といつも通りの鍵が開く音がした。
「え、どうやって?ていうか何で指が燃えて、えぇ?」
「あーしの種族はもっと正確に言えば炎霊鳥っていうのぉ。だから寧ろ炎を抑えているのが今の状態なんだぁ」
成程、炎に変化したアレは「抑制を解放した」というのが正しいということなのだろうか。
「というかジェス様なら物質生成で鍵穴に合わせて鍵を複製できたんじゃないかなぁ?」
••••••ジェスのドジ具合を再認識出来た。
それから私の部屋にラグナを入れて翼のモフモフを堪能させて貰った。
三分後
圧巻の触り心地だった。よくネットにある『吸う』というやつも体験させて貰った。
至高とはこういうことを言うのか、とさえ思わされる程に幸せな時間だった。
そもそも私は動物が好きでペットを飼うことにも憧れがあった。しかし一人暮らしをしていることに加えて金銭的にもそんな余裕は微塵も無かったため、動画で愛らしさを噛み締めていいないいなぁと思いながら眺めていた。
そんな私が好き放題触らせてあげるなんて言われたらそれはもう今までやりたかったと思っていたことを全部爆発させるに決まっている。
と思っていたら現実になって有頂天というのが今の私だ。
ジェスに着いて行く理由としてこの人に会えるだけで充分かもしれないと邪な考えが頭をよぎった。
私がソファで寝そべって昇天している間にラグナは部屋の中を興味津々に物色していた。
恐らくジェスと同様に異世界からやって来ているからこちらの家具一つ一つが新鮮なのだろう。
だが──下着を入れてらところを物色し始めたところで流石に私の意識が覚醒した。
あそこは少々黒歴史になる可能性を秘めている。
「ラグナちゃんストップ!」
「おー、この下着可愛いねぇ。猫の顔のイラストがどーんと張ってあってぇ」
くうぅ、と呻めき声が溢れ出た。
実のところ私はここ二年程背丈が殆ど変わっていないのだ。だから中学の時に安いという理由だけのノリで買ってしまったセットを使い続けているのだ。
だが帰った後でなんて恥ずかしい買い物をしたんだと悶えて枕に顔を埋めて叫んだという笑える話だ。
流石に学校で身につけることは無かったが休日のときは例外だったためまだ捨てずにいたのだ。
そもそもバレるはず無いし。と思っていた。
「ちょっ!?ラグナちゃん!?何勝手に私の下着入れ漁ってるの!あと声が大きい!お隣さんに聞かれていたら困るからやめて!」
「大丈夫だよぉ。どうせ聞かれてたって明日以降に顔を合わせることも無いからどんな恥さらしても無敵状態だよぉ」
無敵どころか大ダメージだ。
「そういう問題じゃない!そ、それにジェスとかが聞き耳立ててるかもしれないし!この後すぐまた会うんだよ!」
本当にこの会話を聞かれていたらそれこそ「お嫁に行けない」とかいうやつだ。
••••••そんなことを考えるのも早過ぎるという話ではあるが。
「おやぁ、こっちは熊さんだぁ。可愛いぃ」
「人の話聞いてる!?」
それから止まることを知らず、飲み物以外何も入っていない冷蔵庫と対照的に棚の中には大量のインスタント食品を明らかにされた。
最早荷造りを始めたのは一時間が過ぎていてからである。
「持って行かないで良いものから考えていっていいよぉ。厳選しなくてもこの部屋よりは広い部屋を取ってくれると思うからぁ」
「え、じゃあこの棚とかは?」
「一軒家よりも小さかったら何でも大丈夫だよぉ。あぁでも冷蔵庫は要らないかなぁ。あっちでは魔力を動力源にしているから電気で動かすのは無理だねぇ。でも殆どおんなじのを用意できるから大丈夫だよぉ」
発言からするに、電気で冷やすのではなく魔力で冷やす機能になっているのだろう。
その理屈でいくと電化製品系は全部アウトだろう。
「小物は一箇所纏めて置いてぇ。魔法でまとめて運べるからぁ」
「はーい」
そのあとは特に何事も無く荷造りが完了していった。元々備え付けで設置してあった物や家電製品はそのまま置いておくとして、必要な物をリビングに集めていく。
食品は••••••恥ずかしいので下着同様袋に入れて隠して持っていこう。
どのみち露呈することになる気もするが。
「ふーい。そろそろ大丈夫そぉ?」
「うん。いつでも行けると思うよ。ジェスを読んでこなくちゃ」
「分かったぁ。あーしはここにいるぅ」
そう言ってラグナは持って行く予定があるソファにダイブしていた。
私はソレを可愛い大型犬くらいに見てから、玄関の扉を開ける。
するとそこにはこちらに背を向けて手すりに座っているジェスがいた。
「ジェス、荷造りは終わったからいつでも行けるよ」
声をかけるとジェスの背中越しに本をたたむ音がした後、座ったままこちらに向き直った。
「そうか、随分時間かかったな。まぁ時間的には丁度いいくらいだったけど。それとこの鞄ね。スマホはあっちじゃ圏外になるけど一応持っておいてね。スマホを落としただけなのにとか嫌でしょ?」
「タイトルそのままじゃん。鞄取ってきてくれてたんだったね。ありがとう」
確かに鍵だけじゃなくスマホも同時に置き忘れていたから結果的にジェスのドジは無駄じゃなかった。
「それじゃあ次行きたいからちょっとついてきてくれ」
「─?、次って?」
「勧誘二人目」
ジェスはそう言うと、行き先を伝えないまま私を先導して歩き出した。
ラグナが鍵を開けたトリック。
指を炎化させて鍵穴に合うように部分的に実体化させています。
次話は過去編からスタートします。




