表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
18/42

巨大トカゲの輸出!?バスカラの「守護霊トカゲ」牧場と、テレビ出演による伝説の恥さらし

読者の皆様、こんにちは!


蚊の佃煮で村の平和(?)を守ったのも束の間、バスカラの商魂は止まりません。今度はまさかの「ヤモリ」!?

しかも、ただのヤモリじゃない……。バスカラが作り出した「肥満ヤモリ」と、彼のイタすぎるナルシスト全開なテレビ出演をお楽しみください。


それでは、スカマジュ村史上、最も恥ずかしい(?)一日が始まります!


夜になると、バスカラの小屋は突然「カチ、カチ」という音で賑やかになった。リビングからバスルームまで、壁の至るところに栄養失調でガリガリに痩せたヤモリたちがへばりついている。


無理もない。彼らのエサは、バスカラのせいで村人たちの胃袋の中で「佃煮」になってしまったのだから。


「テム、見てみろよ。ヤモリたちがデモを起こしてるぞ。お前に給料を払わなくてベルトを買ってやれなかった時の、お前の情けない顔にそっくりだな」壁の上のヤモリを観察しながら、カラがからかう。


[それはあなたが食物連鎖を破壊したからですよ、負け組! 爬虫類界に大飢饉を引き起こしたんです。あなたの罪の残高が枝分かれして増えてますよ! 動物保護規則違反です、責任を取ってください!]


「落ち着けよテム、楽しもうぜ。そんな怒るなって。新しいビジネスを思いついたんだ。このまま死なせるより、『国際ヤモリ博物館』を作ろうぜ! 海外輸出もするんだ。乾燥ヤモリって高く売れるらしいぞ!」バスカラはビジネスマン気取りの顔で語るが、システムは冷ややかな目を向けるだけだ。


バスカラは何も言わずに、大量の「養殖」を始めた。


エサに蚊をやるわけにはいかない(絶滅したからだ)。代わりに昨日揚げた佃煮の余った米粉を与えた結果、ヤモリたちは健康的になるどころか、歩くたびに腹を引きずるほどの肥満体になってしまった。一体どうやって一匹ずつ手でエサをあげているのか、暇人にもほどがある。


噂はすぐに村中に広まった。蚊の像で盛り上がっていたスカマジュ村は、今やヤモリで溢れかえる小屋の話題で持ちきりだ。特にニャイ・マングドゥドをはじめとする村の主婦たちは、ヤモリを少し見ただけでセール会場のバーゲンセールかのように大騒ぎする。……落ち着け、あれはコモドドラゴンじゃない、ただのヤモリだぞ。


「マス・カラァァ!! 壁にワニみたいなサイズのヤモリがいるんだけど、一体どういうことよ?!」ニャイ・マングドゥドが悲鳴を上げてテーブルの上に飛び乗った。


彼女は好きな彼のために差し入れを持ってきていたのだが、中に入った瞬間パニックになり、持っていた料理(実はケータリングの残り物)を窓から放り投げてしまった。いつもの見栄っ張りである。


バスカラはナルシスト全開で、サングラスをかけて外へ出た。


「落ち着けニャイ。あれは普通のヤモリじゃない。『守護霊コダムヤモリ』という独自の品種だ。ここはスカマジュ村の輸出博物館なんだ! 写真を撮るなら5000ルピア、輸出については代理人のエルまで頼む!」バスカラが指差した先では、弟のエル(クルエル)が竹の籠を準備させられていた。


「兄さん、このヤモリを中国に送って本当に売れるの? それとも僕らが叩き出されるのかな?」


「売れるさ、エル! 俺を信じろ! これは健康サプリ『ハッピー爬虫類エキス』って名前にするんだ」


[システム:もう無理です。私のホストは完全に正気を失いました。蚊の佃煮から肥満ヤモリの輸出まで……世界はもう終わりです。仕事に頭なんて使わない方が精神衛生上いいですね]


(お前が考えたことなんてあったか? ないだろ)


システムは、カラを冷ややかに見つめた。


カラは気にしない。それどころか、博物館に来る村人たちに新しいクイズを出すのが日課になっていた。


「おばちゃんたち、ヤモリが頭の上に落ちてくる理由を知ってるか?」


「知らないわ、キ・カラ。何なの?」


「それはね、心の上に落ちてきたら『恋に落ちた』ってことだからさ! なんちゃって!」


さっきまでテーブルの上で怯えていたニャイ・マングドゥドは、その言葉を聞いて飛び降り、カラに抱きついた。バスカラは冗談で言っただけなのに。


「あらん、マス・カラったら! ヤモリは怖いけど、あなたの心に落ちるなら大歓迎よ!」

バスカラは思わず生唾を飲み込んだ。


(自分でジョークを言って、自分で鳥肌が立つとは……)


翌朝、スカマジュ村は大渋滞に陥った。建設パレードではない。「シレット・シリットTV」と書かれた巨大アンテナ付きの車が、小屋の前に停まったからだ。


高い逆毛のヘアスタイルをしたリポーターが、銅製の蚊の像の前に立っていた。


「視聴者の皆様、今日も『事件・現場を徹底解剖』のお時間がやってきました。今日我々がいるのはスカマジュ村。世界初の『蚊のいない村』として歴史に名を刻んだ場所です。全ては『キ・カラ』という青年が発明した蚊の佃煮のおかげですが……皆さんもこの青年、気になりますよね? 私もです、へへへ」リポーターの口調はドラマチックだが、どう見ても泥棒にしか見えない。


「では、さっそく本人に秘密を聞いてみましょう」


バスカラは庭でヤモリを干していたが、驚いて小屋に飛び込んだ。隠れるためではない。サングラスを探し、昨日ニャイ・マングドゥドが忘れていった一番キラキラした羽織を借りるためだ。


「エル! 一番カッコいいポーズを決めろ! 兄さん、テレビに出るぞ! ついに俺のイケメンぶりが衛星放送に認められるんだ!」


[通知:自信過剰(重度のナルシスト)を検知。注意してください、負け組。ニュースに出た後に来るのはファンじゃなくて、食品医薬品局(BPOM)か警察ですよ]


皮肉を言うシステムだが、内心では自分もテレビに出たがっている。


「黙れテム! これが『パーソナル・ブランディング』だ!」とバスカラは囁いた。

カメラが、ミステリアスを気取ったカラの顔を映し出す。


「キ・カラさん、この体調が良くなるという蚊の佃煮の秘密は何ですか?」リポーターが尋ねた。

カラはわざと低く重い声を出した。


「それは、俺のナマケモノな守護霊から受け継いだ秘伝のレシピです。鍵は……揚げられる時の蚊の『清らかな心』ですね。あと、購入条件は健康クイズに正解することです」


「なんとユニークな! クイズを一つ例としていただけますか?」


カラはカメラに向かってニヤリとした。自分の恥、いや、ユーモアを広める時が来た。


「いいでしょう。視聴者の皆さん、なぜヤモリは尻尾を切ると思いますか?」


リポーターは悩む。「身の危険を感じるから?」


「ブブー! 正解は……『新しい尻尾を探すより、誠実なパートナーを探す方が難しいから』ですよ! あははは! なんちゃって!」


バスカラは一人で笑っているが、周りの人々は、彼の言葉が自分たちの今の心境をあまりに正確に言い当てているため、無表情で固まっていた。


[もうやめてください、負け組!! あなたの発言のせいで、テレビの視聴率が急落しました。インドネシア中の視聴者が軽い精神的ダメージを負っています]


(知ったこっちゃない。気持ちがすれ違ってる奴らが悪いんだよ、はははは)


口の悪さは相変わらずだ。インタビューはそれだけでは終わらなかった。カメラはカラの「肥満ヤモリ牧場」のコレクションにも向けられた。リポーターは、まるで小袋に入ったコモドドラゴンのようなヤモリを見て呆然とした。


「これが輸出用の資産です。米粉で育てたヤモリでしてね。宇宙に行って寂しい宇宙飛行士の友達にしてもらう予定です」カラは適当なことを言った。もしかしたら現実になるかもしれないし。


インタビューが終わり、リポーターとカメラマンが去っていく。


その日の夜、ニュースは大きな見出しで放映された。「魔力を持つ青年か、それともインチキ祈祷師か? スカマジュ村の蚊の佃煮と肥満ヤモリの謎」。


村人たちは公民館で一緒に見た。村長は誇らしげだったが、ニャイ・マングドゥドはますますヒステリックになった。


「見て! 私の婚約者がテレビに出てるわ! ヤモリの尻尾について聞いてるところ、最高にカッコいい!」


バスカラはシステムを通じてその放送を見ていた。悪くない。


一方、隅っこで見ていたクルエルは、枕で顔を覆っていた。


(いっそ別の惑星に移住したい。兄がこんなに恥ずかしいなんて、パラパ衛星まで恥が届いちゃうよ)

最後までお読みいただきありがとうございました!


ついにテレビデビューを果たしたバスカラ。でも、その内容はあまりにも……酷いですね(笑)。

クルエルが枕で顔を覆うのも無理はありません。というか、作者の私も恥ずかしくて直視できません!


今回も読んでくださり本当にありがとうございます!

皆様の【ブックマーク登録】と【評価(星ぽちっと)】が、バスカラの破天荒な商売を支える資金(?)になります!


それでは、また次回の更新でお会いしましょう!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ