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第四章:太陽の裏側の聖域
昼間は、遮光カーテンを閉め切った狭いアパートの部屋で、二人は眠りにつく。窓の外では、正しい未来に向かって歩く世間の人々が太陽の光を浴びている。二人はそれを見下ろしながら、あの日リリエから手に入れた薬の効果に身を委ねていた。
ガールズバーで悪質な客から金を毟り取り、非合法な金を手にしながら、ユイとリンは確かに心休まる日々を過ごしていた。大人の期待も、過去の犯罪被害の恐怖も、この仙台の暗闇には届かない。
「私たち、今、生きてるね、リン」「うん、ユイ。ここなら何も聞こえない」
「あんたが狂うなら、私も一緒に狂ってやる」「ユイが壊れるなら、私がその破片を全部抱きしめる」――言葉にしない契約が、二人の魂を固く結びつけていた。




