表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
夜の深淵で、Lilie(リーリエ)は二度枯れる  作者: 海内裏
第三話:境界線の輪郭

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

13/22

第一章:一度きりの熱、仕組まれた劇薬

通信制高校の一年生、可奈(かな・16)。彼女のすべてだったアイドルグループの解散ライブ。SNSの海を彷徨い、ようやく繋がった「二人枠の連番が当選したから一席譲る」という純粋なファン仲間。しかし、相手から提示されたのは、定価に上乗せされた、可奈のバイト代では到底払えない大金だった。

「これさえ手に入れば、あとはどうなってもいい」

可奈は推しを失うという絶望に抗うため、チケット代の現金を稼ぐ目的だけで、夜の街の男に十代の純潔を売る約束を交わした。

指定された安ホテルのベッドの上、見知らぬ男から現金を受け取り、これでライブに行けるという極度の安堵と疲弊の中、男から勧められたカクテルを口にする。それが、夜の街の冷酷な罠だった。意識が急速に遠のき、可奈の身体から力が抜けていく。

どれほどの時間が経っただろうか。突然、脳の奥を爆発させるような、これまでに経験したことのない鋭い感覚が可奈の全身を駆け巡り、彼女は強制的に意識を引き戻された。

男が、薬で眠らせた可奈の二の腕に、非合法な覚醒薬物を直接注射したのだ。あまりにも過敏になった五感の檻の中で、可奈は拒絶の声を上げることもできず、ただ涙を流した。薬物の快楽と激しい恐怖が混ざり合うおぞましい感覚のなか、男は可奈の動けない身体を、ただの肉塊のように容赦なく貪り続けていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ