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出口のない世界

 悪人であるのには、悪人でなければいけない

 たとえどんな人間であっても、自分の責任は自分でとるのが生き物であるもの理だ

 それを食らうことが、理に反するもの証だ——

 あるものは、その物になすりつけるその方法を、知っているものはわずかだ

 その理を、変えようとするとき生贄が必要になる

 それを知っている組織はおのずと知れてくる

 ——そしてそのものは、理を捻じ曲げ閉じ込める


 天使である観測者にも、入れない場所があるそれは、知恵をつけたものたちの集まりだ

 食らうことを目的にしてる——魂をくらい体を奪う者たち

 まるで、魂のないゾンビのかのように……求める記憶の感情を奪われたものは蝋人形かのようだった

 観測者である俺は、その建物に入ろうとしたが跳ね返され、まったく別のところに追い出される

 同じことの繰り返し。壊れたビデオのように何度も巻き戻される時空の果てに飛ばされる

 ゾンビはなくなった魂を探してさまようもので、人の魂を食べて取り戻そうとしているものを現した

 表現かもしれない


 ——そして、そこにあるのは、キューブの欠片

 キューブ自身がそこにあるのにいけない悔しさで気が狂いそうだった

 それほどキューブに悲鳴は、ひどいものだった……。

 そしてもしかしたら人間である、健を連れて行けば、侵入することができるかもしれない。

 それは危険なことなのはわかっているが、健に伝えることができない

 健はもしかしたら、了承して一緒に来てくれそうなことを予想できる。

 素直についてくるだろう。天使の作用も起こっているので、できるだろう……

 だが、俺はそれをしたくない

 健を怖がらせたくないキューブの適合者である彼は、もう俺にとって大切にな存在になりつつある。

 キューブの言葉を聞き続ける俺にとって、大切にならないわけがないのだ

 俺は、健の素直な人間……子供たちを観測するのが心地よかったのを、思いだしている


 「……なぁ、もう食べきった。もう一つ食べていいか?パリパリしてるの食べてみたい」

 「ポテチな、ほらお金もってかないと……」と渡す

 「なぁ、なんかあったのか」と健は、心配そうな顔をする

 危険な、ところに連れて行くのも怖いのかもしれない

 ——人間みたいな感情がわいてくる観測者である

 天使から、違う形に変わってきてるのを感じている



 

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