表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
95/104

9の法則

 繫がりは作用の連続だとツクヨミは知っている今もどこかでつながっているバラの子供たち

18の誕生日にそれは行われる1+8=9だから法則に乗っておそらくあいつらはやっているのだろう

9は完成するとき——収穫の時だ

赤く実るりんごのように残酷に時は動き出す……記憶と言うエネルギーを収穫するために

当たり前のように行われる、法則の中で静かに涙を濡らしているかのようだった


法則それは孤独な檻になりはてる。重くて深い呪いに変わるのだった


鴉との約束それは、バラの子供たちを助けることと、解放だった

無理をした鴉はどんどん幼く、子供っぽい性格になっていた。

——そして私のことも忘れてしまった


鴉に私は、もう離すまいと力強く抱きしめる

「あなたの名前は?」と鴉が連れてきた男に聞く

「あぁ、京だ……俺たちはどうすればいい?」と聞いてくる男に私はこう言う

「あなたも大切な人を失ってるはずなのに、自分のことを願わなかったのはなぜ? エラーだとしても

 あなたはツクヨミに願いを聞いたのはなぜ?」と私は疑問に思っていることをなげかける


「君があまりにも悲しそうだったからだ。それに、女・子供には優しくしろと教育を受けている」

「ツクヨミは人間じゃないよ?」とラフに答える自分に、安心したのがわかる。


鴉の鼓動を聞きながら言う


「そうだ、改めまして、鴉と申します。でも保と言う名前も好きなので……保でいいですよ」と大人になったマスターが京に言うその声さえも、美しいと言う表現があっているだろう……心地の良い春風のような声だ

——私の、大好きな声が返ってきた


「いつまでこうしていられるのかわからない」悲しそうな顔でいるマスター

「ツクヨミのこともう忘れないでお願い」と私は言う認識してもらえないのはいないのと同じことだから

——もし、そんな世界になったら、マスターを奪ったこの世界を壊してしまうかもしれない

マスターのためだけに、この世界の理に、縛られているのだ

灰色のこの世界で色付き始めるのは、マスターがいるときだけツクヨミは、マスターのためだけに存在していたいのだ


——永久にマスターのためだけに……存在するのがツクヨミの存在する意味だ


「ツクヨミ、一人にしてすいません」

「そうですよ。ツクヨミのマスターはあなただけですからね」

たとえ一瞬だけになっても、あの頃のマスターに会えたそれだけが私の救い









評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ