いつも呪いに捕まれている
翡翠の目を持つ幼女は思う。傘を閉じながらくるくると回すと
大体人間は、いつも呪に捕まれている。様々な文学・音に隠されたものでコントロールされている
でも普通の人間は気づかない。何も考えず、食事のように吸収するのよ
この沙月と京という男も、他の人間と同じとそう思っていたのに、二人もキューブに選ばれてたなんてありえないことが起こるいえ、これはおそらく必然なのよ
キューブに選ばれたものを集められれば同士を守り、同士を助けることができる
あと私の大好きな不憫な子にもあともう少し出会えるんだから、キューブは1であるそれは揺るがないこと
早く集めて逃げたい、もういい加減疲れたわ
私を見る目は特に青の魔法使いは、私の姿を見て撫でまわしたいと思ってる感じがするわ腕の中にいる子供もかわいいから抱っこしている感じがするが、私はそんな安い女ではないわ
羨ましいなんて思ってないなんていたって高貴な私には必要ないわ
地球は第三の観測対象惑星だった当たり前のように観測者すなわち天使の姿を隠す道具として連れていかれってこんなに長い間さまようことになるとは思わなかったいわゆる意識がある存在として生まれたのだった——いつから意思があるのか私にはわからない。
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「藤、もう眠いよ」
「寝ててもいいよ」と体をゆすりながら言う。沙月は以前と同じで当たり前のように水の中で会話も呼吸もできることになれている
「私の記憶によると、キューブの選ばれしものは、条件があるはず、それは……」急に世界が揺れ始める
どんがらと倒れてくる鏡たち。
「どうやら、時間切れみたいね。でも安心して、私はキューブの選ばれしものは凡人であっても家族と同じことまた、あなたたちを助けるわ。あと京にひどいことした者たちが無理に私たち同士と引き離そうとして揺れが起こっている。洗脳されているふりをしていた方がいいわ。これをあげる。これがあれば、洗脳されている状態を擬態できるから。なんて気が利く女なんでしょう」
ネックレスを差し出す、私がしていたものと似ている
「沙月にも返しとくわ」とネックレスが治った状態のものを返される
「洗脳? 組織?」
「いいから早く戻るわよ」
何か考え込んでいる京を見ると、思う「あぁ、」と悲しそうな顔している
「さぁ、みんな踏ん張って」
「樹に、ルリ、元の世界に戻るみたいです踏ん張ってだって」
「おいおい、全く何が起こっているのかわからなかったぞ」と斜め後ろにずっといてくれた樹とル
リ、京もずっと隣で不安そうにしているラビットが服をつかんでいた。
捕まれとラビットを抱き上げる
「戻るわよ」
鏡が竜巻のように上に上がっていく
そのあとは——混沌の中に取り残せる自分たちの行く末に目まぐるしく変わる世界に乗りこなせそうものない




