翡翠の目
「だいたいあなたちいろいろしらなすぎるのよ。私が助けてあげなかったらやばかったんだからね
感謝しなさい。大いに」と傘の白いフリルが踊るように目立つ
じっと傘を見ていると
「あなたねぇ、話し聞いているの?この私が直接話してあげているのだから高貴な私をたたえなさい」
と言われながらぞろぞろと歩く
敵である男も無言で距離をを取りながら歩き、樹たちも見張っている
とてもおかしな光景だった
「まずキューブに意識が芽生えたのはここ最近1000年とか2000年くらい前のことよ
まだピッチピッチ赤ちゃんよ。それなのに、使いが荒いし、いらないもの渡してきてだからやれなんて、
なんて自分勝手な生き物?人間ってさそこ聞いている?」
「はい、うんきいています」
「よろしい、それではあなたたち凡人のためにこの私が説明してあげるわ……」
突然泉のそばまで来た私を、急に水の中に傘で落とされる
「他のものはジャンプでお願いね、行くわよ、あぁ見えなかったかとりあえず追ってきてね」と言い笑いながらジャンプしていく
「沙月、おい俺たちも……おい、なんて言ってたんだ」と敵の男を見ると
「あぁ……湖にジャンプしてついてこいらしい……」
「……そうか」
「早くいきますよ、あと藤のことも心配です。沙月と一緒に投げ入れられていましたから」
体がどんどんしずみ込み、その割にはきれいな音楽が共鳴している
様々な形の鏡の中に記憶と言う映像が映し出されていいるようだ
藤は大丈夫かと思ってみてみると、気持ちよさそうに寝ている
そもそもこれが記憶の映像だとわかったのは、私が初めて樹たちに会ったときの映像が流れていたことに他ならない
優雅に傘を開いて使いながら落ちている幼女とと急激に落とされた私はすこしイラッとしながらみるがあまりにもかわいくて、そんなことどうでもよくなるくらいだった
「何かしら? 今私に何か文句でもある顔をしていたのかしら」と私を見てくるので
「う~ん、ないないよ。」と藤が起きた様子で目をこすっている
「ここどこ~!!」と騒いでいるが、藤にもどうやら見えていないようで
「選ばれるって、さっき言っていたけど、どういうことですか?」
「あぁ、それね簡単に言えば私たちキューブの意思に選ばれた者だけが知覚できるっていうだけの話よ」
「他の人はどうかわからないけど、私は、選ばれることなんかやっていない」
「何層にも何層にも重なって、色がタイミングになるとき私たちは選ぶことになる。適合者を……」と先ほどと打って変わり悲しそうに目を伏せる緑の目が本当に悲しくも美しく見えた




