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バケモノ退治  作者: 花冠椛
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第五話 追跡作戦

 

 翌日、屋上で外をぼ~と見つめる水原さんを見つけた。



 「あ、水原さん、ここに居たんだね」

 僕は水原さんに駆け寄る。



 「遥斗くん、私を探していたの?」

 水原さんは僕に聞いてきた。



 「うん、あのさ昨日はごめんね洋介が水原さんがバケモノを出しているって言って」

 僕は水原さんに謝る。



 「気にしなくていいよ、私はクラスでは人気者だけど三神くんや他の男子たちにはあまり声かけないでしょ?

 だから、不審がられたのかもしれないしさ」

 水原さんはそう答える。



 「バケモノは何で現れているんだろうね」

 僕はそうつぶやく。



 「わからないわ、だけど不安な気持ちを加速させているんじゃないかな?

 いつバケモノが現れるかもしれない恐怖、殺されるのは次は私かもしれないという疑心暗鬼状態、人は突然現れる物に恐怖を覚える、自分の身に危険があるならなおさらね」

 水原さんはそう答える。



 「一つ気になることがある、電車内で煙が出たときがあって僕や洋介、沙織は別の車両に移動したんだけどさ他の人達はなんともない顔で席に座っているんだ。

 あの煙は何なんだろうって・・・・町を直している煙と同じなのかなって」

 僕は水原さんに向かって言う。



 「君や私、三神くんや春野さんは別の者から作られたもの・・・・なーんてね・・・元々居なかった者とか?

 まぁよくわかんないけどね・・・探ってみたら・・この町を」

 水原さんはそう答え校舎に入っていった。




 作られた者?・・・僕には親も居るし、洋介や沙織にも。

 ・・・・水原さんの親は見たことないな。


 それに家も知らないし・・・・。


 そうだ!洋介と共に後をつけて見よう。



 僕はそう思い校舎へと入るのだった。




 放課後



 「は?水原の家を知るために追跡?!」

 洋介は驚いた顔をしている。



 「馬鹿!声が大きいって」

 僕は洋介に向かって言う。



 「わ、わりぃ。

 だがよ水原の家の場所を知って何かするのか?」

 洋介が聞く。



 「気になる事を言っていたから・・・その頼む」

 僕は洋介に向かって言う。



 「分かったよ、だけど何事も無いように歩けよ。

 不審がられたら終わりだからな」

 洋介はそう答える。



 そして水原さんがカバンを持ち帰ろうとした。


 「よし、行こう」


 「ああ、追跡作戦開始だな」

 

 僕達は水原さんの後をついていくことに。




 そして水原さんに気づかれないように歩きそしてたどり着くとそこは廃墟のような建物だった。


 嘘だろ?これが水原の家なのか?


 水原さん、貴方は一体。



 「あれれ〜、二人共何してるの〜」

 

 ?!

 声の方を向くと水原さんが居た。



 「あ、いや、ちょっとね」

 僕はそう答える。



 「ねぇ、着いてきてたでしょ?バレバレだよ〜」

 水原さんはそう答える。



 「あ、バレてたのか。

 あのさ、これが水原さんの家?」

 僕が水原さんに向かって聞く。



 「うん、そうだよ。

 廃墟っぽいでしょ?」

 水原さんはそう答える。



 「親はどうしたんだよ?働いてねぇのか?」

 洋介が水原さんに向かって聞く。



 「居ないよ親は」


 「え?」


 親が居ない?小さい頃に亡くなったとか?



 「え?じゃあこの家は誰がお金を払っているの?」

 僕は水原さんに向かって言う。



 「私だよ?というかこの家は廃墟だから払うお金なんて必要ないよ。

 それとさ・・・もう付いて来ないでね・・・特にこの家に入るなら私、容赦しないから・・・・・・・・・・・なーんてね・・・怖かった?」

 水原さんはそう答える。



 「な、何だよ!怖ぇー事言うなよ」

 洋介は言う。




 「まぁ、今日は二人共初めて来たし私の友達を紹介するよ。

 亜津紗〜」

水原さんが声をかけると家から金髪ロングのブルーアイの人が出てきた。



 キレイな人だ。



 「有川亜津紗(ありかわあずさ)ちゃんだよ、私のお友達なの〜」

 水原さんは有川さんに抱きつく。



 「どうも、亜津紗です。

 亜香里がなんかすみません、この子は変な所がありますから。

 まぁ、もしかしたら会うことになるかも知れませんしよろしくお願いします」

 有川さんが僕と握手した。



 「よろしくお願いします、僕は新田遥斗、こっちが三神洋介です」

 僕も軽く自己紹介をする。



 「ねぇ、カフェにいかない?沙織も呼んでさ〜」

 水原さんが言う。



 「ご、ごめん。

 このあと用事があって無理なんだよね」

 僕は水原さんに向かって言う。



 「むぅ!」

 水原さんは頬をふくらませる。



 「亜香里、用事があるのにカフェは無理だよ。

 ごめんねこんな子で。

 ・・・・それとその剣・・・私も見えるよ」

 そう言い有川さんは家へと入っていった。



 こ、この人もこの剣が見えているのか!?

 だとするとあの人も水原さんと何か企んでいる。




 「亜津紗はあんなんだから友達も少ないんだ。

 私が陽キャなら亜津紗は陰キャだよ・・・じゃあね〜」

 そう言い水原さんは家へと入っていった。




 「何だ陰キャとか陽キャとか。

 それにしてもキレイな人だったな・・・」

 洋介は僕に向かって言う。



 「まぁきれいだったのは間違いない。

 だけど、バケモノが出てないね今日も」

 僕は洋介に向かって言う。



 「ああ、水原が怪しいがこの家には何があるっていうんだ」

 洋介はそうつぶやく。



 「分かんないよ、だけどこれ以上はだめだよ。

 プライバシーもあるし、勝手に入ったら不法侵入罪で逮捕だよ?

 だから帰ろう」

 僕は洋介に言い家へと帰るのだった。




 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・



 「あれが新田遥斗と三神洋介、・・・強そうだけど実践が少ないしここで叩きのめすのはどう?」

 水原が有川に向かって言う。



 「まぁそうね、ちょっと待ってね」

 有川は立ち上がり外へと出る。



 「バケモノよ!現れよ!町を破壊し、奴らを叩きのめせ!

 この町に終焉を!」

 有川さんが言うと空に魔法陣が現れそしてバケモノが現れた。



 ふふふ、さぁやってみなさいよ。

 正義のヒーローさん達。


 バケモノを見つめる有川の姿。



 「ああ、町が火の海に・・・あーゾクゾクする〜」

 水原もぼ~と立ち尽くすのだった。



 

 

 

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