第四話 カフェにて
「お、俺は・・・・そんなにこっちを見るなよ。
わかったよ!明日の放課後だよな」
洋介はそう言いそっぽを向いた。
「あはは、三神くんは恥ずかしがり屋なんだね。
ヤンキーって言うより不良だね」
水原さんはそう答える。
「じゃあ私は次の次の駅で降りるから三人は次の青葉駅で降りるんだよね。
ねぇ、一つだけ言うことがあるなら私は私なりに行動しているだけ、じゃあね〜」
そう言い水原さんは別の車両へと移動した。
私なりに行動しているだけ・・・・バケモノと関係があるのか?
それとも。
僕達は青葉駅に降り帰路へと着いた。
そして翌日になり僕達は学校へと向かいいつものように授業を受ける。
バケモノが出るかも知らないって不安がっていたが放課後になっても現れなかった。
「じゃあ近くのカフェに行こっか」
水原さんに僕達はついて行きカフェで各々好きなものを頼み席へと座る。
「水原さんってキレイな手してるね、肌も白いし羨ましい〜」
沙織は水原さんの手を見つめそう言った。
「そ、そう?外にはあまり出てないからかな?アウトドアでは無いからかも、インドア派だから家ではゲームしたりしてるよ」
水原さんはそう答える。
「ねぇ、水原さんはバケモノが見えるんだよね?」
僕が水原さんに質問する。
水原さんは頷く。
「なら水原さんが言っていた人達が倒したあと煙が現れるのは知ってる?」
僕は続けて質問した。
「知ってるよ、バケモノが爆発した後だもんね。
それに包まれた建物や車は直る・・・でしょ?」
水原さんはそう答える。
「それなら一つだけいいか?」
洋介が前のめりに水原の方を向き
「バケモノを出しているのはお前か?」
洋介は水原さんに向かっていった。
「・・・バケモノ?あのバケモノを私が出している?・・・・いやいやありえないよ、私がどうやって出すの?
それに私は町を破壊なんて趣味じゃないよ」
水原さんはそう答える。
しかし僕は水原さんが少し焦ったかのように見えた。
洋介が質問した瞬間ピクッとしたからだ。
「だよな〜、まぁ俺も現れたら逃げるしか無いしその水原が言っていた奴らがどうにかしてくれるんだろ?
なら、俺たちは安心だな」
洋介はそう答える。
「・・・・あ、三人共・・・私ね、少し用事を思い出したの。
ごめんね!明日お金返すから!」
そう言いそそくさと走っていく水原。
「やっぱり、あいつがバケモノを出しているんだろう。
だが普通の人間が出せるとは思えねぇな、探るか?」
洋介が僕に向かって聞く。
「いやいや、そんな事しないほうがいいよ。
それにまだ水原さんがバケモノを出している犯人とはいかないよ」
僕はそう答える。
「ねぇ、どうして水原さんが犯人って思わないの〜?
少し焦っていたよ、犯人なんじゃないの?」
沙織は僕に向かって言う。
「いや、まだ水原さんが確定でしたって証拠が無いし、恨みがなさそうな水原さんが町を破壊して何がしたいのか分からないよ」
僕はそう答える。
「・・・まぁ確かに水原が100%犯人とは言えないな。
もうちょっと仲良くなれば分かるんじゃないか?家に呼ばれたりとかな?」
洋介はそう答える。
「確かに!水原さんのお家気になるよね〜」
沙織もそう答える。
水原さん、もし貴方がなぜこの町を破壊するのか、何か恨みでもあるのか・・・僕は君を救いたい。
何かあるなら聞いてみたい。
「明日、少し話してみるよ」
僕は二人に向かって言う。
「え、そうか?なら、頼むぜ遥斗。
だが注意しろよ、相手はバケモノを出す女子高生だ、何されるか分からない。
注意しろよ」
洋介はそう答える。




