表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
バケモノ退治  作者: 花冠椛
15/19

第十四話 本性


 翌朝


 学校、校舎内



 「おはよう新田くん」

 声をかけられ振り返ると水原さんだった。



 「おはよう水原さん、今日は早いね。

 いつもはギリギリに来るのに」

 僕は水原さんに向かって言う。




 「ねぇ、新田くんはさ私の事好き?」

 水原さんが僕の体に手を触れる。



 「え?!そ、それは〜」

 僕は頬を赤くしながらも水原さんの手を掴む。



 「好きなんでしょ?ねぇ私の彼氏になってくれない?

 それと三神くんと春野さんとは仲良くしないで」

 水原さんはそう答える。



 「え?どうして?」

 僕は水原さんに向かって言う。



 「だって私の物になるんだからだよ。

 私の物を他の人達に触れさせたくないし、声もかけさせたくない。

 だからお願い」

 水原さんはそう答える。




 「ごめん、僕は物じゃない。

 それに洋介も沙織も僕の小さい頃の幼馴染だから、水原さんの意見には答えられない。

 だけど、水原さんも僕の幼馴染何でしょ?

 記憶が見えたとき、水原さんも居た、だからまずは友達から始めよう」

 僕は手を伸ばす。



 パチン!


 「何で、何で、何で、私の物にならないの?

 私と付き合えば楽しいよ、それに色んな事出来るよ。

 それに亜津紗も色んな力をくれるよ」

 水原さんは言う。




 「知ってるよ、有川さんが水原さんに記憶を消す力と与えたことを、有川さんがこの世界の人間じゃ無い事を、そして最後に・・・有川さんがバケモノを召喚していることも」

 僕は水原さんに向かって言う。




 「ふふふ、あははは!凄いね、遥斗くんは・・・・・探偵かな?

 そうだよ、私は力を授かったの。

 私は、亜津紗のお人形なの・・ふふふ、遥斗くん・・・君を必ず私の物にする。

 そして私以外何もいらないって言わせる」

 水原さんは狂気的な笑い方で言った。



 「残念だけど、無理だよ」

 僕はそう答える。



 コツコツ


 「亜香里、私、初めて見たよ貴方の狂気的な笑いを」

 姿を見せたのは沙織、


 そして


 「こえー野郎だな水原、俺はな遥斗のダチなんだよ」

 洋介だ。




 「何?二人が来たところで何かあるの?」

 水原さんが言う。



 ?!


 「捉えたぞ!水原亜香里!!」

 突然後ろから掴みかかる荒川さんと橋原。



 「ちっ!仲間!!」

 水原さんは抜けようとするが二人の力が強すぎて動けなかった。



 「水原さん」

 僕は水原さんに近づきしゃがみ込む。



 水原さんが僕を睨む。



 「有川さんを倒す、あの人もバケモノになれるんでしょ?

 仲間の人から聞いたんだけどね、有川さんは別の世界の人間でバケモノに変身出来るすごい人らしいね。

 呼び出しに変身って・・・・まさかじゃないけど水原さんもそんな力授かってないよね?」

 僕は静かに聞いた。



 「あんたに話すことは無い、私の物にならなかったクズが!

 私の物になればいい事してあげたのに、目が死んでるのかよ!

 馬鹿ってこういうやつを言うんだね」

 水原さんはそう答える。



 「そんな事を言われても怯まないよ、・・・僕さ水原さんの事が好きだよ」


 ?!


 「だからさ、もう悪いことしないで。

 それに洋介と沙織と仲良くしないでって・・・僕達の過去に何かあったんでしょ?

 僕たちには記憶が無いからよくわかんないけど」

 僕はそう答える。



 「実は・」


 「話す必要などないよ!亜香里!」

 現れたのは亜津紗さんだ。



 「亜津紗!貴様、弱い所を漬け込んだんだろ!」

 荒川さんが言う。



 「荒川、私はバケモノを使って町を破壊し私だけの国を作るの。

 それには手下も居るし、色々とやることが多いからそこの女を使ったのよ」

 有川さんはそう答える。




 「クズが!この町が変なのもお前のせいなんだろ?」

 荒川さんが言う。



 「そう、この町の奴らも私の配下。

 と言っても動かしたり、支配したりすることは出来ない。

 観客は大いに越したことないし」

 有川はそう答える。




 「最低な野郎だな有川、どうなるか分かってんだろ?

 俺たちに捕まったら」

 荒川が言う。



 「そうね、死刑よね。

 知ってるわ、だけど捕まらなければいいだけじゃない?

 私はバケモノにもなれるの、もしここでなったらどうなるかな?」

 有川が言う。



 水原さんが震えている。

 やっぱり完全に従えてないんだ。



 「水原さん!僕が守る!」

 僕は水原さんの前に立つ。



 「は、遥斗くん」

 


 「へぇ~君は何だか強そうだね。

 だけど私に勝てるかしら?

 負けるのが分かっている勝負をするのは嫌でしょ?

 だから、私の部下にならない?最高よ、人間共を支配するのって」

 有川さんが言う。




 「僕は貴方の部下になんかならない!

 人間じゃない貴方になんか負けない!」

 僕はそう答える。



 「そうだ、俺も沙織もあんたの部下にならないぞ。

 俺たちの日常を取り戻し、最高のハッピーエンドを迎えてやるぜ!」

 洋介は言う。



 「へぇー、お仲間さんもやる気みたいだけど、私に勝てるわけ無いでしょ?

 バッドエンドで終わりよ、私に倒され奴隷として扱ってあげる。

 私の椅子にしてあげるわ」

 有川さんはそう答える。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ