第十三話 愛される人形(人間)
その頃
「ねぇ、亜津紗。
新田遥斗くん、私の物にしたいの。
だからさ邪魔な奴らを排除してほしいの」
水原は有川に向かって言う。
「邪魔な者って?私を追いかけてきた奴ら?」
有川が聞く。
「それもそうなんだけど、三神洋介と春野沙織。
この二人がいっつも!遥斗くんのそばに居るんだよね!
だからさ、殺してきて。
その二人を、バケモノを出して奴ら共々殺してやるの!
遥斗くんだけは無傷にしてね、私の物になるんだから」
水原は有川に向かって聞く。
「分かった、だけど奴らも力をつけてるよ。
私がバケモノを出すのはいいけど、貴方は何をするの?
記憶を消す能力は与えたけどあまり使ってないじゃん。
もうさ、奴らの記憶全部消したら?名前くらいしか分からないくらい全部の記憶を」
有川は水原に向かって言う。
「・・・考えておく・・・だけど・・・あまり使いたくない」
水原はそう答える。
「そう、まぁいいわ。
貴方は私のしもべだもんね、今のあなたを満たせるのは私だけだから・・・愛してるわ・・私のカワイイ人形ちゃん」
そう言い有川は外へと出ていった。
遥斗、私は罪を犯してでもあなたを手に入れるから。
例え、修羅の道だとしても。
私は有川のお人形・・力と言う糸によって操られた愚かな人間。
だけど目的の為なら私はお人形でもいい、遥斗さえ手に入れられれば。




