第十二話 アツアツ
「き、キスだと!?お、俺なんかはまだ誰ともキスなんかしたことねぇんだぞ」
橋原は端の方でしゃがみこんでしょげている。
「遥斗、まさかとは思わないが・・・・手を出しては居ないだろうな」
洋介が僕に向かって聞く。
「いやいや、手なんか出してないよ!
キスだけ・・・」
僕は洋介に向かって答える。
「なんかアツアツですね荒川さん」
水口さんが荒川さんに向かって言う。
「そうだね、高校の時は僕も君とアツアツだったけど?」
荒川さんが言う。
「おいおい、俺だって告白したんだぞ。
だけど断ったじゃねぇか」
剣さんが水口さんに向かって聞く。
「あんたは!いっつも私にエロいことするからでしょ!」
水口さんは剣さんの頬を叩く。
「え、ちょっと待って?まさか佐藤愛ちゃんもやってる感じなの?」
沙織が水口さんに向かって聞く。
「沙織ちゃん、愛ちゃんは小学生よ。
私や荒川さん、他にも橋原も手を出したら速攻で私達は刑務所よ。
だから手は出してないよ」
水口さんはそう答える。
「お腹ついた〜」
愛ちゃんが水口さんのズボンを引っ張る。
「はいはい、今から準備するね〜。
荒川さん、手伝ってくれる?あと、剣ちゃんも」
水口さんに言われ荒川さんと剣さんも台所に連れてかれた。
「・・・・なぁ、もしも水原亜香里が俺や沙織に危害を加えようとしてきたらどうするつもりなんだ?
まさか、やめてよとか言うのか?」
洋介が僕に向かって聞いてきた。
「その時は僕が対応する、亜香里の相手は僕だ。
記憶が無かろうと止めなくちゃいけない」
僕はそう答える。
「そうかよ、ならこの話はこれで終わりだ。
結婚式は俺や沙織を呼んでくれよ?」
洋介が言う。
「まともな服持ってるの?」
僕が聞く。
「馬鹿言うな、それくらい持ってるさ。
後、悪かったな・・・水原の事を言って・・・・・・だけど男と一緒にいたことは信じてくれ」
洋介は言う。
「分かってる、信じるよ。
だから僕は真実が知りたい、なぜ有川亜津紗さんはこの世界に来てバケモノを出したのかを、それと水原さんに力を与えたのかを」
僕はそう答える。
「そう言えば橋原さん、水口さんから聞いたチェンジってなんですか?」
僕はしょげている橋原さんに向かって聞く。
「チェンジ?あ〜、それは使う武器を変えるときに言う。
その代わりその対象の人物が居ないとチェンジは使えないぜ」
橋原さんはそう答える。
武器を変える?剣以外にも武器があるのか?
「水口プレス、プレ姉はハンマーに、荒川スラッシュは双剣、俺はスマッシュだから武闘家になれる。
橋本剣さんは王家の剣を使える」
橋原はそう答えた。
「佐藤愛ちゃんは?」
沙織が聞く。
「愛は、一応あるんだがハートの弓だ。
これは戦闘向きの武器じゃない・・・恋に使う武器だからな」
橋原は沙織に向かって答える。
すると扉が突然開き
コツコツ。
中にだれかが入ってきた。
「俺の事を忘れすぎっす、探したんっすよ」
アフロヘアの男が入ってきた。
「あ〜わりぃ。
全員忘れていたな」
橋原さんは頭をかく。
「あのこちらの方は?」
僕が橋原に向かって聞く。
「ああ、こいつは梓馬ブラスター。
チェンジならこいつは銃になる、ビームガンって言ったところだ」
橋原はそう自己紹介する。
「梓馬ブラスターっす、よろしくお願いしますっね」
笑顔を見せる梓馬さん。
「よろしくお願いします、遥斗と洋介、沙織です」
僕はそう答える。




