第十五話 最後の戦い
「ショーの始まりよ!」
?!
有川は煙玉を地面に投げつけた。
「しまった!」
煙が校舎内に一気に貯まる。
「窓を開けろ!」
荒川さんの声に僕達は窓を開け煙を外へと出す。
「水原さんは!」
僕は水原さんを探した。
「こほっこほっ!」
咳き込みながら現れたのは水原さんだ。
「良かった、無事で」
僕は安堵する。
「外に出よう!」
「え?」
僕は水原さんの手を掴み校舎を出る。
他のクラスメイトも外に出てソワソワとしていた。
「お、おい何があったんだよ!」
「ちょっと!誰かがやったんでしょ」
「落ち着きなさい!」
生徒達が不安そうに声を上げている。
その時!
どかーん!!!
「まさか!」
現れたのはバケモノだ。
それも3体居る。
「遥斗、やるしかねぇ」
洋介が駆け寄る。
「うん」
僕は頷き
「水原さん、ここで待ってて。
僕達がやっつけるから」
僕はそう言い剣を抜く。
「お、おい!君たち!何だそれは!」
驚いた声をしているのはこの学校の生徒会長だ。
「これはあのバケモノと対抗出来る武器なんです。
これで僕達はあのバケモノと戦います、生徒会長、皆さんをお願いしてもいいですか?」
僕は生徒会長に向かって言う。
「し、しかしだなあんなバケモノに二人で挑むのか?
無謀じゃないか?」
生徒会長が言う。
その時
グオー!!
バケモノが火球を学校めがけて放った!
「しまった!?」
「きゃあー!!!」
建物が!
「ハンマークラッシュ!!!」
「え?!沙織!?」
それは大きなハンマーを持った沙織、落ちてきた学校の一部を破壊したのだ。
「私も手伝うよ、プレお姉さん行くよ!」
沙織は勢いよく飛び出しバケモノに近づき
「これでもくらいやがれー!!!ジャッチメントプレスクラッシュ!!!!」
沙織が持っていたハンマーが突然巨大化し、それを思いっきり振る沙織、バケモノはぺちゃんこになった。
す、すげぇ。
他の生徒達が沙織を見て驚いている。
「俺たちも参加しないとな!行くぞ」
洋介が飛び出した。
僕も参加しようとしたとき
「遥斗くん、危険な事はしないで。
危ないことはしないほうがいい、二人に任せよう」
水原さんが僕の手を掴んできた。
「・・・・水原さん、僕はねこの町をいいや、この世界を守りたいんだ。
その中に亜香里、君も含まれてる。
水原さんとの幸せを掴むためにも、僕は戦うよ」
僕はそう言い水原さんの手から離れ飛び出した。
遥斗くん。
「くらいやがれー!!デススラッシュ!!!」
洋介は思いっきり剣に力を込めバケモノの首を斬り落とした。
「後一体!遥斗!やれーー!!!」
この世界を守るんだ!僕がやれることをやるんだ!
「うおー!!!ジャッチメントエンド!!!」
空から剣がバケモノに突き刺さりひるんだ所を僕は一筋の一撃でバケモノの首を斬り落としたのだった。
「うおー!!遥斗達がやってくれたぞ!」
前田五郎が声を上げる。
他のみんなも歓喜の喜びを上げていた。
「いや、まだだ」
剣さんが歩いてきた。
「あんたは?」
前田が聞く。
「俺は剣だ、まだラスボスは生きてる」
剣さんはそう答える。
すると
どかーん!!!
?!
それは山よりも大きなバケモノだった。
体がゴツゴツした岩肌で、爪も鋭く目も睨まれたら怯むほどだ。
「あ、あんなのどうするんだよ」
前田が膝から崩れ落ちる。
「信じるしかない」
声をかけたのは西島だった。
「西島、あんなのを遥斗達が倒せると思ってるのか?
山よりも大きいんだぞ?踏み潰されたら終わりだぞ?」
前田が西島に向かって言う。
「新田くん達ならやってくれる、希望を信じよう」
西島はそう答える。
その時!
「危ない!」
ガキン!
梓馬さんが攻撃を防いだ。
そこには不敵な笑みを浮かべる男が。
「何者だ!お前は!」
梓馬さんが言う。
「俺は、クラッシュ。
亜津紗さんの仲間だ、お前らを殺しに来た」
剣を持つクラッシュ、不敵な笑みがただ者じゃないことを証明している。
「みんなは下がって!」
生徒会長がいいみんなはクラッシュから距離を取る。
「おい、生徒会長。
お前も下がれ」
梓馬さんが言う。
「逃げるわけには行きません、僕は生徒会長です。
みんなを守るためなら!」
?!
クラッシュが生徒会長に斬りかかる。
「おい!」
ふっ!
「はあああ!!!」
「ごふっ!」
生徒会長の拳がクラッシュのみぞおちに直撃する。
は?
「え?!せ、生徒会長!貴方そんなに強いの?」
書記の生徒が言う。
「ごめんね、僕も裏ではちょっとやんちゃな頃があってね」
生徒会長はそう答える。
「そうか」
剣さんが近づく。
「生徒会長さんよ、名は?」
剣さんが聞く。
「浦崎蒼也」
生徒会長はそう答える。
「俺も戦うぜ」
剣さんも短剣を鞘から抜いた。
「けっ、三人で勝てるかな〜!」
クラッシュが突っ込んでくる。
その時
「ハートアロー!!」
「イテー!」
クラッシュに矢が刺さる。
それは愛ちゃんだった。
「愛!よくやった!、くらいやがれー!ブラスターキャノン!!!!」
梓馬は特大の銃を構えクラッシュめがけて放った。
「グワァー!!!これが・・・桜田・・・パプルの右腕かよー!!!」
クラッシュは消滅した。
「はぁ、はぁ、はぁ」
梓馬は武器をしまう。
「うぐっ!」
吐血する梓馬。
「吐血か!俺が運ぶ」
剣さんが梓馬を運ぶ。
「僕もついていきます!」
生徒会長の浦崎も剣さんの後を追った。
遥斗、こっちは終わったよ。
あとは貴方達の方だけだよ。
水原さんはそう思い見つめていた。




