第九話 クラスメイト
「えっと、皆さんもこの世界を救いに?」
僕は水口さんたちに向かって聞く。
「そうよ、この世界を救う為にこの世界に送られたの。
パルプちゃんにね」
水口さんはそう答える。
「ちっ、この世界は法律などあるせいで全然動けねぇからつまんねぇ」
橋原はそう答える。
「スマッシュはよくお酒を飲んでうろちょろしまくってたからね。
この世界に来た以上、この世界の法律にのっとって動かないといけないよ」
荒川は橋原に言う。
「ちっ、タバコ吸ってくるわ」
そう言い橋原は外へと出る。
「なんか不良みたいだな」
洋介が僕に向かって言う。
「まぁ、そうだね。
仲良くなれる方法は難しそう」
僕はそう答える。
「三人共、もう夜になるしそろそろお家に帰ったら?
親御さんたちも心配するわよ」
水口さんが僕たちに向かって言う。
「そうですね、分かりましたそろそろ帰りますね」
僕達はみんなに向かって言う。
「あ!そうだ、チェンジ・・・この言葉覚えておいてね」
水口さんはそう答える。
「はい・・分かりました」
僕は不思議に思いながらも僕達は自分の家へと帰路へと着いた。
チェンジ・・・一体どういう意味なんだろう。
翌日
学校内
「ふわぁ〜、眠い〜」
僕は洋介に向かって言った。
「お前さては寝てねぇな?また、アニメでも見てたのか?」
洋介は僕に向かって言う。
「うん、そうなんだよ。
正義のヒーローグレンを見てたんだよね、やっぱカッコイイんだよ、どんな武器でもたやすく使い敵を倒す!
これがかっこいいのなんの」
僕は洋介に向かって言った。
「ねぇお姉さんにも教えてくれないかな?」
うん?
僕が声のする方を振り向くとそこには水口さんが居た。
「げっ!な、何で学校に!?」
僕は驚いた顔をする。
「あのね、愛ちゃんが高校に興味を持ってね。
遊びに来たの〜、駄目だった?」
水口さんの足に抱きついている愛ちゃん。
「いや〜、駄目というか許可は取ったんですか?もし取ってなかったら不法侵入で逮捕ですよ?」
僕は水口さんに向かって言う。
「大丈夫だよ〜ほら」
二人が吊り下げているのは許可書だ。
「ならいいですけど、はずかしい事はしないでくださいよ。
この学校にも不良っぽい奴らはゴロゴロいますしそして・・・ロリコンも」
僕は水口さんに向かって言う。
と、言ったそばから
「カワイイ〜!君なんておなまえでちゅか?」
?!
愛ちゃんが怯えていた。
「あ!ロリコン西島!小さい子に近づくな!」
「グハ!」
洋介が西島にグーパンをかました。
「ちょ!洋介!何してるんだ!手はだめだろ!」
僕は洋介に向かって言う。
「あ?危険人物だから攻撃しただけだが?」
洋介はそう答える。
「ぐっ、三神くん顔にグーパンをかますなんてどういう事だい。
ただ、話そうとしただけなんだ」
西島は洋介に向かって言う。
頬が紫になっている、どんだけ強いパンチなんだよ。
傷害だぞ普通にやったら。
「あ?ロリコンなんだろ?部屋とかに大量のポスターとか貼ってるんだろ?キモすぎだろお前」
洋介は言う。
「な、何だと!」
西島はムカッとした顔をする。
すると
「ふたり共ダメ、怒っちゃイヤ」
愛ちゃんが二人の足を掴む。
小さな手で、泣きそうな顔だが。
「あ・・・悪いな西島、適当な事言って」
洋介は西島に謝る。
「ぼ、僕も悪かった。
いきなり声をかけるのは間違いだったよ、あとグーパン痛かったけど、何だか悪い感じがしない」
西島がそう答える。
「仲直りした?」
愛ちゃんが二人に聞いてくる。
「ああ、した」
洋介はそう答える。
西島はゆっくりとしゃがみ
「うん、ごめんね愛ちゃん。
これからは喧嘩とかしないよ」
西島はそう答える。
「愛、うれしい」
愛ちゃんは満面の笑みを西島に見せる。
「かわ、いい」
西島はそう答える。
「西島くん大丈夫?頬が紫になってるけど?」
僕は西島に向かって言う。
「新田くん、大丈夫だ。
これからはまともな人間になるよ、ロリコン西島じゃなくて普通の西島にね」
そう言い西島は自分の教室へと戻っていった。
アニメはいいけど現実は駄目だよ。
僕はそう思うのだった。




