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ユニークスキルとは

遅くなってすみません。

仁君の担任の先生には去年の内に投稿すると言ったのに。

(他人のステータスを見るだけの眼なのか?さっきの痛みから察するに僕の左眼に宿った能力の様だけど…『真理を見通す眼』とあった。つまり、『嘘』という本来不可視のモノを見たという訳か。なら、他にも何か見えるんじゃないか?う〜ん、分からないな。後でゆっくり考え…ん?これは…)


 ふと目に留まったのは先ほどのステータス画面にはなかった文字だった。


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 ユニークスキル


 ほんの一部の者だけが持つ、唯一無二の強力な能力を持つスキル。しかし、これはステータスには表示されない。条件を満たすと自動的に発現し、ステータスにも表示されるようになる。また、スキルの存在のみを知った場合も同様に表示されるようになる。

 レベルは存在しない。


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 仁はその上の、明らかに自分の身の安全に関わるような内容の説明を見て絶句していた。



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 闇魔法


 闇属性を持つ魔法を使える。

 全ての魔人族が必ず保有しているスキル。極稀に魔人族以外にも発現する。


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(ちょっと待てこれはかなり不味い。倒してくれと言われている魔人族が必ず持ってるスキルだって?

 これ僕詰んだっぽいね。今迄の状況から考える限り、僕だけ北斗達と扱いが違う、もしくは迫害、追放、処刑されるということも十二分に考えられる。

 …………ここは大人しくしておくのが得策か。変に動揺したり、挙動不審になったりして、いるかどうか不明な魔人族の間者とかの扱いを受けてしまう。異世界から来てるとか関係なしにね)



 ーーーーー







 仁が思考に耽っている間、他のクラスメイト達は興奮の最中(さなか)にあったーーーーー一人を除いて(・・・・・・)




(……………仁、何か不味いことがあったときの顔してるね。どうしたのかな?

 この謁見が終わったら、それぞれの部屋に案内されるだろうから、その(あと)仁の部屋に行って話だけでも聞いておこう。

 あの国王、かな〜〜〜り、怪しいし。

 仁も気づいてるんじゃないかな。雪華ちゃんも誘っておくかな………)






 ーーーーー




 仁は取り敢えず、勇者っぽいなと思ったクラスメイトのステータスを片っ端から覗き、ついに勇者の鑑のようなステータスを見つけた。


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 北斗司


 魔力:1320/1320


 スキル:剣術Lv.1

  盾術Lv.1

  身体強化Lv.1

 

 エクストラスキル:天魔法Lv.1

  縮地Lv.1

  限界突破Lv.1

  威圧Lv.1


  ユニークスキル:勇者


 武器:なし


 防具:学生服


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(………………………………。

 おい、ユニークスキル。勇者?ゆ・う・しゃ?

 まあ確かに召喚された時の対応とかも僕らのリーダーみたいな感じだったからな。それで勇者に選ばれたのかな?

 っと、ステータスを覗いたはいいけど、スキルの詳細も覗けるのかな?)


 出来た。



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 勇者


 この世界では、魔力量が多い程、身体能力も高まるが、このスキルの所有者は身体能力の向上が通常の倍以上となる。

 また、資格を得る。

 


 *発現条件:モンスターを殺すこと。

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(発現条件軽いな……勇者だからか?

資格?何だそれは………?僕の眼で分かるはずだ。わざわざスキル説明に『この世界』とある

んだ。真理を見通す眼で見えない道理は無い)




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 資格


 聖剣ギャラクシーの所持者の資格。

 魔剣ディザスターが、力を示した者が所持者として認めるのとは対照的に、聖剣ギャラクシーは資格を示した者が所持者として認められる。


 注釈:この世界で『資格』と言えば一般的にこのことを指す。


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(………成る程。聖剣に認められる、か。

 魔剣に対しては力を示さねばならないというのは、逆に言うと力を示したなら誰にでも扱えるということだろう)


次は3日以内に投稿したいです。

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