まおうと愉快な臣下達
本日2回目!
『ノドカ山脈』の最北端、北へ北へと進み続けた果て。
俺の予想が正しければ、そこに関所ダンジョンがあるはずだ。
「にしても、ここ本当に長閑だよな」
出現するモンスターと言えば、小型の鳥系のモンスターばかり。
そのモンスターもお世辞にも強いとは思えない。
俺が強すぎるのか、敵が弱すぎるのか。
どちらにせよ、道中は楽そのものだった。
「そう思えば『ムシムシ密林』は本当に酷かったな」
余りにも楽なエリアと厳しいエリアの難易度の差が違い過ぎる。
どうやら進めば進む程敵が強くなっていく――――
という訳でも無いらしい。
そのエリアが歯応えあるかどうかは、極論行ってみないと分からないのだろう。
「……で、お前らは何やってるんだ」
「あ、貴様は!」
「兄貴、お疲れ様っす! その服格好いいっすね!」
「良いだろ~この重ね着」
そこに居たのは飛雷神とまおう、そして――――
「イベントぶり、と言っても良いのかな?」
「私は『カラカラ砂漠』ぶりかしら?」
玩具戦士とエンジェルが集まっていた。
……濃いなメンツが。
どこを見渡しても癖が強い奴しか居ない。
「目の前のは関所ダンジョンか?」
「そう、まだ中身は確認してないんだけどね」
[未知のダンジョンを発見しました]
その目の前には関所ダンジョンらしき門があった。
奥には墓地らしき物がズラリと立ち並んでおり、見た目だけ言えば、完全なるホラーマップである。
ハロウィンのようなダンジョンなのだろうか。
「……あ~なら、つべこべ言わずに入れば良いんじゃないか?」
「それが――――」
「兄貴、こいつが「僕様がパーティリーダーになる」とか何とかほざいてやがるんだ!」
「いや、この中だと僕様が一番適任者だろ!」
パーティリーダー?
なる程、まおうがその……パーティリーダーとやらになるべきだと主張するが、飛雷神が嫌がって揉めてたのか。
うーむ……。
(玩具戦士、パーティリーダーって何だ?)
(……パーティの指示役みたいなものだよ。ほら、マルチって連携が大事だから)
なる程、なる程。
まおうが指示役としてパーティの連携していくか否かという話だな。
……いや、パーティリーダーの概念知ってましたけどね?
「貴様、そんなにマルチやってなかったのか」
「兄貴ってそういう所あるよな」
「なんで俺弄る時限定で息が合うんだよお前ら」
おかしいだろ、さっきまで一触即発みたいな雰囲気だっただろ。
実はかなりの仲良しだな?
「突然で申し訳ないのだけれど、赤月ちゃんはどう思うかしら? もちろん、赤月ちゃんがパーティリーダーになるって答えでもいいわよ」
「まおうでいいんじゃない?」
「即答?!」
「おぉ! やはり赤月もそう思うか!」
ぶっちゃけ俺はマルチの事を分かっているようで分かっていない。
そんな俺よりマルチしてるまおうを指示役にした方が良いだろう。
それと同時に、「やりたい」って言ってる奴を否定したくない。
「もし不安なら俺も混ぜてくれよ。5人になっちまうが」
「うむ構わないぞ! 臣下は何人居ても良いからな」
飛雷神は重要なダンジョンをまおうに任せられるか心配だったのだろう。
なら俺が入って心配など吹き飛ばす活躍をすればいい。
「……まぁ兄貴が入るならマシか」
「ちなみにオジさんは?」
「……………………いいぞ」
「凄い嫌そう……」
[プレイヤー まおうからパーティ申請を送られました]
[承認/拒否]
承認を押す。
これでまおう、飛雷神、玩具戦士、エンジェル、赤月の5人パーティになった訳だ。
丁度俺も関所ダンジョンを攻略したかったから正直助かる。
「丸く収まったようで安心したわ」
「さぁ行くぞ臣下達よ!」
「凄ぇ心配」
何故、通常パーティは4人以下が推奨されるのか
それは各キャラクターを描写するのが大変だからである
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名前 『赤月の夜』赤月
階級 ランク28
所持金 47000HG(1700BP)
武器 災極双転銃【極性災雷】
武器 災極双転銃【極性災雷】
防具 災雷纏装【極性増幅】(紅砂のガンマン)
装飾 腐王鴉の眼核【死肉の王眼】
装飾 毒蜜女王の毒腺輪【紫蜜ノ血】
装飾 蜂王の統率環【群体支配】
ステータス
体力 150
魔力 150(+25)
攻撃力 60(+10)
防御力 50
素早さ 40(+10)
毒効力 1毎3(+1)
自動魔力回復 1秒毎4(+1)
状態異常命中 +100%
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