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状態異常使い、敵を溶かす。~状態異常ビルドのVRMMO~  作者: MEはCat
【第二章】ムシだらけの激闘

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悪役ロールプレイはいいぞ!

[元の空間に戻ります]


 決闘が終了し、俺と飛雷神は元の場所へと戻された。

 『災極双転銃』の実験体となった飛雷神は、余りの一方的な決闘に唖然としていた。


「ざっと、こんなものだな」


 格好良く台詞を吐くも、内心では申し訳無く感じていた。

 まさか『災極双転銃』がここまで強いとは思わなかったのだ。

 俺が彼の立場なら普通に発狂してる。


 こうならない為に『ムシムシ密林』に引き篭もっていたが……もう少し間を置いた方が良かったかな……。


 ――――いや、これはあれだ。

 『災極双転銃』が化け物性能だったのが悪い。


「……あ〜大丈夫か?」


「……いえ、お気遣い感謝します。()()


「……兄貴?」


 いつの間にか飛雷神の目線が真っ直ぐ俺を捉えていた。

 まるで不良漫画にて、最強の男相手に尊敬の念を向けるが如く、その目は真っ直ぐだった。


「はい、「兄貴」と呼ばせて下さい!」


「……あ〜まぁ、好きに呼びな」


 突っ込むのは辞めた。

 その真っ直ぐな瞳を見たら「兄貴と呼ぶのは辞めろ」なんて言えない。


「そうだ、フレンド申請送っても良いか?」


「はい、是非!」


[プレイヤー 飛雷神がフレンド申請を承認しました]


 俺はなるべく出会ったプレイヤーにはフレンド申請したいタイプの人間だ。

 状況によっては送る事は無いが、これは相手と仲良くなる為の第一歩だからな。

 あまり欠かしたくはない。


「それにしても、ここの人達って皆強い方ばかりなんすね」


「そうだな、それぞれが独自の強さを伸ばしてる」


 例えば木こりは一発一発の火力が魅力的だし、BANは初見殺しや相手に対策させない立ち回りも凄い。

 玩具戦士なんてパワードスーツで硬さと素早さを確保しているし、蛇者は圧倒的なPSと素早さで敵を翻弄する。


 彼らはそれぞれの強みを最大限活かしている。

 それが自身の強さに直結しているのだろう。


「俺も彼らに追い付かれないように切磋琢磨し続けないと」


「流石トッププレイヤーっすね」


「トッププレイヤー? 言われてみれば上位勢か」


 あまり自覚は無かったが、振り返ってみれば、確かにトッププレイヤーのような働きはしているな。

 一足先に『巨壁回廊』を攻略して、『ムシムシ密林』を探索し、『ピクシー村』を解放する。

 これで「トッププレイヤーではない」は無理があるか。


「……あの騒ぎを起こしておいて自覚無かったんっすか?」


「俺は清く正しい一般プレイヤーだからな」


 そんなにBANの一件って荒れてたのか。

 俺はあまりニュースとか見ないし、掲示板やオープンチャットとかも覗いてない。

 初見を楽しむプレイヤーにとって、下手な情報は毒に成り得るからな……。


「いやこのゲームで()()()()な一般プレイヤーなんて何処に――――」


「……待て、今「一番有名」って言ったか」


 ――――前言撤回。

 荒れてたなんてレベルじゃない。

 知らず知らずに一番有名なプレイヤーにまで登り詰めてしまったらしい。


「うぁ……何か緊張してきた」


「今更かよ?!」


「今のうちに悪役ロールプレイでも学ぼうかな」


「――――それなら僕様に任せるといい!」


 ふと、後方から声が聞こえた。

 そこには厨二感溢れるマントを羽織った少年が居た。

 プレイヤーネームは”まおう”。


「兄貴、こいつに悪役ロールプレイは無理ですぜ」


「なんて事を言うんだ飛雷神!」


「あぁ、溢れ出るポンコツ感が邪魔して悪役ロールプレイには向かなそうだな」


「君も君で初対面の僕様になんて言い草だ!」


 まず格好が絶妙に子供っぽい。

 少年にマントはそれ「魔王のおままごとしてる少年」にしか見えないって。


「良いや、変にロールプレイせず普段通りの態度にしよ」


「それが良いっすね」


「何を諦めてるんだ赤月よ! 悪役ロールプレイは良いぞ! 格好良いぞ!」


 悪役ロールプレイが格好良いのは分かる。

 でもお前から悪役ロールプレイを学んだら碌な事が起きない気がする。


「そもそも、君はBANの配信で悪役ロールプレイしてたじゃないか! ズルい! 僕様のやりたかった事を先にやりやがったな!」


「それは知らねぇよ!」


 ……でも確かに、あれは悪役ロールプレイ……っぽかった。

 他プレイヤーに対して堂々と喧嘩を売る姿――――

 なる程、あんな風にやるのが良いのか。


「……まぁいいや、今日はもうログアウトしよっと」


「あ、こら! 逃げる気か! 僕様のスーパーウルトラ凄い威圧に恐れを――――――」


 俺はログアウトした。


赤月、舎弟をGETする。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆


名前 赤月

階級 ランク20

所持金 12440HG

武器 災極双転銃【極性災雷】

武器 災極双転銃【極性災雷】

防具 災雷纏装【極性増幅】

装飾 腐王鴉の眼核【死肉の王眼】

装飾 元気の御守り【やる気】

装飾 蒼炎の炉心核【蒼炎燃焼】


ステータス

体力 130

魔力 115

攻撃力 50

防御力 50

素早さ 30

自動体力回復 1秒毎1

自動魔力回復 1秒毎3

状態異常命中 +60%


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

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