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状態異常使い、敵を溶かす。~状態異常ビルドのVRMMO~  作者: MEはCat
【第二章】ムシだらけの激闘

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天地の災害、百足の巨虫、妖精の天敵

 ふと妖精が現れる。

 手招きするような動きで、俺達を誘っているようだった。


「さて、鬼が出るか蛇が出るか……」


()者はここに居るぞ!」


「お前じゃねぇ」


 俺達が妖精に付いて行くと、その妖精は現れたり消えたりを繰り返しながら、ある方向へと向かっていた。


「酷い状況だね……」


 少し歩いた先には()()があった。

 だが人の気配は無く、何者かに荒らされたような形跡が複数箇所見つかった。

 だがこの規模は「荒らされた」というより、()()されたと形容した方が正確かもしれない。


 ゴゴゴゴゴ………。


 何かが動く音がする。

 地中の中を這いずり回る不快な音に甲殻が擦れる音。

 虫特有の鳴き声と共に、巨大な影が地中から現れる。


「ガァァァァァァァァァ!!!」 


[クエストボスが出現しました]

[災穿百足 マグニ=パルス]


 それは黒色の甲殻に赤色の胴体を持ったムカデだった。

 マグニ=パルスは頭だけをこちらに覗かせるが、それでも俺達を見下ろす程に()()()

 まるで俺達が小人だと錯覚してしまう程の体格差がある。


「……来るぞ!」


 マグニ=パルスは地面を揺るがしながら、素早く俺達の方に向かって来る。

 その勢いは普通のモンスターと変わらない程の速度であり、超巨大なモンスターがそのスピードで動けば――――


「……っ! なんて奴だ」


 それは常に突進攻撃をしているようなものである。


「巨大な癖して身軽な奴だな!」


 バンバン!


 俺は遠くから『血酸嘴砲』を構え酸弾を放つが、黒色の甲殻に阻まれて赤色の胴体に当てる事は叶わない。

 照準が定まらず、狙いをズラされてしまう。

 体格や速度の問題もあるが、地面に潜ったり現れたりを繰り返し、大きく地面が揺れて足元が安定しない。


「【已己巳己】」


 ふと蛇者が敵前に飛び出した。

 マグニ=パルスは関係なしと顎で攻撃するも――――


「ガッ……!」


 ()の場所から蛇者が飛び出し、マグニ=パルスの眼球へと潰した。

 そして、最初に現れた蛇者はもう()()()


「……分身か!」


 蛇者はニヤリと笑みを浮かべながらマグニ=パルスの身体を駆け回り、的確に赤色の胴体に斬撃を加え続ける。


「【蒼炎点火】」


 俺も負けじと刀身に蒼炎を纏い胴体へと突き刺した。


「ガァァァァァッ!!」


 マグニ=パルスは猛攻に耐えれず悲鳴を上げる。

 すると、突然甲殻に()が伸びてきた。


「ガッ!」


 その棘が一斉に発射される。

 俺は飛んでくる棘を的確に叩き落とそうとするも、全ては捌ききれず数個身体に刺される。


「大丈夫かい?!」


「無問題! 【蒼炎燃焼】!」


 俺は【蒼炎燃焼】を使って、マグニ=パルスの火傷を解除しながら体力を回復する。

 もし火傷による攻撃力低下が無ければ、今頃は蜂の巣にされてゲームオーバーだっただろう。


「ガオォォォォォォォン!!!」


 ふとマグニ=パルスが雄叫びを上げる。

 その瞬間、多くの影が集落を横切る。


 バタバタバタバタバタバタバタバタバタバタ

 ブーンブーンブーンブーンブーンブーンブーン

 ガジガジガジガジガジガジガジガジガジガジ


「ちっ、仲間呼びやがったか!」


 一斉に虫モンスターが出現した。

 1匹1匹は普段戦うような強さのモンスターばかりだが、今回ばかりは量が多い。

 直ぐに対処しなければ面倒な事になる。


「蛇者! 俺は雑魚狩りに専念する。それまでマグニ=パルスは任せた!」


「了解、任された!」


 バンッ!

 バンバンバン!


 俺は虫モンスターの大群に酸弾を撃ち込み、腐食と出血を付与する。

 かつてのグラウ=レイヴンのように、雑魚召喚は状態異常を拡散させるのだ。


「【蒼炎点火】」


 俺は激昂蜂の首を切り落とした。

 そして周囲の虫モンスターのみならず、マグニ=パルスにも状態異常が蔓延した。


「はっは! 雑魚を呼び出すべきじゃ無かったな!」


 更に1匹、そしてまた1匹――――

 次から次へと虫モンスターを一刀両断していく。

 廃墟や瓦礫を飛び回り、雑魚を薙ぎ倒す。


 この場は死屍累々となり、無数に居た虫モンスターは既に消え失せていた。


「よし、こっちは片付けたな」


 さっさとアシストに向かうべきだろう。

 多くの状態異常をマグニ=パルスにも付与したとは言え、この程度で戦闘が終わるはずは無い。


「そっちは大丈夫か?」


「問題無い――――というより凄く楽だね。攻撃もそんなに痛くないし柔らかい。これが状態異常の凄さであり厄介さなんだろう」


 一見してマグニ=パルスは弱っているようにも思える。

 だが俺達は知っている。

 ボスはこんなものじゃないと。


「ウガァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!」


 空を切り裂く轟音が辺りに響く。

 次の瞬間、マグニ=パルスは黒色の甲殻を()()()()()


「ホワァァァッ!」


 マグニ=パルスは天空を駆け上がり、叫ぶ。

 それに呼応が如く、天候が悪化し――――


 ドゴーンッ!


 赤き()()が舞い降りた。



実際に巨大ムカデ出てきたら失神する自信がある


◆◆◆◆◆◆◆◆◆


名前 赤月

階級 ランク18

所持金 8940HG

武器 蒼天機兵の蒼炎刀【蒼炎点火】

武器 血酸嘴砲【血腐食霧】

防具 血羽の屍外套【死肉伝播】

装飾 腐王鴉の眼核【死肉の王眼】

装飾 粉砕機兵の圧壊輪【大震撃】

装飾 蒼炎の炉心核【蒼炎燃焼】


ステータス

体力 80

魔力 80

攻撃力 60

防御力 20

自動魔力回復 1秒毎2

状態異常命中 +60%

状態異常耐性 +40%


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

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