表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
状態異常使い、敵を溶かす。~状態異常ビルドのVRMMO~  作者: MEはCat
【第二章】ムシだらけの激闘

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

25/66

絶大なPSの代わりにある物を致命的に失った者

 その者は目隠しを付けており、視線が読めない。

 その者は声が聞こえた距離より遥かに()()距離に詰めて来ていた。

 その者は()()に短剣を構えており、本来のゲームシステムとは有り得ない事を平然としていた。


 何かのスキルで両手持ちを可能としているに違いない。

 だがそれ以上に()()()な。

 遺物の装備に素早さのステータスを多く盛っている可能性がある。

 まだ俺は見かけた事を無いが、そんなステータスがあっても不思議ではないだろう。


「……で、キルしないのか?」


「そのつもりは無い。ただ、どんな奴か一目見ておきたかっただけだ」


 そのプレイヤーの名前は"蛇者"。

 実力者な事には違いないが……読めないな。


「一目見て分かった。あんた只者じゃないな」


「……それ俺がお前に言う台詞じゃないか?」


「お褒めに預り光栄だ。が、あんたの判断力と分析力、それに加えて純粋なPS(プレイヤースキル)……確かにBANが敗れる訳だ。一瞬こちらの判断が鈍れば、撃ち抜かれていたのは俺の方だったろう。……うん、いいね」


「なんか語り出してる……怖っ」


 こいつ、自分の分析をベラベラ話すタイプか?

 しかも、急に感動して急に自己完結してるし……。


「よし、パーティを組まないか?」


「急に?! いいぞ」


[プレイヤー 蛇者からパーティ申請を送られました]

[承認/拒否]


 こいつの考えてる事全く読めないが、ひとまずは承認しておいた。

 パーティ中はFF(フレンドリーファイア)が出来ないようになっているから、突然襲い掛かるなんて事はしないはず。


「ところで、あんたはこの『ムシムシ密林』で何をしてるんだい?」


「探索兼ランク上げみたいな所だ。後、ここの街を見つけておきたい」


「なる程! いいね!」


「……………………」


「……………………」


「もしや、お前会話下手か?」


「ごふぁっ……!」


 あっ傷ついた。


「あ~いや、ごめん、ついうっかり」


「い、いいんだ。慣れ……慣れてる」


 ……本当か?

 さっき精神的なダメージ喰らってたような気がするが。

 何なら吐血する程のダメージを――――


「よし、なら探索を進めようか。その方がいい」


「……そうだな」


 俺達は『ムシムシ密林』の奥地へと向かって行った。

 この密林の地形は本当に複雑そのものだった。

 来た道すら忘れてしまう程、入り乱れている。


「赤月、ここさっき来た所じゃないかい?」


「そんなはずは……あるわ。さっき来たなここ」


 本当に分かり辛いマップ構成してるなこの密林。

 おまけに巨大な虫モンスターが大量に出現すると来た。


「うーむ、これギミックあるんじゃないかい?」


「だよな。どう考えたってそれしかない」


 またギミック系か……前、『巨壁回廊』で似たようなのやったぞ。


「……何か居るね」


 蛇者が顔を向けた先には小さな()()のような存在が浮いていた。

 その妖精に近付くと、直ぐに姿を消してしまう。


[クエスト「妖精の哀歌」を受注しました]


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


妖精の哀歌

達成条件 ???の討伐

報酬 5000HG、???

依頼内容

人間さん、助けて!


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



[妖精に付いて行ってみよう]


 そして、突然クエストが発生した。

 確実に何かあると見て間違いない。

 その上、報酬5000HGと謎の報酬……確実に厄介事の気配がする。


「……にしても、良く気が付いたな」


「ふふん、俺のこの『心眼の目隠し』のお陰さ。これには【千里眼】のスキルがあって、双眼鏡みたいに遠くまで見れる代物なのさ!」


「凄い細かな説明ありがとう」


 俺に手の内明かしてもいいのか……?

 圧倒的なPSでカバーするから無問題ってか、羨ましい奴め。


 ――――あ、いや違う。

 こいつ自慢したいだけだ!

 物凄く鼻を高くしてやがる!!!


「行くぞ」


「俺に任せるといいぞ!」


「おぅマジで頼りにしてる」


「滅茶苦茶やる気出てきた!」


 木の根に引っ掛かって転んで鼻折れればいいのに……。

 ――――PSで回避するから問題無いって?

 最悪が過ぎるぜ。



蛇者降臨!

・PSムチャ強

・目隠し

・口下手

・自慢野郎

うーんこの()


◆◆◆◆◆◆◆◆◆


名前 赤月

階級 ランク18

所持金 8940HG

武器 蒼天機兵の蒼炎刀【蒼炎点火】

武器 血酸嘴砲【血腐食霧】

防具 血羽の屍外套【死肉伝播】

装飾 腐王鴉の眼核【死肉の王眼】

装飾 粉砕機兵の圧壊輪【大震撃】

装飾 蒼炎の炉心核【蒼炎燃焼】


ステータス

体力 80

魔力 80

攻撃力 60

防御力 20

自動魔力回復 1秒毎2

状態異常命中 +60%

状態異常耐性 +40%


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ