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状態異常使い、敵を溶かす。~状態異常ビルドのVRMMO~  作者: MeはCat
【第六章】厄災と動乱、その奔流

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敵を溶かす。

「装飾の方は良いが……防具の方は合わんな」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


蒼冠鳥王の灼鎧

体力 560

魔力 260

素早さ 80

状態異常耐性 +30%

炎冠鳥王ガロ=スターからドロップする遺物。

焼け落ちた灰の中、ただ一つ残された王の外殻。

纏う者の痛みは熱へと変わり、受けた傷はやがて蒼炎となって噴き上がる。


【火柱粉塵】

種類 攻撃

消費魔力 15

火の粉を振り撒くスキル。

1.5秒後に火柱を上げる。

また、火の粉に触れた者は火傷状態となる。


蒼炎冠環

体力 50

魔力 50

自動魔力回復 1毎1

炎冠鳥王ガロ=スターからドロップする遺物。

王冠は、王が戴くものではない。

王たる炎に選ばれし者が、それを宿すのだ。


【燃焼加速】

種類 常時

自身の速度を底上げするスキル。

状態異常を付与する度に「篝火」を1個獲得し、最大5個まで蓄積する。

「篝火」1個につき、自身の素早さを10%、攻撃速度を10%上昇する。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


 俺は『蒼炎冠環』を装備した。

 代わりに外すのは『毒蜜女王の毒腺輪』にしよう。

 毒は重要なサブ火力として活躍していたが、強力なモンスターに対応する為に、今はとにかく速度が欲しい。

 いかに手早く状態異常を与え、相手の攻撃を避けるかを重点的にビルドを組み直すべきだ。


「……赤月」


 ふと狩人がぎこちなく話しかける。

 心無しか、申し訳なさそうな様子だ。


「すまなかった」


「……どうしたんだ、突然」


「俺はどうやら、しがらみに囚われすぎてたみたいだ。ゲームの楽しさを見失ってた」


「とことん真面目だねぇ〜」


 別に警戒するのも分からんでもない。

 『ドリュアス社』は『セイレーン社』との抗争があったって言うし、その影響で気を張ってたんだろ。


 ――――俺も前のゲームで同じ事してた気がするな。


 あの時は目に見える者全て()と見定めていた。

 どうせ他者なんて碌でもない、信用ならない奴らだって。

 それでも、ゲームの楽しさを忘れてしまえば、それは()()()とは呼べない。


 ()という概念なんて、溶かすべきなんだよ。


「これを見てると、胃が痛くなる思いだよ。やはり、『黒潮組』は私が潰すべきか……」


「『黒潮組』だと?」


「何だ知らねぇのか? 『セイレーン社』は3勢力に分かれてるって話。特に暴れてるのは『黒潮組』って連中だ」


「……初耳だな」


 その反応から察するに、対立はしてるものの『セイレーン社』の内情までは分かってないんだな。

 となると彼ら視点では、『セイレーン社』全体がそういう流れになっていると勘違いされてもおかしくない訳だ。


「『黒潮組』、『荒波海賊団』、『彼岸会』。元々南も一枚岩じゃないのさ。私ら『荒波海賊団』は新大陸で暴れ散らかしてる『黒潮組』を嫌ってる」


「それが本当ならば――――『黒潮組』さえ潰せば、南は大人しくなるのか?」


「というより、アタシが大人しくさせる」


 忘れかけてたが、マヨ船長は『荒波海賊団』のトップだもんな。

 もし『黒潮組』が消えれば、一気に『荒波海賊団』が有利となり南の政権を握れる。

 そんで、マヨ船長が南の連中を大人しくさせれば良い。


「何なら、俺もその抗争に参加しようか? 全部薙ぎ倒して総取りしてやるよ」


 俺はドス黒い争いは好きじゃない。

 だが、これ以上彼らの好きにさせてしまえば、その争いは波紋を広げ新大陸中に広がるだろう。

 なら、早い所元凶である万事屋ぶっ倒すしか無いだろ。


「良いのか? 魔神はどうするんだ」


「魔神関係は、奴らを片付けた後にやれば良い」


 『黒潮組』に俺の行動を邪魔される訳にはいかない。

 魔神も万事屋も全部倒してやるよ。


「そうだ、狩人。北の連中も巻き込んで良いか?」


「北の連中だと? あの悪代官から戦力を寄越す気か?」


「それもあるが――――」


 俺はヌルハートと北で特殊なポーションを売る『ゆるゆるポーション屋』を創設した事を話した。

 そこから特殊なポーションを『ドリュアス社』に流せば、彼らの戦力がアップするし、こちらも金儲け出来る。


 まさしくウィンウィンな関係だな。


「やってる事の規模が大き過ぎて、情報が頭に入らんぞ!」


「同感だ。お前そんな事やってたのか」


「いや〜絶対『黒潮組』驚くだろうな! 想像したらニヤケが止まらないぜ!」


 これこそ特殊なポーションの宣伝場所に相応しい。

 お金ガッポガッポ稼いで大儲け――――

 良いな、凄く良い。


「良し行くぞ! 『ルナ街』へ!」


 覚悟しろ『黒潮組』!

 お前らの軍勢を全て溶かしてやるよ!


◆◆◆◆◆◆◆◆◆


名前 『赤月の夜』赤月

階級 ランク36

所持金 95800HG(1700BP)

武器 魂縫双銃【魂吸収弾】

武器 魂縫双銃【魂吸収弾】

防具 冥灯魂衣【魂灯再臨】(紅砂のガンマン)

装飾 腐王鴉の眼核【死肉の王眼】

装飾 蒼炎冠環【燃焼加速】

装飾 青魂冥灯環【吸魂循環】


ステータス

体力 220

魔力 420

攻撃力 100

素早さ 250

吸収効力 1毎2

自動魔力回復 1毎2

状態異常命中 +140%

状態異常耐性 +60%


職業

遺物調薬師 熟練度5

【遺物調薬図鑑】【脆弱化】【遺物調薬観察眼】【高純化】【調薬合成】


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


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