56暇なの
タマはミサに抱っこされ、干し肉を食べる
げふぅ
ゲップするタマ
「肉も食べるカバなのよね・・・」
「そうだよ、最初から何でも食べるよ」
「・・・・今更だけど・・ほんとにカバなのかしら?」
「カバだよ?」
「かば」
ミサとタマは言う
「昔からのよく聞くのは、人間の言葉を話す動物は神獣と言われているのよね・・・」
「神獣?」
ぎゅむ
ミサはタマを抱きしめて見る
「タマが神獣?そうは見えないけど?・・・雨で泥遊びするし・・よく寝るし・・かわいいだけだよ」
「そうかもしれないってだけよ・・神獣だったとしても、何も変わらないわ、ただ神殿はうるさいかもね」
「え?やだなー。神殿はお世話になってるし、よく行くから。まだタマを連れて行って無いけど」
「私の姉はアイラという神官なの。だいぶ前に王都に行ってて最近やっと帰って来たのよ。手紙で喋るカバが居るよって教えたんだけどね、全然信じてないから・・タマを見るまでは信じないわね」
「お姉さん神官なんだねすごーい。」
「まだ見習いよ。王都で講義受けてたらしいわ。」
「偉いんだね、今度会いに行くよ、タマも見せたいし」
「うーん、そうね、多分ビックリはすると思うけど・・・」
「そうかなー?タマはかわいいよ?」
「ぶもー」
「・・・・かわいいけどね・・」
ミサは辺りを見る
「エレナさん、雨降ってると暇なの?」
「そうよ、暇なのよ。みんな外出しないでしょ?」
冒険者の姿は見えない
「雨の森もいいのにねー、タマ」
「ぶもー」




