44ある雨の日
タマが家に来て数か月後
ザーー
ミサはタマを抱っこして窓の外を見る
「雨だねタマ」
「うん、雨好き」
「好きなの?」
「うん、外出る」
タマは小さいまま外に出た
ミサは窓から外を見る
パシャパシャ、ザッザー
タマは走って止まるを繰り返す
タマは寝転んで雨を受ける
ザッザッザ
穴を掘り泥にまみれながら寝転ぶ
「楽しそうだね・・よくわからないけど・・」
タマはフゴフゴ言いながら辺りの泥をかき分けて埋まった
「洗っても意味ないなー・・・お風呂より泥風呂の方が好きなのかな?」
もぐもぐ
ミサはでかパンを食べる
森に行く用意をする
薄いマントを羽織って外に出る
「ピヨおはよう、猫ちゃんとワンちゃんはいないね、どこかで雨宿りかな」
いつもの場所に2匹はいなかった
ピヨの小屋に入り掃除と餌の交換をした
「コッコ」
ピヨを持ち上げ確認する
「今日は卵ないね、行ってくるね」
ピヨを撫でて小屋を出る
タマに近付くミサ
「タマ、いつまで潜ってるの?行くよー」
「うん」
ごそごそ
タマは穴から這い出てきた
ぽん
大きくなるタマ
背中の泥を払い乗るミサ
「じゃあ、門に行こう」
「エレナは?」
「帰りに行くよ、今日からはザックとポールの所だよ」
「ザック、ポール、うん」
タマはのそのそと歩き出した
「雨だねー」
「うん雨」
「森の川は水がいっぱいだろうね」
「はいる」
「入るの?危ないよ?溺れるよ?」
「だいじょうぶ、おぼれない」
「え?なんで?」
「浮くから」
「・・・・そうなの?・・」




