40ギルド受付
タマはキョロキョロしている
くんくん
「ねこいる」
「うん、猫居るね、よく寝てるよ」
ミサはタマに話しながら広場に向かう
ギルド受付のある広場に着いた
くんくん
「いい匂いする」
タマの鼻がヒクヒクしている
「そうだね、屋台からいい匂いするね、何か食べる?」
「たべる」
「野菜とお肉どっちが好き?」
「どっちも」
「そうなんだ・・」
ミサはタマを抱いたまま屋台に向かった
「あれはなんだ?」
「なに?」
「赤ちゃん?」
「牛?」
「カバ?」
冒険者はタマを見ている
タマは屋台を見ている
ミサは肉を焼く屋台に近付いた
「おじさん、大きめの肉焼いてー」
「ああ・・?それはなんだ?」
「タマだよ」
「タマ?」
「うん」
「・・・・・」
じゅうじゅう
オヤジは肉を焼き始めた
じゅるじゅる
「タマよだれが凄いね」
タマの鼻が開いてる
「ほれ、肉」
「ありがとう」
お金を渡しお皿の肉を受け取るミサ
タマの口に差し出す
あぐあぐはふはふ
タマはかぶり付く
「そんな慌てて食べる?・・」
「あぐあぐ」
タマはすぐに全部食べた
「美味そうに食うな、カバか?」
「そうだよ、タマだよ」
「タマか、また食いに来い」
「また来るね」
ミサは受付に向かった
冒険者が受付でたむろしている
かき分けてエレナの所へ向かった
「エレナさん、ただいま」
「おかえり・・・?なにそれ?」
「タマだよ、一緒に住む」
「・・・・・」
エレナはじーっとタマを見てる
タマはエレナをじーっと見てる
「アハハ、何?どうしたの?カバの子?」
「拾ったから飼うの、かわいいでしょー?」
「・・・・・ちょっとよくわからないわ・・・」
むぎゅ
ミサはタマを抱きしめる
「えっとね、森でこの子が寝てたから、うち来る?って誘ったら来るって言ったの」
「・・・うん、森で拾ったのはわかったけど・・持って帰って飼う?・・・」
「え、でもかわいいいし」
「・・・かわいくないとは思ってないわよ・・・」
「タマ、エレナさんだよー」
ミサはタマをエレナに渡した
エレナはタマを恐る恐る両腕で受け取る
「かわいいわね・・・」
むぎゅ
エレナはタマを抱きしめる
くんくん
タマはエレナの顔を匂う
べろん
エレナの顔を舐めた
「・・・臭い・・・」
「あ、私もさっきやられた・・」
ミサはエレナにタオルを渡した
タオルで顔を拭くエレナ
「なんで舐めるの・・」
「おいしそうだからだって」
「・・・・」
エレナはタマを抱きしてながら見つめる
「えれな」
「・・・・」
「なんか喋ったけど?・・・」
「うん、タマは喋るよ」
「・・・・」




