34お持ち帰り
「ここで寝るの?」
ミサは足に乗ってるピヨに撫でながら話しかける
「コッコ」
ピヨは気持ちよさそうに返事をする
「ピヨ、じゃあさ、うちに来る?ご飯あるよ」
ミサは持ち上げて話しかけた
「コッコ」
ピヨは何か言った
「よし、うちに帰ろう!」
「コッコ」
ミサはピヨを置いて麻袋をバッグに入れた
ピヨを左腕と胸で抱えて持つ
右手にナタを持ち来た道を帰った
トコトコとピヨを抱えて森を抜けていく
雑草の道から街道に出た。
街道を門に向かって歩く
ガラガラゴトゴト
荷馬車が横を通り過ぎる
門が見える
ザックとポールが荷馬車を通している
門に着いた
「ただいま」
「ミサ、早かったな」
うなづくポール
「ニワトリ拾ったのか、運がいいな」
「うん、かわいいでしょ。ピヨ」
「コッコ」
「かわいいな、売るのか?」
「売らないよ、飼う」
「まあそうか、卵食えるしな」
「卵?この子産むの?」
「産むだろ、ニワトリだし・・」
「さあ?」
「まあいい、エレナに聞いてみな」
「はーい、じゃあね」
手を振るザックとポール
ニワトリを抱えて大通りを歩く
屋台広場に着いた
広場の井戸に向かう
ピヨを下ろし井戸から水を汲みブーツを洗う
タオルを濡らしてピヨの体を拭いた
ピヨを抱っこして受付に向かう
「帰ったよエレナさん」
「早いね、まだお昼だよ、黒いニワトリ?・・・」
「ピヨだよ」
「ピヨ?」
「うん、森で拾った」
「売るの?」
「売らないよ、飼う」
「ミサ、そのニワトリは黒くて特殊なの」
「へー、そうなんだ」
「売れば銀貨50枚よ」
「売らないよ」
「卵は3日に一度くらいで産むわ」
「卵産むんだ、食べれるー」
「それが美味でね、売ってくれると助かる、1個銀貨3枚で買うわ」
「え?そんな高いの?じゃあ卵売る」
「わかった、じゃあ産んだら持って来て、一応契約にしとくけど産まない時もあるしね。ゆるくしとく。あと、エサの野菜クズはこっちで用意するから。それと鳥小屋も大工に作ってもらえるからね」
「なんかすごいね」
「貴重な動物飼育するのを任せて死んじゃった事あるから色々やる事になったのよ」
「そうなんだ、かわいそう」
「拾った人の持ち物だから取り上げることはできないけど、その人が面倒みれるかわからないしね。ミサなら任せられる」
「任せて」
「・・・・」




