26シチュー
「あっち行こ」
「うん」
タマを抱っこしたミミは家の中に入って行く
「もう、ミミ勝手に。どうぞ入ってください」
「はい、すいません、お邪魔します」
ミサは麻袋を持ち家に入る
「挨拶が遅れましたが、私の名前はレミです、娘の名はミミと言います」
「私はミサと言います、これはタマです」
ミミはタマをテーブルに置く
ミサもテーブルに着く
「ミミちゃん、私はミサ、これはタマだよ」
「タマさん、かわいいね」
タマはミミをじっと見る
「ミミ」
「名前呼んでくれたよ、お母さん!」
「よかったわね、ミミはずっと会って話したいと言ってましたから」
「そうですか」
「お母さん、シチュー持って来ていい?」
「お母さんが持って来るわ」
レミは台所に向かった
ぷにぷに
ミミはタマの鼻を押さえる
「タマさーんお鼻柔らかいね」
「ミミ」
ミミはタマを抱っこする
むぎゅ
ミミは笑う
「はいお待たせ、ミサさんもよかったら食べてください」
テーブルに3皿のシチューが置かれた
「すいません、お腹減ってるので頂きます・・」
タマはシチューに顔を入れる
もぐもぐずずず
「タマさん、おいしい?」
「おいしい」
ミサはスプーンでシチューを掬い食べる
もぐもぐもぐもぐ
「レミさん、おいしいです」
「よかったわ。でかパンもどうぞ」
「あ、このでかパン私も毎日買って食べてますよ、屋台のですよね?今日も2個買いました」
「奇遇ね、あの屋台のでかパンはいいわ、不思議と毎日食べたくなるのよね」
ミサとレミは笑い合う
もぐもぐ
ミミもシチューを食べる
「タマさん、食べるの早いね」
「うん、おいしい」
タマはお皿を舐めている
げふぅ
「おかーさん、げっぷしたよー」
「そうね、げっぷしたわね、臭いけどかわいいわね」
ミサもシチューとパンを食べ終える。
「ご馳走様でした、すいません押しかけてご馳走になって・・」
「いいんですよ、こんな機会めったにありませんし」
「明日、みんなに自慢する!タマさんとミサ姉ちゃんとご飯食べたって!」
ミミはタマを抱っこして宣言する
「え?自慢になるかなー?」
ミサはタマの口をタオルで拭く
「なるよー、みんなカバさんと会いたいって言ってるもん!」
「近所の子供たちはみんなカバさんが気になるようですよ」
「そうなんですか」
「でも、時間帯が合わないようで見かけるくらいしかないみたいです、あと冒険者の邪魔をしてはいけませんし」
「確かにほぼ森にいますね・・」
レミは席を立ちお皿を片づける
ミサは立ち上がりバッグから麻袋を出し魚を出す
「お食事ありがとうございました、これはお礼です。」
タオルに包まれた魚をレミに差し出す
「え?大きなお魚。いいんですか?」
「はい、今日タマが捕りました、川魚です。」
「すごーい!タマさんお魚捕れるの?タマさんのお魚食べたい!」
「うん」
「大したものではないですがどうぞ」
「いえいえ、有難く頂きます・・」
レミは魚を受け取った
「ミミ、お魚焼いてお父さんと食べようね」
「うん!」
ミミに抱かれてるタマをミサは受け取る
「失礼します」
「ミミレミまたね」
「ばいばい!タマさんミサ姉ちゃん!」
「また来てください」




