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VS悪魔 2

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今度は悠から攻撃を仕掛けた。



疾走しながら、左手に魔力を収束・圧縮しながら魔法を重ねていく。右手には愛刀を握り、ダンジョン攻略で流し慣れた、神聖属性の魔力を流している。



対する悪魔も、具現化した暗黒の長剣を一分の隙もなく構えている。




長年の修行を積んだと思えるその構えには、一瞬気押されたが、更に『アクセル』で加速し接近する。




二重魔法(ダブルマジック)(ライト)弾幕(バレット)



悠の左手から、無数の光条が走り、悪魔に殺到する。




僅かも避ける素振りを見せず、光弾は見事に着弾して盛大に爆裂する。





(ボア村の頃の俺なら!仕留めたと勘違いした可能性もあったが、今は『領域』の効果で、アスモデウスが生きているのが丸分かりだ。)



『領域』で場所を察知し、音を置き去りにし、横薙ぎに一閃する。


悪魔は、禍々しい魔力を放つ長剣で迎え撃つ。



漆黒の暗黒属性魔力と、純白の神聖属性魔力が衝突して、幻想的な光景を創り出す。


白と黒が混じり合い相殺しては、また新しい魔力が相殺し消えていく。




だが、少しずつ悠は押されていく。


このままの鍔迫り合いでは、やや此方が不利だが、悠には信頼出来る見方がいた。



鍔迫りの状態のまま、魔力の出力を瞬間的に上昇させ、長剣を向こうへ弾く。

アスモデウスは、長剣を弾かれ、たたらを踏んでいる。





悠は、アリシアの射線を空けると叫ぶ。



「アリシア!!今だ!」



今まで戦闘に介入出来ず、ずっと、収束・圧縮されていた魔力を解き放つ。アスモデウスの顔に焦燥が浮かぶが、避けられるタイミングでは無い。





三重魔法(トリプルマジック)不死鳥(フェニックス)!!」




魔法名を唱え終えると同時に、煉獄の業火で構成された怪鳥が出現し、一声鳴くとアスモデウスへ向けて翔けていく。


不死鳥が羽ばたく毎に、燐光が舞い狂い、周囲を熱風が包み込む。




「…………くっ。」




両腕を暗黒の魔力で覆い、顔の前で交差させ防御体勢をとる。



直撃と、轟音が鳴り響くのは、殆ど同じだった。爆風が吹き荒れ、離れていた悠まで、熱さを感じる程の熱量を持っている。


そこへ、駄目押しとばかりに、ソルスが溜めていた極光のブレスを放つ。


ブレスは直径3メートルに届く程の太さを持っており、地面を抉り、空気を震わせながら、煉獄に衝突し、巨大なクレーターを作る。



「……やりましたか?」








おいおい、アリシア……それはフラグだ。



「……まだ仕留めていないから気を抜くなよ!」




領域には、未だ悪魔の反応が残されている。


悪魔が、煉獄の中から現れ、クレーターを上がってくる。


身体には、火傷痕が見られ、ブレスが直撃したのか、角は片方消し飛んでいた。




「………貴方達…やってくれましたね。…クソが…ぶ、ぶ、ぶっ殺してやるぅぅぅぅ!!!!!!」


アスモデウスは憤怒し、魔力を収束・圧縮させて暗黒魔法を無秩序に撒き散らした。


漆黒の弾丸が、さながら機関銃の様に撒き散らかさせるが、次元結界を張り全て防ぎきる。




結界が、多少軋んでいたが、あれ位では破れないだろう。一点突破されれば、破られる可能性も十分にあるが。


尚も悪魔は憤怒し、『鬼』の様な形相でこちらを睨みつけている。





角は片方しかないが、『鬼』になれるか?……やはり、角は大事な物だったのだろう。



と、ずれた事を考えながら、悠は刀に魔力を流し構える。





「アリシア!固有スキルの準備をたのむ。」



「このまま押し切れば、倒せそうだと思うんですけど、どうしたんですか?」


「彼奴には、特殊なスキルがあって、危険だからだ!俺の合図で放てる様にしておいてくれ!」



「分かりました!見せてあげます。私の新たなチカラを!」



アリシアは、魔力を解き放ち垂れ流している。


どんどん魔力残量が減っていくが、大丈夫なのだろうか。



「……貴方達への冥土の土産に、二天一流を見せてあげます。」



そう言うと、アスモデウスはもう一本長剣を生み出し、二刀流の構えをとる。


「……こうなれば、俺は止めれんぞぉぉぉ!!!」





(…たしか、全ステータス1、5倍だったよな…。はぁ…この上なく、厄介な能力だよ。)



「ガァァァ!!!」


雄叫びをあげながら、一瞬で間を詰めてくる。



素の身体能力でも、大幅に上回っていたステータスが今では1、5倍になっているのだ。



悠は、全身に次元魔法で結界を張り、刀を手に迎撃する。


動体視力や、スピードを補強する為に、重力魔法を最大限に使い、太刀も重力をかけて数十倍にして、力負けしない様にしている。



二刀で、次々に斬りかかってくるが、何とか躱し、打ち合い、往なしていく。だが、悠にも少しずつ裂傷が刻まれていく。





その時。



背後で、今まで感じた事の無い、異質な魔力の波動を感じた。




その魔力は、少しずつ収束・圧縮されていく。



アリシアの固有スキルだろう–––––


–––––アグネスの8割という表現は的確で、魔法にする過程で2割程の損失を出している。




「ユウ!!準備は出来たわ!……今まで耐えてくれてありがとう!!」



アリシアから、声が掛かる。


悠は、更に刀の重力を増加させ、思い切り刀を振り抜く。


「…!?ぐぁっ!!!」


アスモデウスは、驚愕し、10メートル程弾き飛ばされ体勢を崩す。



そこへ、ソルスからの援護射撃(ドラゴンブレス)が殺到し、動きが封じられる。






「アリシア!今の内に仕留めるんだ!」



「ユウ、見せてあげるわ!お母さんから受け継いだ、このチカラ。……『迦楼羅(カルラ)』!!!」


アリシアの周りを、燐光が舞い踊っている。これが魔力の煌めきなのだろう。


燐光や、魔力の煌めきが、アリシアの美貌と相まって、まるで火の妖精の様にも見える。




アリシアの叫びと同時に、凄絶で濃密な魔力が、枷から解き放たれた。






次回で悪魔との戦闘は終わりです!

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