3日間
迷宮に潜って2日目。
悠は迷宮の中で目覚めると、辺りを見渡す。
悠の寝ていた周りは、ドーム型に結界をはっている。見えない壁を、ドンドン叩きアンデットが群がっている。
今では、空間魔法が進化して、次元魔法になっているから結界が破られる事は無いだろう。
悠は、のんびりと朝食を摂り、ゆっくりと、立ち上がる。
昨日は練習の成果が出たのか、魔法を重ねる事に成功していた。
今では、四重までは使える様になっている。
女神のくれたチートスキルの存在も大きいとは思うが、頑張っていた昨日の自分を褒めたい。
「四重魔法・絶対なる聖域」
魔法を唱え終えると、直ぐに魔法は効力を発揮する。
聖なる魔力が一気に駆け抜けていくと、魔石を残して、モンスターは浄化されていく。
昨日に聞き飽きた、ファンファーレの音が頭に鳴り響いている。
朝から頭の中で五月蝿くするのは勘弁してほしい。
ステータスは中々に上がったと思う。
[ステータス]
名前 一条 悠
種族 人族
年齢 17
レベル89
HP 4620/4620
MP 5318/5318
AT 4558+634
DF 4204+68
AGI 4731+15
INT 5177
[固有スキル]
金蘭之契
[スキル]
特殊系スキル
・成長速度 特大UP
・スキル熟練度 特大UP
・スキル取得条件 解放
・全属性適合
・鑑定
・飛び道具命中率 特大UP
・精密魔力操作
・暗視
・領域
・魔導 ←New
魔法スキル
・重力魔法LvMAX
・回復魔法LvMAX
・召喚魔法LvMAX
・光魔法LvMAX
・空間魔法LvMAX
・火魔法LvMAX
・土魔法LvMAX
・治癒魔法Lv7
・業火魔法Lv2
・大地魔法Lv2
・時魔法Lv1 ←New
・異界召喚魔法Lv1 ←New
・神聖魔法Lv4 ←New
・次元魔法Lv3 ←New
戦闘系スキル
・魔剣術Lv MAX
・剣聖術Lv7
・未来視Lv1 ←New
[装備]
無銘 金重 : AT+634
漆黒の軽鎧 :DF+68
特殊効果:隠密
ワイルドベアーのブーツ : AGI+15
[加護]
転生神ジュリアの加護
●魔導・・・魔法を扱う技術が向上する。また、魔法を重ねて威力を上げる事が出来る様になる。魔法の名家に30年に1度このスキル持ちが生まれる。
●時魔法・・・時を司る魔法。ユニーク属性の中で最もレアな魔法で、300年前の魔王も使っていた魔法。極めると、一歩神に近付くと言われている。
●異界召喚魔法・・・この世界以外の、異界より召喚出来る様になる。古の召喚術師は、龍種を使役したと言われている。
●次元魔法・・・空間魔法の上位互換で、汎用性や強度等、全てが向上している。攻防に優れていて、次元属性の攻撃や、防御を破るのは困難と言われている。
●未来視・・・数瞬先の未来を視る事が出来る。レベルが上がると、どれくらい先が視えるかが変わる。
(うん……俺は人間辞めたんだな…。)
昨日は、41層への扉を護るボスモンスターを討伐した。
俺が部屋に入って見たのは、3つの頭を持つ竜で、頭は別々に意思を持って動いていた。
目があうと、意思を共有しているのか3対の眼が俺を見つめた。
3つの頭が一斉に此方を向いた時は、軽く漏らしそうな迫力だった。……いや、漏らして無いからな?
竜が咆哮をあげて、3つの頭それぞれがブレスを撒き散らしてきたから、空間魔法で防いだ。
その時に案外簡単に防げたから、調子に乗って竜を煽ってみた––––––––
–––––––すっごい怒りました。
憤怒の叫びをあげながら、此方に向いて体当たりしてくるのは恐かった。
結界に、軽くヒビが入ったときは、本当に死ぬかと思ったけど……。
その後、何事も無く倒したら、宝箱があって、開けると『時魔法の秘伝書』があったのだ。
俺は、嬉しすぎて場所も忘れ、読み耽ったさ。
–––––––グルルルゥゥゥゥ。
って聞こえたと思って振り向いたら、再ポップした多頭竜がいたよ…。
後、数ページで終わるから必死に読みながら、空間魔法で守ってたら、何時の間にか、次元魔法何てのになってたけど。
この時だけは思ったよ––––––
––––––ご都合主義バンザイ!!!
再度竜を倒して、その日は40層以降で狩りをして、眠る時は次元魔法の結界を張って起きたのがついさっきだ。
今日1日と、明日の半日狩りをしたら、帰ってダンジョン攻略の準備をしよう。
そう思いながら、悠は深層へ向け狩りへ出掛ける。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
約束の日。
悠は、収納リングに食糧や魔道具を詰め込み、装備の確認を終え、アリシアの家へ向かっていた。
アリシアの家へ近付いて行くと、途轍もなく強大な魔力を感じ駆け出す。
上昇した、壊れステータスに物を言わせ疾走する。
領域を発動させ、敵がいないか確認するがアリシアとアグネスがいるだけだった。
家の中に入ると、アリシアが魔力を使い果たし仰向けに寝ていた。
「…アグネスさん、先程の強大な魔力は……まさか、アリシアですか!?」
アグネスは、意地の悪い微笑を浮かべ答える。
「そうよ、まだ力に振り回されているし、制御下に置いているのは8割ってところね。」
3日間で、扱いの難しい固有スキルの能力を、8割も支配下に置くとは…。
やはり、共有している神特製の壊れスキルの効果は、伊達じゃないな。
「…それでは、アリシアに明日の朝からダンジョンに潜ると伝えて置いて下さい!」
「あら、今日は泊まっていかないの?……良い事してあげるわよ?」
妖艶な笑みを浮かべ誘ってくるが潔く断る。
決して、アリシアが怖いからでは無いからな!
「…いえ、遠慮しておきます。……それでは、また明日来ます!」
「ふふ。…アリシアには伝えておくから、安心して帰っていいわよ!」
アグネスに礼を伝え、悠は宿に向かう。
宿に帰る途中に、顔馴染みになった屋台で、ソルスの肉串を買い歩いていく。
宿に着き、ソルスを召喚して肉串を与えてから、神聖属性の魔力を与える。
今のソルスはこんな感じだ。
[ステータス]
個体名 セイントドラゴン(成竜)
ランクS
レベル64
HP 3340/3340
MP 3527/3527
AT 3295
DF 3302
AGI 3476
INT 3851
[種族固有スキル]
・ブレスLvMAX
・竜ブレスLv3 ←New
・高速飛翔 ←New
[スキル]
特殊系スキル
・属性竜
・精密魔力操作
・竜言語 ←New
戦闘系スキル
・爪格闘術LvMAX
・魔爪格闘術Lv6 ←New
耐性系スキル
・状態異常無効
[状態]
悠の召喚獣
●竜ブレス・・・竜種の種族固有スキル。ブレスの上位互換で、威力、射程、範囲の全てが上昇している。溜めれば、より強力なブレスを放てる。
●高速飛翔・・・有翼モンスターの種族固有スキル『飛翔』の上位互換。最大速度は、音速を超えるらしく、飛翔した時に生じる衝撃波も攻撃に使える。
●竜言語・・・竜種共通の言語。竜以外には理解出来ないらしい。
●魔爪格闘術・・・爪格闘術の上位互換。爪や尻尾、牙に魔力を流し闘う。魔力を流した量に比例して、攻撃力が上昇する。
次話から、ダンジョン完全制覇に向けて奮闘します!




