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♯22 レーゲンの招かれざる客 Ⅳ

 ──各々がソファーよりも低い机を囲み、事の経緯を話し合う。


「ふぅむ、()()()()ねぇ」

 なみなみと注がれたボックビールの泡が、その縁から僅かに溢れる。木製の大きなジョッキを握りしめながら、ゲオルクはじっくりと過去を思い返す。そして、固まった脳味噌を解そうと、一度豪快に酒を呷った。


「くぅ~うっめぇなあ! やっぱり、一仕事終わった後にのむアインボッカ―ビールはいい!」

 大男は一言だけ唸り、そのままぐびぐびと酒を浴びるように飲み続ける。


「そりゃあまぁ、良かったですね。

いや、じゃなくて! その……ご存知なんですか?」

 ジャックはさっきまでとは正反対の荒波に乗りきれず、ぎこちなく尋ねる。


「ん? なんだ、おめえも飲みてぇのか? 子供にはまだ早えって言いたいところなんだが、せっかくだからな! どうだ男衆、二人とものめのめ!」

 ゲオルクは景気よく、ジョッキを突き出して二人にボックビールを勧める。


「……いらねぇ! 話聞いてんのか? オヤジならそういう頓珍漢な事でも知ってんだろってことでワザワザ戻って来てやってんだからよ、ちょっとはマジメに受け取ってくんねぇか? あ゛!」

 鈍重な音が響く、マイケルが机を強く叩きつけたのだ。黙って聞いていた彼だったが、とうとう我慢ならなくなったのか語気を強めて問い詰める。ゲオルクは両手を振りながら、怒り気を鎮めようと頭を下げた。


「悪い悪い、ちょっとからかっただけだ! 

迷いの森について知りたいんだってな? いいだろう、このゲオルク様が助けになってやる」

 ゲオルクは右腕で力こぶを作ってみせながら、胸を張って宣言する。皮だけなら頼もしい発言に、ジャックはありがたそうに両手を組んで見上げた。だが、残った二人はそうはいかない。一連の会話を見守っていたユーリケが冷静に窘める。


「……話にならない。

大体、イェルクは知っているのか? 私自身、小耳にした事すらないのだけど」


「え? んなもん見たこともきいたこともねぇぞ?」

 ゲオルクは赤子のように、口をすぼめて話す。あまりの破綻具合に、マイケルとジャックは口を揃えて「はぁ?」と文句つける。


 何を言ってもはぐらかすように笑ってばかりだったゲオルクだったが、脈絡もなく冷静になったかと思えば、遠くの景色でも見ているかのように目を細めジャックの瞳を見つめる。今までになく、真剣な表情で。そしてにんまりと、年不相応にあどけない笑みを浮かべた。

「にしてもミーヒャ……オマエの言う通りだ。話を聞く限り、このジャックとやらは完全にいかれちまってる。こいつは大物になるぞ~まったく面白いやつを連れ帰って来てくれたな!」


          * * *


 腕でジャックの首を絞めながら、酔いどれは彼の髪を強引に搔き散らかす。ジャックはお手上げだったが、暴れ抵抗することしか出来ない──さっきからずっとだ、まともに聞いてくれやしない。理由は明らか……酷く甘ったるい。顔を近づける都度この調子で、飲んでもないのにこっちまで酒焼けしそうだ。もうこれで8本は飲んでいるってのに……ジョッキ、あの人の二の腕くらい大きいんだけどな。


 彼は乱暴加減にうんざりしつつ、酒気を堪えながらなんとか話す。

「っ知らないってのに、どうやったら助けになるって!」


 それを聞いたゲオルクは固まり、嫌がるジャックから手を離す。少し考え込んだ後、何か決意めいた表情で口を開こうとしたところに、ユーリケがすかさず割って入った。


「……まさか! やめろ、それだけは認めない」

 追い立てられているかのように態度を様変わりさせ、語気を荒げて忠告する。次第に険しくなる表情で鋭く睨みつけてくる便利屋を説き伏せようと、ゲオルクは耳打ちした。


「気持ちは分かる。だがなウッリ、これはチャンスなんだ。

上手く()()出来れば、また彼奴等に……」

 

 余程顔を合わせたくないのか、ユーリケは両眼を閉じて槍を持つ手を力ませる。そして、噛み締めるように唸った。

「……ユンカー、お前は盲目だ。もう、苦痛は充分に味わっただろう。

尚、未だ踏み込むというのなら、私は友の為にこの槍を……貴様にッ」

 便利屋は人が変わったかのように、低い声で脅迫する。強張って震えるその肩に手を当て、ゲオルクは小声で何かを呟いた。するとユーリケは首を鋭く横に切り、舌打ちをして一歩引いた。


「……ごめん、続けて。私は……ちょっと、夜風にあたってくる」

 そう言い残すと便利屋は、逃げるように席を外し、左右にふらふらと揺れながら階段を上る。ジャックは反射的に、止めようと手を伸ばした。が、他二人は何の反応も見せない。ジャックは互いを交互に見遣った──二人共、何か別の事に気を取られているからどうでもいいみたいで、仲間だってのに、これじゃあんまりにも薄情じゃないか?

 ゲオルクはともかく、マイケルまでもが俯いて、我関せずといった様子なのだ。納得できる筈もない。淡泊な足音と流水だけが、温かい空間を支配する。


「ウッリ? 一体どうしたっての、もうご飯出来ちゃうわよ!」

 キッチンで料理に集中していたヘードヴィヒが、大声で背中を呼び止める。便利屋は背を向きながら、後で貰うとジェスチャーで伝え、階上へ姿を消した。


「……あんたら、何か変な事でも言ったんじゃないでしょうね?」

 コンロを隔てた壁の端から、ヘードヴィヒがちらりと顔を覗かせて疑心暗鬼に見張る。


「い、いや? んなこたねぇよなぁ~、諸君! 

何にも、大したことのない話だ。ヘドにもまた後で話す」

 ゲオルクは咄嗟にその大きな両腕で、硬直する二人の肩を組む。二人もまた、それに連なって引きつりながら笑って見せる。ヘードヴィヒは眉を顰める。疑いを捨てきれてない様子だったが、一度鼻息を鳴らして再び料理の続きに取り掛かった。


「それで、何かとっておきの案でもあるってのか?」

 ユーリケが心配で行き詰ってしまったジャックに代わり、マイケルは顔をキッチンの方へ固定したまま、目線だけ傾けて話す。


「あ、ああ……その話だったな」

 ゲオルクもまた、ヘードヴィヒの様子を伺いながら思い出したかのように答える。鏡合わせに動いているかのように、三人は慎重に向き合い一息つくのだった。


「先に言った通りで、悪いが俺はその()()について直接は知らない。だが、まったく心当たりがないわけでも無いんだなこれが。その手の蘊蓄に詳しい人間ってのは、どの時代にもいるもんだ」

 ゲオルクは神妙な面持ちではあったが、ジャックの相談事について意外にも前向きに切り出す。


「オヤジみてぇな飲んだくれにも、んな気の利いた野郎が()()残ってたんだな?」

 マイケルが、卓上に散らかった殻の酒瓶を見つめながら、辛辣に吐き捨てる。


「ふっ、あまり舐めるなよ? 俺くらいの凄腕となればだな、そりゃもうビスカーヤくらい顔が広いってもんよ」

「世界を飛び回ってる連中に伝手がある。それも、事情があってもうすぐ──そうだな、大体後30日くらいでここに飛んでくる筈だ。彼奴らなら……ジャック、君の助けになってくれるやもしれん」

 ゲオルクは、壁に架けられたカレンダーを見遣りながら得意げに話す。12月の末に、目立つ赤色の文字で期日と書かれていた。


「もしかしなくても、さっき話してた()()って人が……」

 ジャックもまたカレンダーへ目を移し、合点がいったからこそ思わず口を滑らす。──あの時、電話越しに話していた事からして、ここは部品系の依頼も請け負っているのだろう。便利屋が何をやっているのかについてはよく知らないけど、マイケルがかなりの工房オタクなのもそれなら裏付ける。

 

 ゲオルクははっとして、一度視線を泳がせた。

「……聞かれちまってたか、畜生! 大事ってのは、あんまりでかい声で話すんじゃないな。

まったく、()()()()()()()()()()()ってやつだよ」

 悔しそうに後ろ髪を掻きながら、わざとらしく口上を述べる。意味の分からない言葉を前に口をポカンと開けたまま呆然としているジャックへ、続けて彼は話す。

「ああ、その通りだ。今はまだ候補ってところだが──なあに、そう心配するな。

話なら、このゲオルクがつけておく」

「つまりだ、ジャック君。協力してやってもいい」


「そ、それなら……!」

 待ちに待った言葉にジャックは目を輝かせる。だがゲオルクは、早とちりを見せるジャックにチッチッチと舌を鳴らしながら、顔前にまで手を付き出して嘲るように指を振った。


「ビジネスには、フックってのがないとな~甘ちゃん。──俺に自分を証明してみせろ、やり方は何だっていい。そうだな、今から時間切れまでに、1万ライヒスマルクかそれ相当の教会スクードを自力で稼ぐんだ」

 仮面を取るように酔いを振り払って、ゲオルクは人が変わったような装いでテーブルにつく。ジャックは耳を疑った。一万ライヒスマルク、途方もない金額だ。こうなる前なら、今までの生活費に換算しても生涯を安泰に過ごせる。それどころではない、教区の中心で大手を振ってだって暮らしていけるだろう。

 マイケルも同じことを考えたのか、大仰に腕を動かしゲオルクに対して食ってかかる。

「は、はあ?! 無茶苦茶じゃねぇか! 話聞いてたんだよな?! コイツには時間が……」


 ゲオルクは掌でマイケルを制止する。今までの頼りない姿からは想像できない、本当に父親(オヤジ)らしい振る舞いで。

「ミーヒャに免じて、寝床と飯くらいなら用意してやろう。が、見ての通り、こっちも商売あがったりなんでな。それに、タダで色々してやる通りはない」

「便利屋をやるにしてもだ、この事務所に入れてやることは出来ん。お前に相応のスキルがあるとは思えないってのもあるのだが……何せ登録料やら何やらで、金がかかって仕方がないからな」

 ゲオルクは無精ひげを触りながら、悩ましそうに呟いた。そしてジャックの正面を向き、真剣な表情で握手を求める。

「これをチャンスととって受けとるも、無理だと早々に諦めるも君次第だ。ジャック、さぁどうする?」


「ダメだ、出来るわけがねぇ。一万だぞ? そんなの、オヤジでさえ……」

 小さい声で悪態を吐くマイケル。だが彼に構うこともせず、ジャックは何のためらいもなく左腕を差し出した。ゲオルクは白い歯を見せて、大きく腕を振る。ジャックを抱き寄せ、それほどまでに嬉しいのか、反対の手で背中を何度も強く叩いた。


「っよしよしよし! そう来なくっちゃだよな! ファウストだなんて聞かされた時は、大層堅物な奴なのかと思っていたが……気に入った、お前ならやれる!」

 小さくガッツを繰り返した後、ゲオルクは身を翻してキッチンの方へ声をかける。

「おーい、ヘド! 飯はまだか? 折角の歓迎日なんだ、腹一杯食わせてやれ!」


          * * *


 大皿を義腕で器用に抱えながら、いつの間にか後ろで聞き耳立てていたヘードヴィヒが、うんざりした様子で応じる。

「相変わらずの自分勝手だね……ほら、出来たよ」

 彼女は手際よく、だが豪快に、何かが沢山盛り付けられた大皿と人数分の小皿、合わせてカトラリーを配り始めた。旅費の節約もあって、ここ数日、まともな料理には何一つとしてありつけてない。ジャックは、メインディッシュであろう大皿に吸い寄せられる。──鼻をツンとつく酢の物の匂い、ピクルスかな?


「ジャックちゃん、話は上手い具合に進みそう? 聞く限りじゃ、順調そうじゃないの」

 ヘードヴィヒは散らかった空き瓶を強引に退かし(時たまゲオルクに投げつけ)ながら、大皿に目を奪われているジャックへ気さくに尋ねる。


「──へっ? あっはい、おかげさまで」


「ごめんなさいね。この飲んだくれったら……

若い子相手になると斜に構えて、いっつもこんな調子なのよね」

 冷めないようにと、せかせかと勤しみながら最後の皿を運び終えたヘードヴィヒは、ジャックの隣、一際凹んだソファーに落ち着いた。変形したそれからは、空気の抜ける音すらしない。体躯に唖然とするジャックに対し、少し不機嫌そうにヘードヴィヒは指摘する。


「あんた……レディにそりゃ失礼じゃないの?

ほら! ボケッとしてないでさっさと召し上がりなさい!」


「はい姉御! それじゃお言葉に甘えて……Guten Appetit!」

 ジャックは後を押されるようにして、一番最初に目についた、見慣れない巻き料理を小皿に移す。荒々しい見た目だが丁寧に整えられたそれの形を、崩してしまわないようにと突き刺さった二本の楊枝(ピン)を怪訝に外し、左手のフォークで刺して口に含んだ。──やっぱり、酸っぱい! 初めて食べる感触だ。さっぱりとしてよくスパイスが効いている。ピクルスに……ツルツルしたこれは何だろう? でも、この味には憶えが……。

 ジャックは舌の上で転がしながら、興味深そうな表情で味わう。神妙な面持ちのジャックを見て、堪えきれなくなったのかゲオルクは大きく吹き出した。


「だっはッ! ジャック、お前……何だその食べ方は! ステーキじゃねえぞこりゃ」

「いいか少年? ロールモップスはだな、こうやって食うんだよっ」

 ゲオルクは見せつけるように棒を手づかみし、持ち上げたそれを顔を上ずらせて大きく開いた口に入れる。身に吸いつくように、串だけを取り去った。


「行儀悪いよりかよっぽどいいじゃないか、変なこと吹き込むんじゃないよ、のんべえ親父!」

 残った出汁を味わおうと、木の棒に吸い付くゲオルクを見て嫌気がさしたのか、ヘードヴィヒはあからさまに怒る。溜息をついて、汚物が視界に入らないようジャックの方へと振り向いた。

「まったく……スラム暮らしって聞いていた割に、随分礼儀正しいんだね? いい事じゃない、今時珍しいわ。腹立たしいけど、ロールモップスはああやって食べるんだよ。……ほんっとあの馬鹿」

 瓶一本をごくごくと飲み干すゲオルクを横目にしながら、ヘードヴィヒは小さく愚痴る。


「へへっ、婆さんによく叱られた甲斐があります。これ、ロールモップスって言うんですね。似たような物を食べたことがあるような気がするけど……初めて知りました」

 ジャックは純粋無垢な顔で、料理提供者に答える。


「あら、それも知らなかったの。ま、内地住みなら仕方ないね。初めてのお味はどうだい?

ニシン……っていう魚の酢の物で、キュウリのピクルスを巻いてるんだよ」


「とっても美味しいです! 本当にありがとうございます!」


「あらあらあら、そんな遠慮しなくていいのよ? ジャックちゃんったら、おべっかじょうずね~

……で、マイケル・スタークベッター。ボケッとしてないで、あんたも早く食べなさい」

 褒められて上機嫌そうなヘードヴィヒだったが、忘れないといわんばかりに、冷たい声色で注意する。

皿が運ばれてからというもの、フォークを握るだけで、マイケルは一切料理に手をつけていなかった。一言も喋らずに、何かに憤っていた様子の彼は、追い詰められ小さく呟く。


「一つだけ言わせてくれ」

 マイケルは何かを確かめたいのか、大皿によそわれた料理を見定め、一つ一つの品名を熟達した聖職者が唱える聖句のように並べたてる。

「燻製……素揚げ、ビスマルクハーリングのサラダに、ロールモップス……」

 言い終えると一度大きく息を吸い込んで、腹に全てをため込んだ。

「全部……じゃねぇか」

「全部──ニシン料理しかねぇじゃねぇか!」


          * * *

 

「ここは年中四旬節だってのか? このしみっ……ありがてぇ面子を見てるとまったく()()がでるぜ。今日という今日ですらコレだなんて……いくら何でもねぇだろ!」

 マイケルは怒涛の勢いで責め立てる。時折、提供者の顔色を伺いながら、彼にしては慎重に。


「しょうがないでしょ! あんた話聞いてたの? 

あの飲んだくれのせいで懐寂しいんだからどうしようもないじゃないの!」

 ヘードヴィヒが食い気味に言い返す。お酒なら、ヘードヴィヒさんだってべらぼうに飲んでたって聞いたようなと、数刻前のユーリケとの会話を思い出して冷ややかな視線を送るジャックだが、言い合うヘードヴィヒが見せた、こちらを制止するような目線から有無をいったら潰すといわんばかりの圧を向けられ、言葉には表さない……いや、出来るわけがなかった。


 理不尽な裏事情も垣間見ず、マイケルは主観的に言い放つ。

「聞いてんに決まってんだろ! ……期待はしてなかったけどな、降誕日だろうがイースターだろうがいっつもいっつもニシンニシンニシン。バカみてぇ」

「経費がないってのもマジで言ってんのか? いくらココ(ヴァルトブルク)じゃ肉の類は仕入れにくいからって、たったの一食すらないなんてイカれてんだろ! そもそも、テメェらがもうちっと自制すりゃいいんじゃねぇかよ!」


 ヘードヴィヒの怒りが噴火してしまわないように、3本目を空けようとソファーの裏を弄りながら、ゲオルクが仲介する。

「まぁまぁ、そういうなミーヒャ。ニシンだってうまいぞ? これがな、ボックにあうんだよ。

燻製は肴にうってつけだし、酢の物の方はさっぱりしてて二日酔いによく……」


「オレは酒飲まねぇんだよ!」


「あぁでもニシンといったらビスカーヤ名物だからな。 

そりゃ食卓がニシンだらけでしみっ……実家みたいにあったか~い面子になるのも……」


「オヤジもしみっt……って思ってんじゃねぇか!」

 料理を前に唾を飛ばし続ける二人。ゲオルクの願望とは裏腹に、みるみるうちにヘードヴィヒの顔色が険しくなる。


「……あんたらねぇ、っいい加減にしな! ダブル鉄 拳 制 裁ッ!」

 遂に吹っ切れたヘードヴィヒ。ポカンッという通りの良い音と共に、マイケルの頭上と……ついでに酒浸りの頭上にノロノロと煙が立ち上り、顔程の大きさのたんこぶが膨れ上がる。せめてもの優しさか、マイケルに振り上げられたのは鋼鉄の義手ではなかったが、もう片方は……言うまでもない。

 ──賑やかな歓迎会には打ってつけの、清々しいスターターピストルが放たれた。


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