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39 生きているユウ君の情報

まとめ

・1つ年上

・名前は君と共通点があるはず

・誕生日はゾロ目(同じ年の学年違いなので、おそらく1月か2月か3月生まれ)

・生まれた場所は北海道

・音楽をやっている

・ボーカル&ギター

・ピアノを弾いている

・お母さんがピアノの先生

・バンドを組んでいて4人組(弟ベース)高校の同級生でバンドを組んでいる

・バンド名の由来はお花の名前から

・大学に入学、休学か辞めてるかも

・アイリスという曲がある

・鉄柱の歌がある、らしい

ここが震えたら僕だから(覚えておくように言われてる)


私からみたユウ↓

・両耳ピアスをつけている

・目の下に涙ぼくろがある

・眉毛が削がれている(小さい時の怪我が原因)

・身長は175〜180くらい

・細マッチョ系?



 ユウは何度も自分の胸を拳で叩いて、

「ここだよ、ココが震えたら僕だから。よく覚えておいて。僕達はつながっている。双子は同じ音の指紋を持っている。だから必ずわかる」

↑ユウの口ぐせ


 今まで言われてきた情報をあるだけノートに書き出してみると、意外とあるなと思った。



 買い物をしに行った後、部屋の扉をあけると、ユウが本を持って佇んでいた。ユウの足元が光っている。

パタンと本を閉じると足元の光もなくなった。本を上に放り投げるとフッと消えてしまった。

「いまの何?」

「レコード」

「ん?」

「この世界の全ての記録が詰まったアカシックレコードだよ」

 何を言ってるのかわからない。


ユウの存在は謎すぎる。私が知らない言葉を話すこともある。聞いたことのない表現までも。わざわざ辞書で調べることもある。私の想像なら全てがわたしの思い通りで、思考も私の思い通りなはずである。

なのになんでこの存在は私がわからないことまで喋り始めるのだろうか。


「魂だから」

「わかったって」

「信じてないよね」

「半分信じてるけど半分疑ってる。そうゆう性格なの」

「それでいいと思うよ。いずれわかるから」といつものように大事なことはかわす。

 知っているなら教えてくれればいいのに、あえて教えてくれない。


 鞄を下ろして、そのままベッドに座った。


「ユウってさ、僕を見つけてっていうけど、見つけた後はどうするの?」

「会ってほしいんだよ」

「会うだけ?」

「その先は決めてないから、2人で話し合って決めればいい」

「話し合ってって……」

「君次第だから決めてないんだ。でも会わなければならない。お互いのために、そして僕たちの目的のために」

「会わない選択は出来ないの?」

「会いたくないの?」

 ……分からない。何だか胸騒ぎがするのは何でだろう。

「出来れば会ってほしい……会いたい」とユウは言った。

「僕は君に会いたい」

「いるなら、私だって会ってみたいよ。本当にいるならだけど」

 少し意地悪に言ってしまった。

「いるって」

「この前テレビに出てた人で似てる人を見つけた」

「それで?」

「違うかもしれないし、顔もよくわからないけど、ユウに似てる声だって思った。もっと昔から知ってるみたいな声ってゆうか……上手く表現できない」

「その気持ちを大事にしてほしい。それが重要だから」

「じゃあ、テレビで見たその人なの?」

「それはわからない」とユウは言う。

「わかんないって、自分のことでしょ」

「君が見つけるんだ。君がどう思うのか」

「わかんないよ」

「魂が震えた?」

「わかんない。確信持てないし」

 確信は持てない。音と声以外で判断のしようがない。勘違いかも。そもそもそんな人存在しないかもしれない。いてほしいって何処かで思ってるから、無意識に似ている人を探してしまうだけかもしれない。


 ああ、もう考えてもしょうがないや。


「双子はね、理由があって同じ時代に産まれるんだ」とユウは話し出した。

 双子の魂のエネルギーは始まりの量子であり、無限の可能性を秘めているのだと言う。

 

 ネットや本で調べてみたが、自分達のようなパターンは見当たらなかった。

 因みに、ユウからもらった情報をいくつかセットで検索してみたが、ヒットするようなアーティストも見つからなかった。

 手探りで探すしかないみたいだ。


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