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作戦参謀

次の日、昇降口で僕の上履きが確かに無いことを確認した。

すると今日もあの子は今日も僕の上履きを履いているに違いない。


さて、どうやって聞き出そうかな。残念ながら僕はまだあのこの顔をハッキリとは見てないが、ショートカットでスラっと背が高く、いかにもスポーツをやっていそうな風格だが部活には入ってなさそう。だから放課後を狙えばいいんじゃないかとは思うが、僕の上履きを履いてるところでしっかりとそのことを問い詰めたいのだ。なぜなら、僕とあの子の関係性は、上履きで紡がれているからだ。同じ足フェチかもしれない同志、それが女子だと知ったら僕は、絶対に逃すわけにはイカンのだ!それにしても、足は大きい気がした。なんせ僕の上履きを履いてるかもしれないのだから。あの子がロッカーを開けるときに屈んだ時のムッチリとした足のライン。そして、くるぶしがクッキリとして、5本の骨が足の甲にかけて綺麗なラインを作っていた。そして、上履きの中でモゾモゾと動く裸足。どうしてもあの子の足の裏を見てみたいものだと思っていたら、その子はロッカーを閉めたため、慌てて僕も教室へ戻ろうとしたが、ふとあの子を見ると、やはり僕の足を見ていた。もしかしたらお互いに、それぞれの足しか認識していないのかもしれない。


そんな回想を昇降口手前で足の指を無意識にパタパタ動かしながらしていたのだが、もう授業の時間だと慌てて、タッタッタッと教室へ行く。


授業中も上の空で上履き奪還作戦とは名ばかりのあの子の足裏妄想をしていると、ヤキザトくん!と自分の名前を呼ばれてるのに気づいた。


黒板にこの答えを書いてくれるかね?

すみません。今行きます。


急なことなので、一瞬で周りの様子を把握し、この宿題の問題の答えを書けばいいのだな、とペタペタ黒板まで歩き、さっと答えを書いた。その間、足の裏を教室の面前で見せつけようかなとか変なことが頭に浮かんだが、気が焦っていてすぐに戻ろうとすると教師に呼び止められる。


もしかして足のことばかり考えてるから授業に集中できてないんじゃないの?答えも間違えてる。


クラスのみんな大爆笑だ。それに先生のほうが御名答だった・・・。

ただ、このことがきっかけである作戦を思いつく。

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