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真実

おぅ金沢さん。やっと会えたね。

ムッくん、一夏越えてプレイボーイなったみたいだね。

ん?なぜそのニックネームを?

足立さんが今日ムッくんって呼んでたじゃないの?


金沢さんは、全く表情を変えなかった。ただ、人形のようにその場に立っているとすら見えた。しかし、ミワとあったのは部室のときくらいだし、そのときに金沢さんの姿は見えなかった。


どこで聞いてたんだ?


僕はハッキリと核心を突いた。


まず、真実をハッキリさせたいの。マナウラさん、改めマウラは、あなたの上履きを履いた。そして、持ち帰った。その後、足立さんとあなたの上履きを切り裂いた。

!?

まずね、君がマナウラさんのことをマウラって言ってたのは、ロッカー裏で聞いてたよ。それに、君たちはこの屋上でおちあい、なぜか上履きを持ち帰ったのね。

!?そこまで知っている?どちらから話せばいい?


僕はそのいろいろと横断的に突っ込んだ話をされて頭の中の辻褄が合わず混乱した。


いったいどうなっているというんだ?

つまりね、私は色んな所にカメラを仕掛けているの。誰も気付かないチップのようなものだね。


彼女は、相変わらず動揺もせず淡々と他人事のように話す。


いったい、いつ仕掛けたんだ?

委員長権限で。

もしかして、ミワのセックスも・・・。

全部知っている。


夕日が傾き、眼鏡越しから彼女の眼差しがハッキリと見えた時、その目が頭の中に焼き付き、縛られ身動きが取れないように感じられた。

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