三つ巴
よー、買ってきたよー。
マウラはたしかに裸で、その箱を買ったというわけだ。彼女には羞恥心というものがないのだろうか。いや、たしかに学校では羞恥心を見せるのだが、それは寡黙で真面目な人間を演じていたのであって、人の温もりを私が教えてしまったがために、彼女の心は、わずか一週間で溶かしてしまったというわけだ。ミワはミワで、そのミステリアスさの中に垣間見た、欲望の素晴らしさを、まざまざと受けてしまったので、この逆転した主従関係はなかなか変えられるものではない。当のミワちゃんは、口をポカーンと開け、顔を赤らめていた。この暑さもあるが、目の前にそびえる大胆な存在に、明らかに羨望の目を向けている。
しかし臭いなー。ボクの仕業か?
みんなの汗だ。自分のも嗅いでみろ。
マウラはその場で座り、クンクンと脇の下や、汚れた足の裏、股近くまで屈めて、悦に浸っていた。そのザマはまるで犬だな。僕に言ったセリフを返してやりたいくらいだ。
さて、ほら。
マウラは箱から取り出したものを、僕に投げ渡したので、それを付けた。
アダッちとはもうやったわけじゃないの?
そんなに焦っちゃいないさ。
じゃあ行くよ。ミワ。
僕は、対面になり、ミワをまさぐった。ミワは、マウラのように奔放というわけにはいかず、少し抵抗があった。あまり、表情が乗ってこないのだ。すると、汗の匂いをまき散らせたマウラがミワのすぐ脇に座り、股を開いた。
エッチってさ、温もりなんだよね。ただ感じるだけでいいんだよ。
マウラはミワの耳元でそう囁くと、目を閉じて、次第に自分の手を受け入れていくようだった。ミワがソファにもたれかかったところで、僕はミワに覆いかぶさった。このうだるような熱気と興奮でミワも次第に溶けていき、そのリズミカルな上下運動とともにマウラの膝下へ頭が落ちた。僕は、ソファーに乗っかり、夢中になって腰を振った。マウラは、その意識が完全に自分の中へ閉じてしまって、トロンとした目で真っ赤になって喘ぐミワを優しく撫でた。
可愛い子ねぇ
そんなマウラの言葉も耳に入る余地もないミワは仰け反ってしまった。
私もイかせてくれよ。
マウラもソファにうつ伏せで寝ころび、吐息とともにソファの上でだらしなく溶けているミワと股を交差した。そのマウラの上に僕は馬乗りになり聖なるエックスの塔を築き上げた。これは、僕やマウラのいうように足の裏で紡がれた絆の象徴だった。僕はマウラを肉棒でまさぐり、一所懸命腰を振った。クロスになったミワも股をこするように、上下に腰を動かした。マウラは自分に向けて伸びているミワの足の裏を、5本の指やその間、カカトまで、その剣道で培った屈強な足の裏を徹底的に味わった。ソファーからはみ出すもう片方の足も、自分の顔へ近づけるように促し、もう片方の足も舐め回した。その鍛え上げられた足に、さらに興奮を強めているようだ。
マウラ、ミワ、僕、三人それぞれが、ボルテージを限界まで高め、最後は全員が果てた。その瞬間に垣間見た、聖なる鐘の音が、自分たちを祝福した。
その瞬間、足音が近づいてくるのが聞こえた。しかし興奮の余韻と暑さ、それに僕はマウラとミワに挟まれ、ミワはマウラに足をロックされ、マウラは僕と繋がっているから、誰かが無理やり抜けないと動けないというデッドロジックに陥り、ドアから入ってきたマウラの父親にみっともない姿をさらした。




