起床
あれこれ考えてるうちに30分を回っていた。おもむろに立ち上がって、冷蔵庫を空けてみた。すると、缶詰やらパックご飯、それにコーヒーやエナジードリンクがたくさん入ってる。ズボラなあの子を見越して、こんなラインナップにしてるのだろうか。缶コーヒーを1本拝借した。
そういや、親に伝えてはいるが、制服の洗濯も2日はやってないし、汗臭いから風呂に入りたい。彼女にはことわりを入れず、風呂に入った。シャンプーやリンスなどは、高そうなアロマ系のものだ。一応美容は気にしてるのか。少々使わせてもらって、いろいろ汚いものを洗い落とし、風呂を出て、カゴのバスタオルを借りた。カピカピで洗剤臭かった。足も適当に拭いて、なるべく床を濡らさないようにした。そして、洗剤まみれのアロマな空間から抜け出すと、エロティックでよどんだ生暖かい空気が僕を包んだ。
剣道の防具の臭い、紙コップからこぼれた精液やマウラが脱いだサキュバスのパンツや乳当てについた白い液、マウラ自身が垂らした液などがカピカピになって異様なゴミ臭さを放っていた。・・・資本主義の末路もこんなものだろうな。夢を見ていたんだ。間違いない。
僕は2日も洗っていない下着を着るのは気が引けたので、直にスラックスとワイシャツを着た。そういえばヒゲも伸ばしっぱなしだったな。早く剃ってスッキリしたい。そろそろ坊主頭にもしたいな。嵐のような日々を過ごせば、多少なりともいろんなことを整えたくなるな。そんなことを思いつつ、まだマウラは寝ていたので、白く汚れた股を弄ってやった。すると、急に起き上がり、顔をパチンとかなり強く叩かれた。
夜の私と朝の私じゃ、機嫌が違うんだから注意してよね。
あぁ、悪かった。
君は素直で助かる。
まぁね。そういえば、ちょっとお風呂使わせてもらったよ。あと下着もちょっと悪いけど洗濯してほしいかな。あと缶コーヒー1本もらった。
ま、それくらいならいいよ。
マウラは裸のまま廊下へ行き、床をキッチンペーパーを濡らしゴシゴシ擦っていた。そのあとサキュバスのランジェリーを風呂場で水洗いしたあと洗濯機に入れた。その洗濯機から、僕のパンツを取り出して、臭いを嗅いでからまた洗濯機に入れたのを目撃したが、今更のことだから黙認した。
ねぇさ、今着てるあんたのワイシャツも洗っちゃていいかな?
助かるよ。
彼女の着てるものが僕と大体同じサイズだったので、ワイシャツを脱ぎ、渡したあと代わりのワイシャツをくれた。サイズはぴったりで安心した。それに、全裸で献身的に動く彼女はなんとなくけなげに思えた。時間を見るとまだ7時前。彼女も洗濯を始め、すでに何もやることないし学校へ早く行って悪いに越したことない。
上履きなんだけど・・・。
あぁ今日は忘れない。あと、私のを履いてくれよ。
ええ?
お互い様ってやつ。
いや、マウラのやつって名前書いてるじゃん。
そんなの黒塗りにしちゃえ。
裸の真裏は、自分のバッグを持ち、部屋の端であぐらをかいて何かをしていた。ふっと立ち上がり、こちらへ近づいてきた。
ほら取り出せ。
どういう意味だ?
ちゃんと見てみろよ。
なんとマウラの膣から、ひょこっとペン先の蓋が突き出てた。
おい怪我するよ。
お前のチンコが入るんだからこんなの普通だろ。
しゃあない。
僕はゆっくりと引き抜く。ねばぁっとしてて、マウラも顔が赤くなっていた。
お前が朝、いじってきたのが悪いんだからな。あとこの借りは必ず返せ。
かなり面倒な要求を聞き流し、ヌルヌルとした感触を我慢しつつ、真裏の文字を黒塗りで消し去った。マウラは、僕の真似をしたいのか下着を身に着けぬまま、ワイシャツを着て、スカートを履き、ウエストを2回ほど折って昨日よりも一段ミニスカートだった。ワイシャツは、僕の汗の臭いがしたので、おそらく洗濯をするふりをして、僕のワイシャツを着たのだ。マウラ、今日は一段と変態度合いが増してるな。昨日のサキュバスがまだ乗り移ってるのだろうか。
彼女は今日も風呂に入らないつもりで、かなり汗臭い。こんなんで女子をやっていけるのか?それに、だいじなことを指摘しておいた。
風呂にはいらないのはいいけれども、白いのが脚にこびりついてるよ。
そんなのは歩いてるうちに取れるよ。それよりもあんたのほっぺたも私の手で赤く残ってるけどいいの?
それこそ、すぐに消えるだろ。
僕はじゃあといい、マンションをあとにした。




