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悪魔のマウラ

果たして、マウラにはそういう嗅覚があるのだろうか。いや、そんなものあるわけがない。あの子はどこかミステリアスな印象を身にまとっているが実は単純な論理で動いている。今日の裸足だって、無表情に堂々と足を晒していたのも、おそらく強がりだ。今日来たメッセージを見ても明らかだ。仮にニオイに反応したとしても、それは獣のようにフェロモンに惹かれてるだけだ。現に、昨日、上履きのニオイを嗅いだとき、マウラはただ酔っ払ってしまっただけだ。自分の足の匂いと、僕の足の臭いの区別もつかず、ただの匂いフェチ。

足立さんには、類稀なる嗅覚を見て取れた。人間は自分にはない才能を見てしまうと、それが得体のしれないものに感じてしまう。そのタイプのものだった。一体どうすれば、あそこまで気づくことが可能なのか。もしも、金沢さんにもその能力が備わっていたとしたら、何をしでかすか分からない。だが足立さんのようなまっすぐな人ほど、気持ちが折れた時の喪失感は半端なものではないからな・・・。今日ももしかしたら、何か僕とあの子との関係性が少しギクシャクしてしまったような、そんな不安を覚える。

そうこう考えているうちにマウラのマンション前へ着いた。一応、この時間には行くとメッセージを送ったが、改めてメッセージアプリを見ると、一件、マウラから、ドアをゆっくり6回ノックしなさい、とだけあった。暗号代わりとしてはまぁまぁいいのかもしれない。僕は適当な駐輪場に自転車を置き、マウラの一室のドアにて、


コン、コン、コン、コン、コン、コン


と、ゆっくり大きく叩いた。するとまもなくガチャリと鍵が開いた。しかし、扉を開けてくれない。埒が明かないので、自分からガチャリとドアを空けた。すると廊下の奥に悪魔のシルエットが見えた。そのシルエットに、さっさと入って鍵を閉めなさい、と低いゆっくりとした悪意のこもった口調で言われた。ガチャンと扉を閉めると真っ暗だ。だが目も慣れてきて、目の前の悪魔がリビングの扉から薄っすら差す光によって、シルエットだけは、ハッキリしていた。僕は鍵を閉めると、床に上がり服を全部脱ぎなさい、と命令され、言われたとおりに裸になった。


お前は、今ここで悪魔を目覚めさせた。


ゆっくり悪魔は近づくと、うわっくっさ、とマウラの地声が聞こえたので、もう茶番は終わりにしようぜ、と返し、電気をつけた。すると、パッツパツに食い込んだパンツに、乳房がはち切れんばかりの乳隠し。その後ろには悪魔の羽が生えていた。それに、悪魔の角が生えたカチューシャをした変態サキュバスが、まぶしそうな表情を浮かべた。もちろん、学校で見たまんまの生の足が伸びていた。


何すんのさ!せっかくこんな格好してやったのに。

それ、サイズ間違えただろ?


そういうと僕の伸びてしまっていた肉棒を動かし始めた。


全く口の減らないガキじゃのぅ。このサキュバス・マウラが調教してやるよ。


マウラは電気を消し、僕を四つん這いに座らせて、乳を搾られるように優しく握られ上下に動かされた。


本当に臭いねぇ。私この臭い好きかも。


真裏の表情は読み取れないが、学校の時の大人しいマウラとは真逆の変態性を露わにしているのは肌で感じる。それに完全にサキュバスの性格がマウラに憑依してしまっている。こうなったマウラを止められるものは、また郵便物か?


ガタン!


ちょうどその時、郵便物が入ってきた。しかし、マウラの手は止まらない。


とんだ邪魔が入ったのう。だが、この閉ざされた空間では、私を止められるものは誰もおらんのじゃ。


郵便物でも止められないうことは、もう生半可なことではこの状況は打開できないってことだ。このサキュバス、なかなか高級な魔族なのかもしれない。僕は、小さく、うっ、うっ、と喘ぎ声が出てしまう。その様子にマウラは可愛いねぇと言い放ち、どんどん手が早くなってくのが感じられた。マウラの動きも激しくなり、羽根でペチペチと尻を叩かれているようだった。


あっ!いっ!


その声とともに光だし、僕は、リズムよく、ビュッビュッと勢いよく出した。しかし、その液はそのリズムとともに紙コップに注がれていたような音がした。


昨日あれだけやったのに、一日でこんなに新鮮なやつ作れちゃうんだ。給湯器のパネルから薄っすら差す緑色の光が、紙コップのなかを照らし、ドロっとした半透明のスライムが光を反射した。


あぁ、ヤキザトの匂い・・・。ていうか下の名前って何ていうの?ボク?

はぁはぁ・・・ムツミだよ。

ボクちゃんでいいよね。

まぁそれでいいさ


僕は四つん這いになりながら、俯いて息を切らしていた。また、紙コップのことが気になっていた。それはすぐに分かった。マウラが目の前に来て、持っていたスマホの画面で僕の顔は照らされ、その脇に紙コップを置いた。画面からはなんと、僕がイク瞬間と、紙コップに液が注がれるのが見て取れた。だから光りだしたのか。


これどうするの?


するとマウラは紙コップに注がれた液を一口飲んだ。ちょっと不味そうな顔を浮かべたのは滑稽だった。すると僕にもその紙コップを向けてきた。


これ、私も飲んだんだから飲み干しなさい。

なぜ?

今日、私が裸足で廊下を歩いているときに、あなたがなぜ廊下にいたのか。私を笑いに来たんじゃろう?お互いに罪を背負った足を同じ場所に置いてはいけないのじゃ。だからその呪いを晴らしてもらう。


要は恥ずかしかったということだ。確かに、あの行為の主役となった足が公衆の面前で晒されてる事自体破廉恥なことなのだ。罪を全て被ってギロチンで散った悪役令嬢の頭が公衆の面前で晒されて、罵声を聞きながら最後の時を過ごすようなもので、その隣に主人公の頭まで置かれたら、この二人の身体は淫乱な関係で結ばれていたのだと、想像せざるを得ないのだ。実際そういうことがあったのだが、やはりその罪の重さを僕も理解し、一気に飲み干した。苦くて、ヌルっとして、生温かく、珍味だった。


フハハハハ。自分のなのに不味そう。


マウラの高笑いとともに、楽しそうな笑顔が見えた。今日一番、サキュバスらしくみえたが、マウラの本性だろう。満足そうに電気をつけ、カチュウシャとランジェリーを脱ぎ捨てた。パンツを脱ぐとき、ねばぁっと糸を引いた。その光景にはまた肉棒を元気にさせてしまった。


これさぁ、めっちゃキツくてヤバかったよ。

うん、そう見えるね。


マウラも裸になると、エロティックさが薄れたように見えたのは、やはりマウラの裸に、もう慣れてしまったということだろう。ただ、僕の臭いのせいか、顔が赤らみ、乳房が張って、若干広げた脚の真ん中から、ツゥーっと白い液が床まで垂れていた。その液は足にも伝わり、土踏まずに流れ込んでいた。足の指は上側に向いて、広げてウネウネと動かしていたので、性感が足先まで伝わってるのが感じられた。

その姿に耐えきれなくり、思い切り抱いた。ちょうど肉棒が、膣の奥に入り込んだ。キスをしながら、僕は彼女の柔らかさと、彼女は僕の臭さを味わった。そして、お互いの汚れた足の指が絡み合う。フゥーと一旦離れ、一呼吸した。


それはそれとして、リビング来てよ!

そういえば、僕を撮影した動画どうするの?

それもそれとして!


また、話をはぐらかされてしまった。それにしても、これからが本番といったところだろうか?まだ、彼女の汚れた足の裏もハッキリ見てないし、上履きも回収してない。

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