第二十八話 黒竜グラドス
黒炎が迫る。
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圧倒的な熱量。
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圧倒的な破壊力。
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アークは本能で理解した。
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受ければ終わる。
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空港ごと消し飛ぶ。
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「アーク!」
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アイリスの叫び。
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しかし。
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逃げる暇はない。
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間に合わない。
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その瞬間。
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蒼空のレガリアが輝いた。
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蒼い風。
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眩い光。
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剣から無数の風が吹き上がる。
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アーク自身も驚いていた。
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こんな力は知らない。
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だが。
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身体が勝手に動く。
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記憶が導く。
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『空を裂け』
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誰かの声。
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アルトだった。
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アークは剣を振る。
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蒼い斬撃。
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巨大な風の壁が生まれる。
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黒炎と衝突。
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轟音。
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空港全体が揺れる。
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爆風。
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視界が白く染まる。
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数秒。
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誰も何も見えない。
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やがて。
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煙が晴れる。
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アークは立っていた。
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風の壁も消えている。
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しかし。
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黒炎も消えていた。
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相殺。
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完全ではない。
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それでも防いだ。
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空港を守った。
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周囲が静まり返る。
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兵士たちも。
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学者たちも。
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誰もがアークを見ていた。
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グラドスが低く笑う。
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「良い」
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その声には本当に感心したような響きがあった。
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「やはり継承したか」
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アークは息を整える。
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まだ手が震えていた。
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今のは偶然に近い。
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次もできる保証はない。
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その時。
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ヴァイスが前へ出る。
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黒い剣を抜く。
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「遊びは終わりだ」
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グラドスの黄金の瞳が細くなる。
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「ノクトの継承者か」
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ヴァイスは何も答えない。
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ただ。
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剣を構える。
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次の瞬間。
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消えた。
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誰も反応できない速度。
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アークでさえ見失う。
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黒い閃光。
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そして。
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グラドスの首元に斬撃が走る。
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ギィン!!
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金属音。
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鱗が砕ける。
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しかし。
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浅い。
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「硬いな」
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ヴァイスが初めて不満そうな声を出す。
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グラドスは笑う。
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「当然だ」
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巨大な尾が振り抜かれる。
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ヴァイスが吹き飛ぶ。
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いや。
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避けた。
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空中で体勢を変える。
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そのまま着地。
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無傷。
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二人とも化け物だった。
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フィンが呟く。
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「人間やめてる」
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「同感です」
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セレスも頷く。
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その時だった。
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星記のレガリアが輝く。
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セレスの周囲に文字が浮かぶ。
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彼女は目を閉じる。
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知識が流れ込んでくる。
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そして。
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ある情報を掴んだ。
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「核!」
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全員が振り向く。
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「胸じゃない!」
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「額です!」
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グラドスの額。
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ネフィリムの紋章。
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そこが核。
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ヴァイスが目を細める。
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「なるほど」
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グラドスは笑った。
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「面白い娘だ」
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正解らしい。
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アークは剣を握る。
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核。
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なら狙うしかない。
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しかし。
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高い。
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巨大すぎる。
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届かない。
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その時。
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アイリスが前へ出た。
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全員が驚く。
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彼女は戦えないはずだ。
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だが。
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アイリスの瞳が蒼く輝いていた。
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創世の力。
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眠っていた力が少しずつ目覚めている。
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「アーク」
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静かな声。
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「信じて」
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何を。
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そう聞く前に。
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アイリスは両手を合わせる。
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蒼い光。
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優しい光。
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世界そのものが応えるような力。
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そして。
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アークの背中に翼が現れた。
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蒼い翼。
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風でできた翼。
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全員が固まる。
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アーク本人が一番固まる。
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「え?」
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フィンが叫ぶ。
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「生えたぁぁぁ!?」
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至極まともな反応だった。
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しかし。
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今はそれどころではない。
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グラドスが初めて驚いた顔をする。
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「創世の力か」
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アイリスは息を切らしている。
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まだ完全には使えない。
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長く持たない。
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だから。
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アークは理解した。
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今しかない。
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蒼い翼が羽ばたく。
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身体が浮く。
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空へ。
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黒竜の額へ向かって。
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グラドスが笑う。
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「来い」
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黄金の瞳が輝く。
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「アーク」
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その声と共に。
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空中決戦が始まった。




