第十九話 知っていた名前
「お久しぶりです」
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マルクトは微笑んでいた。
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まるで旧友に再会したように。
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穏やかに。
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優しく。
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それが逆に不気味だった。
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アークはアイリスを見る。
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彼女の顔色は真っ白だった。
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震えている。
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初めてだった。
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ここまで怯えた姿を見るのは。
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「アイリス」
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声を掛ける。
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しかし返事はない。
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ただ。
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マルクトを見つめていた。
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その瞳には恐怖が浮かんでいる。
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「知ってるのか」
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アークが聞く。
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アイリスは唇を噛む。
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答えられない。
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いや。
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答えたくないのかもしれない。
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その時。
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ヴァイスが前へ出た。
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黒い剣を構える。
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「下がれ」
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冷たい声だった。
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マルクトは笑う。
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「相変わらずですね」
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「黙れ」
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「ノクトの継承者」
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空気が凍る。
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アークの視線がヴァイスへ向く。
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ノクト。
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千年前の英雄。
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歴史から消された男。
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マルクトはその名を当然のように口にした。
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ヴァイスの表情は変わらない。
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しかし。
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剣を握る手に力が入っていた。
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「その名前で呼ぶな」
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「なぜです?」
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マルクトは本当に不思議そうだった。
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「あなたはノクトでしょう」
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「違う」
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即答だった。
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そして。
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ヴァイスは続ける。
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「俺はヴァイスだ」
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その言葉に。
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なぜかアークの胸が少しだけ熱くなった。
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アルドが言っていた。
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アークはアルトではない。
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ヴァイスもノクトではない。
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記憶を継いでいても。
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別人だ。
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それは大事なことだった。
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その時。
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星記のレガリアが輝く。
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蒼い光。
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空へ広がる文字。
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まるで何かを待っているようだった。
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マルクトが手を伸ばす。
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「さあ」
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「こちらへ」
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誰へ向けた言葉か。
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全員が分かっていた。
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アイリスだ。
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アイリスは一歩後ろへ下がる。
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アークの後ろへ。
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隠れるように。
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マルクトは少し寂しそうに笑った。
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「覚えていないのですね」
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「……」
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「無理もありません」
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「千年も経ったのですから」
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千年。
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その言葉に。
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全員の表情が変わる。
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セレスが息を呑む。
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フィンは理解が追い付いていない。
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グレンだけが黙っていた。
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そして。
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アーク。
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彼だけが。
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アイリスを見ていた。
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千年。
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そんな話より。
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今のアイリスの方が大事だった。
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彼女は泣きそうだった。
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何かを思い出しそうで。
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思い出したくなくて。
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苦しそうだった。
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「アイリス」
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アークは前へ出る。
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マルクトとの間に立つ。
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「嫌がってる」
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静かな声だった。
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「だからやめろ」
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マルクトはアークを見る。
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そして。
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初めて興味を示した。
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「なるほど」
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「アルトの継承者」
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またその名前だ。
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アークは眉をひそめる。
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「俺はアークだ」
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今度は自分が言う番だった。
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ヴァイスが僅かに目を見開く。
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アイリスも顔を上げる。
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マルクトだけが笑った。
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「そうでしたか」
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「失礼しました」
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口では謝っている。
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だが。
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全く反省していない顔だった。
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その瞬間。
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空が暗くなる。
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巨大な影。
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黒い雲。
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いや。
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違う。
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翼だった。
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とてつもなく巨大な翼。
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セレスティア全体を覆うほどの。
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全員が空を見上げる。
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アルドの顔色が変わった。
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「まさか……」
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震える声。
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学者としてではない。
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一人の人間としての恐怖。
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「ありえない」
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マルクトは笑う。
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心から嬉しそうに。
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「ようやく」
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両手を広げる。
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狂信者のように。
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「目覚める」
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その瞬間。
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雲の中から。
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巨大な黒い瞳が開いた。
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世界を見下ろすような。
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圧倒的な存在。
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誰も動けない。
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本能が理解していた。
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あれは駄目だと。
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見てはいけないものだと。
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アイリスだけが震える声で呟く。
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「ネフィリム……」
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伝説。
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神話。
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千年前の災厄。
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その名を持つ存在が。
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ついに姿を現そうとしていた。




