最終章 読者に届けよう〜そのための言葉を見つめ直す〜
執筆について、語ることはない。何故なら、此処はそれぞれの個性の発揮場所だからだ。
テクニックはある。あるが、それはこの創作設定論で書く話じゃない。
一つだけ言えるのは「語尾が重ならないように気をつける」ぐらい。
よくありがちな文章に「〜〜した。〜〜た。〜〜だった。」と過去形や断定形が続くものがある。私が小学生の作文と揶揄する文章ね。
私は書き上げたあとにこの語尾を「〜〜した。〜〜する。〜〜だった。」と変える。それだけで印象が違わない?
これだけで文章が作文から作品になったように見えてくるし、動きに臨場感が出る。どうしても重なるところは、段落を分けるようにしたらいい。現在形が続くのも避けたほうがいい。
では、快適な執筆ライフを!
▶執筆のあとにすること
ここまで来たら、ある程度書き上げよう。
それは何処か区切りの部分だ。私は章ごとの区切りをオススメする。というのも、作中の区切りは、シナリオも一段落しているからだ。
公開のタイミングは人それぞれ。
書き溜めて連載する人も居れば、私みたいにどんどん投稿しちゃう人も居る。私は特に遅筆なので、書き溜めはしない。
私の速度は、歴史小説で8000字書くのに大体一ヶ月掛かるが、オルガは一日3500字ぐらい書ける。二次創作のガン○ムは一日2500字ぐらいだった。これは仕上がり文の文字数だが。
これを毎日投稿しても、なかなか読まれないのに、なんで『実践!創作設定論』ばかり読まれるんだ?
と、話が脱線したので元に戻そう。
公開する段になったら一度以下のものを見直してほしい。
・ジャンル
・あらすじ
・ログライン
・タグライン
これはそれぞれ役割が違う。ジャンルの分類学上の区分けと、実際のサイト運営に違いがあるので非常に面倒だったりもする。
例えば歴史改変物は分類学上は「SF」のオルタネート・ワールドという区分に入る。また、ファンタジーというのは異世界である必要はなく、幻想世界(神話に登場するような怪物や技術が出てくる世界)であればよい。ハイファンタジーは細かく世界設定を組み上げた作品群のことで、ローファンタジーとは既存の世界観・伝承・ゲーム世界などを基盤にした作品群をいう。
ところが投稿サイトでは、独自の解釈で分類を行っていて、架空戦記や歴史改変が歴史ジャンルに打ち込まれ、歴史作品が埋もれるという現象が起こっている。
ちなみに、スペース・オペラもファンタジーも、本来はSFの一ジャンルだった。けど、コアなSFファンが否定した結果、別ジャンルとして成立した。スペース・オペラは、SFほど科学的検証を必要としない、宇宙を舞台としたファンタジー作品くらいのニュアンスだね。
この両者のジャンルに、全く意味はない。仕上がった作品を読みそうなユーザーがいそうな棚に並べるだけの話でしかないので、私みたいにこだわらず、冷静に判断してほしい。
それと、あらすじ・ログライン・タグラインは第五章で説明したものを見直すことをおすすめする。此処はチャットGPTにまとめてもらってもいい。人間よりルールに従って要約するのは得意だから。
あらすじは読者というより、編集者向けといえる。というのも、色んな人に話を聞くと、あらすじを読んでいない人の方が多いからだ。それよりはログラインとタグラインが重要だ。
タグラインはポスターのキャッチコピーのように「読者を惹き付けるための文章」だ。簡潔でリフレイン効果の高いものがよい。長いより短い方が「覚えてもらえる」ので、そこを目指すといい。例えば本作では「天才ではない凡人のための実践創作論」となっている。
インパクト重視。
でも嘘であってはいけない。
大事なのはここ。
それに対しログラインというのは少々長い。「これさえ読めば無駄な設定を作る時間を執筆に回せ、エタらず、筆も止まらない作品環境を整えることができる実践的方法論」ぐらい。
この四つを見直したら、投稿してしまおう。
ただ、投稿サイトはよーーーく、選んでほしい。
というのも、サイトごとに集まる読者層は違う。読みそうな読者がいるサイトへ投稿するのでなければ、無駄な努力になっちゃう!
複数のサイトに投稿して、動きのいいサイトだけ残していくのがいいかも?
諸君の健闘を祈る!
フォースの共にあらんことを……




