35.Noxlunaris
ステージのモニターに月と扉が現れた。
【うぉーーーー!】
そしてNoxlunarisの曲のイントロが流れ始め、凛音が扉から現れて階段を降りた。
凛音が現れた瞬間に会場はペンライトの色を凛音のメンバーカラーの白にしていた。
凛音が歌い出し続けて琴莉、瑠奈、涼葉、翠と順番に自分の歌うパートのタイミングで現れその都度、会場もペンライトの色を変えていった。
サビに入り全員で歌うパートになった。この時に会場は各々好きなメンバーの色にしている。
サビを歌い終わり間奏に入った。
「みんなお待たせ!Noxlunarisだよ!今日1盛り上げてね!」
【はーーーーい!】
観客はコールのタイミングになったらステージの音に負けないくらいの大きな声を出し盛り上げた。
1曲目が終わりMCに入った。
「はーい、みんなこんにちは!」
【こんにちはー!!】
「改めまして、あたしたちは」
「「「「「Noxlunarisですー!!」」」」」
「みなさんライブは楽しんでますか?」
【いぇーーーい!】
「配信チケットで見ているみんなも楽しんでますかー?」
「コメント見てますよ」
「楽しめているようでよかったです!」
「いやもう楽しみまくってるでしょ!会場なんてさっきの曲のコール、私のイヤモニ貫通して聞こえてたよ!?」
観客から笑いが起きた。
「スタッフさんにイヤモニしてると会場の声が聞こえずらいって聞いていたけど全然そんなことなかったんですけど」
「僕もびっくりしたよ」
「驚きだよね〜」
「まだまだ盛り上げるけどついてこれるかー?」
【いぇーーーい!】
「あれ?さっきより声小さいんじゃないんですか?まだまだ声出ますよねー?」
【いぇーーーーーい!!!】
「おっけー!次の曲行くよ!」
2曲目が始まったと同時に通常衣装からアイドル衣装に変わりバラード系やテンションの上がる曲を3曲歌っていった。
観客はステージのライトの色によってペンライトの色を変えたり曲に合わせてペンライトを振っていた。
「はぁはぁ、一気に3曲歌ったけどどうだった?」
【さいこーー!!】
「ありがとう!」
「そういえば僕たちの3Dライブ初披露だけどダンス上手く出来てるかな?」
【みんなダンス上手いよー!】
【翠ちゃんかっこいいよー!】
「よかった〜、必死に練習したかいあったね!」
「この中だと涼葉がダンス経験者だからリーダーをやってくれたんですよ」
「ゲストパートのメンバーでも教えてもらったのにこっちでもお世話になっちゃったよ〜」
「琴莉ちゃんはそうだね。リーダーは大変だったよ〜あたしはそういうのに向いてないから」
「しっかり僕たちをまとめれていたと思うよ」
「涼ちゃんのおかげでみんな上手くなったよ!ありがとう!」
【ありがとう!!!】
「またこれ?こういうの照れるんだよ!」
「顔真っ赤ですね」
「もう凛音!それ言わなかったらみんなには分からなかったのに!」
【涼ちゃん可愛いよー!】
「あーも話題変えよ!」
「これ以上いじったら涼葉が帰っちゃうかもなのでこの話はおしまいにしましょう」
ここでも観客から笑いが起きた。
「そういえば私、ライブといったらこれってやつやりたいんだけどいいかな?」
「えーなになに?」
「まずはみんなとコーレスがしたい!」
「いいね!やろやろ!」
「みんなそれぞれやろうか。それじゃあ私から順番にいこうか!」
打ち合わせで決めた順番にやることにした。ちなみに今のステージの立ち位置は琴莉、涼葉、瑠奈、翠、凛音の順に立っている。
「それじゃあ行くよ!男子〜」
【うぉーーーーー!】
男性の野太い声が会場に響いた。
「女子〜」
【きゃーーーー!】
会場の男女比が7対3くらいで男子よりも人数が少ないが声は出ている。
「アリーナ〜」
【うぉーーーー!】
「2階席〜」
【うぉーーーー!】
「3階席〜」
【うぉーーーー!】
「最後に」
「「「「「みんな〜」」」」」
【うぉーーーーー!】
「みんな元気だねー」
「女性が意外と多かったですね」
「貴重な女性リスナーだね!全員、私のリスナーになってくれないかな」
「琴莉は本当に女の子が好きだね」
「当たり前じゃん!」
琴莉が女の子が好きなのは有名なことだ。
「次はみんなのウェーブがみたい!」
「綺麗そうでいいじゃん!」
「どういうウェーブをやります?」
「じゃあ定番の前から後ろにいくやつで!あとみんなにはペンライトの色をそれぞれ立っているメンバーの色にしてほしいな」
会場のペンライトの色がステージから見て右から黄、紫、青、緑、白になった。
「それじゃあいくよ!それ!」
指示通り観客の人たちは前からだんだん後ろの方に波がおきていった。
「「「「「お〜〜〜」」」」」
「めっちゃ綺麗だね!」
「後ろまでいったら戻ってきて!」
波は1番後ろまでいき前の方に戻ってきた。
「ゴーール!みんなありがとう!」
「すごかった〜!」
「ね〜すごかったね〜!」
「これ見ていて楽しいね!」
「またやりたいです!」
「出来るよ!またライブをやればいいんだよ!ね!みんな!」
【うぉーーーーー!】
「じゃあまたこれを出来るようにもっと頑張らないといけないですね」
「そうだね!」
「とりあえずは今日のライブをみんなに楽しんで貰えるように残りも頑張ろ!」
「それじゃあ次の曲に行こうか!」
曲が流れ始めたが観客は少し戸惑っている。BGMが流れているのか曲が始まっているのか分からないからだ。
Aメロに入り涼葉と瑠奈が歌い出したことによって観客は新曲だと気づきテンションが上がった。
この新曲はアイドルソング全開の曲になっており可愛い要素もあり盛り上がる曲になっている。
そして所々にウィンクや指ハートなどファンサをする場面が多くファンには嬉しい振り付けになっている。
曲が盛り上がっていきサビに入る直前に新衣装に変わった。
【うぉーーーーー!】
この新衣装は黄と白を基調とした新しいアイドル衣装になっており先ほどまでが青と黒を基調としたカッコ可愛い系の衣装だとしたらこの新衣装は可愛いに全振りした衣装になっている。
観客は新曲で知らない曲のはずなのに一体感がある。
曲も終わり最後のMCに入った。
「みんなー!新曲、新衣装だよー!」
【可愛いよーーー!】
【最高ーーーーー!】
「ありがとう!」
「この新衣装は新曲に合わせて可愛く仕上げてもらったんだ〜」
「そうそう!あたしが新曲出すなら新衣装も出したいよねって提案したらみんなも賛成してくれたから衣装を描いてくれる人に頼んだよ!」
「この衣装は私たちNoxlunarisをイメージして月をモチーフに作ってくれたんです」
「こことかここに月があるんだ〜」
瑠奈は帽子とスカートの部分に散らばっている月をさした。
「みんな衣装みたいよね?」
【見たーい!】
【回って〜!】
「そうだね!回ろうか!」
5人は一斉にゆっくり回りだした。
「どうだった?」
【可愛い〜!】
「だよねだよね!」
「絵師さん!可愛い衣装にしてくれてありがとうございます!」
「そしてここで1分だけ写真撮影をOKにします!」
【うぉーーーー!】
観客の人たちは急いでスマホを用意しだした。
「配信チケットのみんなもライブが終わったらSNSでハッシュタグをつけて投稿してね!」
「それじゃ撮影開始!」
一斉に写真を撮り出した。
「あたしたちなんかポーズとった方がいいかな?」
「そうだね!じゃあハート〜」
瑠奈は胸あたりに両手でハートを作ってポーズをとった。
「凛音ちゃん一緒にハート作ろ!」
「いいですよ」
凛音と琴莉は大きいハートを作った。
【ルミナスてぇてぇ!】
「あれはてぇてぇですわ」
「てぇてぇからしか得られない栄養がある」
「みんな撮れ!」
このあとも短い時間だがギリギリまで撮影が行われた。
「はい!終了!スマホしまって!」
「仕舞わないと始めないよー」
みんながスマホをしまったことを確認してから話を始めた。
「実は告知があります!」
「このあと21時から新曲のMVがNoxlunarisのチャンネルにて出ます!」
「「「「いぇーーい!」」」」
【うぉーーーー!】
「このライブを思い出しながら聴いてくださいね!」
いいお知らせをしたところで悲しいお知らせをしないといけない。
「そしていよいよラスト2曲になりました!」
【え〜〜〜〜!】
【今きたばっか〜】
「だよね!時間経つの早いよね!」
「もう終わってしまうんですね」
「まだまだやりたい〜」
「次はNoxlunarisだけでライブが出来るようになろうね」
「そうだね。それなら僕たちだけでもっと歌ったり出来るしね」
「みんなは次、どこでライブやってみたい?」
瑠奈は4人に聞いてみた。
「武道館とかドームは最終目標感があるからやっぱりアリーナじゃない?」
「だね。キャパ1万人くらいの所を目指したいからアリーナはありだね!」
「じゃあ次はアリーナでライブが出来るように頑張らないといけませんね」
「それまでに歌やダンスをもっと上手くなろうね」
「あたしたちの曲だけでライブがやれるように曲ももっと増やそう!」
次のライブに向けてやることが沢山ある。
「みんな!これからも応援してね!」
【はーーーーい!】
「じゃあ最後2曲行くよ!」
始まった曲は昔から有名なボカロの曲を今回のライブようにアレンジしたリミックス版になっている。
知らない人の方が少ない曲なのでみんなペンライトの色を合わせてリズムよく振っている。
そして最後はNoxlunarisの1番人気の曲で締めくられラスサビで銀テープが飛ばされた。
「みんな最高のライブありがとう!」
「ライブを盛り上げてくれてありがとうございました!」
「今日で帰る人は家に着くまでがライブだから気をつけて帰ってね!」
「明日もイベントに参戦する人は明日も楽しい催しがあるから一緒に楽しもう!」
「また配信で会おうね!」
モニターに再び扉が現れ5人は階段を上り扉を潜っていった。
ライブが終わり観客の中にはやり切った人もいれば椅子で余韻に浸っている人もいる。
アナウンスにて規制退場のお知らせがあり、観客の人は会場から出ていった。
俺はライブを終えたNoxlunarisのメンバーに声をかけに行った。
「みんなお疲れ様!ライブめちゃくちゃよかったよ!」
「ありがとうございます」
「どう私たち可愛かった?」
「可愛かった!最高のアイドルだった!」
「ふーん」
琴莉は自分から可愛かったか聞いてきたのに褒めたら照れてしまった。
「ライブ楽しかった〜!」
「だね〜」
「観客のみんなも楽しそうだったね」
「コーレスの声すごかった〜」
「ステージに立たないとできない経験でしたね」
「またやりたい〜」
「一応あたしたちは明日、Vプロのゲストで出るからまたステージに立てるんだけどね」
「そうだった!明日もあるし今日は早く休まないと!」
「まぁ今日はゆっくり休んでくれ。明日はライブ以外にもやることは沢山だからな」
「「「「「はーい」」」」」
みんなは帰る準備をするために控え室の方に向かった。
「よし!まだ明日もあるし俺も頑張るぞ」
ライブは終わったがまだ明日、トークショーなどがあるので今日の作業を早く終わらせることにした。




