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 そうした記号的な特徴は、ある意味、鉄板だ。


 その属性を一目で伝えるための演出として、よく用いられる。


 ゲームでは、それで、プレイヤーは敵の能力をある程度予測できる。


 例えば、


「火なら、水とか氷の属性が有効かもしれない」


 とか、


「水なら、雷だろうか」


 とか、そういう具合である。


 そのように、自然と攻略法を考え始める。


 しかし、この世界は、ゲームではない。


 属性の相性が、そのまま勝敗を決めるとは限らない。


 そもそも、その属性の判定とか、そういう判断からになる。


 もっと言えば、その属性の実在性とか、そういう判断からになる。


 だから、知識は、あくまで参考程度に留めておくべきである。


(……)


 この異世界には、火と水と風と土の四天王が存在するらしい。 


 少なくとも、冒険者ギルドなどで、これまで集めてきた情報では、そう聞いている。


 逆に言えば、それだけである。


 それ以上の詳しい話は、ほとんど伝わってこなかった。


 それ相応に曖昧模糊(あいまいもこ)とした感じだ。

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