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8-154

 ぴゅうと風が鳴る。


「……」


 俺は、スウェンの次の言を待った。


「南から北へ、あの群れが北から南へと街に向かってくるのとは、逆向きに吹いていました」


 と、スウェンが、言った。


「……」


「音は森へ流れ、こちらには届きにくかったのかもしれません」


 俺は、思い返す。


 確かに、今日の街の旗は、ずっと北側へはためいている。


 なるほどである。


 なるほどの次に、


「その世界!」


 などと、言葉を継ぎそうになるのをふいにこらえて、静かに頷いていた。


 スウェンの言っていることは、的を射ているように思えた。


 そして、もう一つ、疑問に思ったことを、口にしていた。


 その疑問が、素人じみていや素人丸出しなのは、わかっている。


 だが、ここまでくれば、ままよである。


 川の流れのように、流れで聞く。


 セットで聞いてしまったほうがいい。


 俺は、そう判断した。

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