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マーシャルとはそのような会話があったのだ。
"紫紋の聖服"
とんでもなく中二心をくすぐるニュアンスの名前の登場である。
しかし、である。
名前以前の問題がありすぎると思われた。
"紫紋の聖服"。
何とエキサイティングな防具名だろう。
だが、である。
俺の学生服は、どこまでいっても単なる学生服である。
しかも、である。
紋章ではなくて、校章だ。
学生服が何とか聖騎士だというのなら、いかがなものか。
それこそ、聖騎士まみれの学校ということになってしまう。
聖騎士まみれともなれば、いかがなものか。
それこそ、インフレどころの話ではない。
それに、よしんば聖騎士専用のような防具というものがあったとして、そのような防具が俺のような一般人に着こなせるわけもない。
聖騎士を連呼した。
いや、連呼しすぎたが、とどのつまりマーシャルの憶測は的外れでナンセンスだ。
これでは、いわく、聖騎士のバーゲンセールである。
聖騎士はそのような安売り投げ売りの対象でもないだろう。





