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ロウナの恰好は、きっちりかっちりメイドのイメージそのものである。
それこそ、たらればの極みだが、もし山田がこの場にいたのならば、
「ロウナたそ、萌え~」
とか、
「ロウナたん、オムライスおいしくなる魔法よろよろっ!」
などと、言い出しかねない。
言い出しかねないのだ。
(……かもな)
と、心中軽く息をついた。
ロウナを見て、そんなことを考えてしまっていた。
ロウナは、俺の視線に気づいたのか、
「なにか?」
と、聞いてきた。
俺は、
「いえ。なんでもありません」
と、誤った。
どうやら余計な気を使わせてしまったようだ。
ロウナは、眉をひそめて、
「あの。いいでしょうか」
と、言った。





