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返ってきた答えは、変わるのは美少女ゲーマーの宿命だということだった。
「お前に、○○タンから○○たそに嫁を変えなきゃいけない苦しみがわかるのかっ?」
「……お、おう……」
「推しのヒロインを一人も挙げられないお前は、もうその時点で終わってんだよ!」
「……お、おう……」
そんな会話をしたのを覚えている。
かくのごとくだ。
山田は、美少女ゲームに造詣が深い、サブカルチャーの権化のようなやつだった。
山田は、学校の授業がない休日になるとよく電気街と称された街まで出かけていた。
加えて、電気街と称された街にあるメイド喫茶にもやたらと詳しかった。
「新人さんの○○タンの『おかえりなさいませっ♪』……って、サイコーかよっ?」
「……お、おう……」
「あの○○たその『もえもえきゅん♪』……って、サイコーじゃんっ?」
「……お、おう……」
「やっぱり『おいしくなーれ♪』……って、サイコーだろっ?」
「……お、おう……」
そんな会話をしたのを覚えている。
(……)
俺は、軽く頭を振った。
そんなこともあったものだ。





