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「この度はありがとうございました」
と、言ってから、
「三匹とも無事に保護していただいたようで」
と、頭を下げたゲイナーだった。
丁寧な謝意の言葉だった。
子猫のイチローとジローがにゃーんと鳴いた。
ここには、二匹の子猫がいる。
片方は、イフの頭の上に乗っているイチローである。
もう片方のその子猫の毛色は、ぶちである。
そして、首輪を付けていた。
そう、イチローと同じ首輪である。
この子猫は、パリーピに保護されていた、ジローである。
ラテュレの胸元にいるジローである。
ジローは、そのまま丸くなっている。
自然、抱きかかえるような格好になっているラテュレである。
ここで、
「ただ……」
と、若干困惑気味の口調のゲイナーは、
「サードがいないようですが」
と、続けた。





